研究ノート(大学教員の徒然)

なかたにじゅんいちの個人ブログです。

マーケティング研究ブログするつもりが、最近は専ら戯言の類(主にアニメネタ)ばかりです。本当にスミマセン。
※本ブログの内容は個人的見解であり、当然ながら所属組織及び企業の意見を代弁するものではありません。

 Youtube上から、ユニコーン、奥田民生の楽曲が消されてしまったというお話。

先日、1月13日に「【祝!ユニコーン復活】奥田民生がイイ! 」というエントリーを
書きました。その日から何日後かは定かではないのですが、

Youtubeから、ユニコーン、奥田民生楽曲が消えました。

本日段階で例えば「さすらい」と検索してみれば、結果は↓のような状態。

「さすらいのギター」って何?
思わず聴いちゃいましたよ。


何度も繰り返しになりますが、
あれだけ無法状態だったユニコーン、奥田民生楽曲が、1曲残らず消えているのです。

全て、レーベルによるYoutubeに対する削除申請がされ、片っ端から消されたようです。

まぁ、著作権的にはもちろんNGとはいえ、ユニコーンが復活した矢先、これまで散々放置していたのにあまりに露骨過ぎますよ・・・

そりゃ、今年は復活に伴い、ニューアルバムも出しますよ、そして、ユニコーンを知らない世代の人たちにとっては、昔の楽曲にも興味が行き、昔のアルバムの売り上げも見込めるでしょう。

しかし、ですよ。こうもYoutubeから一斉削除は、かえってマイナスなのではと思うのです。

「youtubeにアップされていたのでは、CDが売れない。全部粛清じゃぁ!」

というのが、レーベル側の理屈なのでしょうが、本当にYoutubeに楽曲が掲載されていたらCDは売れないのでしょうか?適正な範囲での無料共有は、むしろ楽曲の有料販売につながるとおもうのです。

そもそも、
気になる楽曲があったら、ネットで探して聞くという世の中の流れは止められないでしょ。
VEOHで調べてみたら、まだユニコーンも奥田民生楽曲も少ないですが残っていますし。
イタチごっこですね。


 本当に欲しい楽曲ならば、消費者の多くはちゃんと買いますよ。Youtubeはあくまで試し聴き、もしくは、買うまでもない、無ければ別に聞かなくてもいいやというレベルのモノですよ。ユニコーンはそんなレベルじゃないでしょ。正規楽曲は規制するとしても、いろいろなライブ映像なんかは積極的にレーベルがアップしていくべきじゃないですかね。

 自身が愛用しているnapsterには最近邦楽が大量投下されているのですが、初めて聴くアーティストなんかも多くて、それはそれで興味をもつきっかけに確実になっていますし。

 未だ日本のレーベルは旧態依然の思考回路という印象を受けますねぇ。ユニコーンは応援したいけど、なんか、Youtebeに対して一生懸命削除依頼をしているレーベルを潤したくないなぁと思う次第。なんか残念な気持ちになってます。

 日本国内において音楽著作権、レーベルのビジネスモデル、止められない動画共有サービスの折り合いがつけられるのはいつのことになるのやら。

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 Office IME2007に堪忍袋の緒が切れてATOKに乗り換え、ATOKの戦略について考える。
 というお話。

 使えないのはわかっていたのですが、
 OFFICE2007をインストールしてから、勝手にOFFICE IME2007にされていました。

 でもこれまで、まぁ我慢しきれる範囲内と自分のなかで自己完結していました。

 きっかけは、「窓の杜」の入力ストレスだった。

 フリーソフトの展開に際するマーケティング手法を検討することになり、
 そういうことで、世の中のフリーソフトダウンロードサイト調査に取りかかり、
 まずは、ベクターと窓の杜の状況をチェックしていたわけです。

 調べたことを資料をまとめていた訳で、何度も「窓の杜」と入力する必要がありました。

 「まどのもり」と入れると「窓の森」となるのです。文節は[窓の][森]です。
 まぁ、最初はしょうがないかと思い、「森」は「杜」に変換するわけです。

 が、しかし、次、同じように「まどのもり」と入れると、このお馬鹿なIME2007は、
またしても、「窓の森」と変換するわけです。仕方ないから、森を、杜に変更しようとスペースキーを押すわけです。すると、杜が、選択肢の下の方にあるのです。1回じゃまだ学習しないのかなぁとまぁ、まだ良いのです。3回目、キレました。杜は森となり、変換しようにも、杜が選択肢の下のままなのです。

 思えば、Office IME2007 にしてからそんな事ばっかりだったことが鮮明に思い出されるのです。なんで今の今まで我慢して使っていたのだろう。自分が腹立たしくなるわけです。

 さて、Office IME2007 を辞めるとなると、まぁ選択肢としては、MS IMEに戻すか、ジャストシステムのATOKとなるわけです。

 2万円近くお金払ってまではどうしたものかと思ったら、こんなのがありました。

 月々300円の定額制サービス。2008年9月から開始されていました。
しかも、30日の試用版あり。小生のような状態に陥った人の為のサービスじゃないですか。早速、インストール。

 最初に入力した文字列は当然「まどのもり」

結果はもちろん、

 「窓の杜」一発表示!!!


こうですよ。こうでなくちゃいけません。その他も大変賢い。

 ATOKに変えて気づいてしまったのです。
Office IME2007を使用していたとき、どれだけ文字入力が非効率だったか。
ということを。どれだけ、無駄な時間を浪費していたか、といことを。

 ATOKに、それぐらい感動しました。いやぁ、何でもっと早く変えなかったのか。
いや、でも、月額300円定額制というのが無かったら、MS IME にしていたことと思われます。という意味では、ジャストシステムのマーケティングの勝利ということか。まんまと術中にはまってしまいました。

 それにしても、パッケージソフトが売れていないのでしょうね。ジャストシステムも大きな戦略転換の必要があったのでしょう。そしてジャストシステム社内でも、相当な議論があったことと思われます。

 結局のところ、現段階で定額制300円がどの程度広がっているのかはわかりませんが、
目先のDL版、パッケージ版ATOKの販売売り上げよりも、価格を一気に下げ、新規顧客獲得が中長期的に有効と最終的に判断したのでしょう。それもATOKに商品力があるからこその販売戦略。

 ジャストシステムの回し者のようなエントリーになってしまいましたが、
ともあれ、あっぱれATOK。がんばれATOK。ということ。もうすぐATOK2009もリリースされます。
 

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