研究ノート(大学教員の徒然)

なかたにじゅんいちの個人ブログです。

マーケティング研究ブログするつもりが、最近は専ら戯言の類(主にアニメネタ)ばかりです。本当にスミマセン。
※本ブログの内容は個人的見解であり、当然ながら所属組織及び企業の意見を代弁するものではありません。

気がつくと10月下旬突入です。

前回のエントリーを確認してみると、筑波大学大学院の研究計画書を書き出したタイミングでした・・・(汗

近況を記載しておきたいと思います。


9月17日(水)
 ウェールズ大学大学院MBA説明会@新宿 に参加。

 参加して、モチベーションダウン。
 授業が土曜日のみというのは効率的だが、
 民間企業が運営しているためか、商業主義的な雰囲気がした。

 大学制度が日本と英国では制度が違うのはわかるけれど、

 事前にこのブログ

 学歴汚染(ディプロマミル=Diploma Mill=米国型学位商法による被害、弊害)
 
 を読んでいたせいか、なんかひいてしまった。

 説明会のアンケートの質問事項として、

 もし運営会社が破たんした場合、学校運営はどうなるのでしょうか?

 と質問をしたのですが、未だ回答なし・・・
 (すべての質問に答えると書いてあったのに・・・)

ということで、志望校から除外。

その後、筑波大学大学院の準備を進めていましたが、
結局、願書出しませんでした。

そして、早稲田大学大学院に絞りました。

なぜか?
それは、

 研究計画書が書けなかったから。

これにつきます。
言い訳的には、

筑波大学は自分の母校、だからというのも理由。
あと、
MBAを目指す目的が、人脈づくりだから。
そして、大学院方向性が、学術よりビジネスよりであってほしい。

という理由です。

でも、出そうと思えば出せるレベルで研究計画書は書いたのですよ。
でも、どうもしっくりこなかった。

書きながら、何度も何度も、

「本当に自分はこの研究したいの?」


自問自答しながら書いていて、ふと気がついたのです。

なぜ、自分がMBAを目指すのか?ということに。

だから、早稲田なのです。
10月30日から1週間が願書の申請期間です。

さ、あと1週間。がんばりますよ。
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大学院で研究したいことを考えている。
なんとなく方向性が定まってきたので、
筑波大学の研究計画書の指定の項目に則して書いてみることにする。

ブログで書いてしまってよいものかと一瞬悩んだが、
まぁ、日次10人以下のアクセスなので良しとする。
(もしかすると、後日、削除すかもしれませんが)


 1)問題意識・研究テーマ
    研究の背景や問題意識、具体的なテーマにについて述べる。


 問題意識
 
 公的な中小企業支援施策に疑問を感じる。
 過去、そして現在も数多くの中小企業支援施策が実施されているが、
 それらは本当に効果があがっているのか?

 どうも、一部の企業にのみ恩恵があり、
 大多数の中小企業にとっては、他人事であり、何の価値も無いように感じている。

 中小企業は何を求めているのか?
 いかなる支援をすることが、より多くの中小企業の成長につながるのか?
 
 より柔軟できめ細かな支援を実施するには?

 中小企業支援を事業とする民間企業の力をもっと積極的に活用すべきとも感じる。
 
 これまでの公的機関の中小企業支援施策の支援を受けた企業のその後を調査し、
 その効果性を検証するとともに、民間企業の中小企業支援の状況、
 現在の中小企業の経営課題を調査、課題・ニーズを体系的に整理し
 本当に価値のある中小企業支援の施策の在り方を研究したい。
 

 こんなところかな。
 
 仕事がら、中小企業の成長こそが日本経済を活性化につながるという理念の下、
 ずっと中小企業経営に携わってきた。

 たとえば、

 新規事業進出支援や、中期経営経営計画策定、
 販路拡大のための取引先探しなど。

 そして、中小企業支援サービスの企画・立ち上げ
 事業の全国展開の支援。

 地域金融機関の法人開拓支援や、本業支援企画立案。
 商工会議所の会員支援の手伝い
 
 大手企業の中小企業施策展開の支援。

 公的機関の中小企業向けWEBサイトのコンテンツ企画立案・構築。
 実際に事業の立ち上げ・展開。

 
 直接に多くの中小企業経営者と対峙してきた。経営の悩みを聞き、
 可能な限りの支援をしてきた。
 いろいろな企業、団体の中小企業支援に携わってきた。

 いろいろな企業、団体が中小企業を対象にした支援事業を展開している。

 いずれも、手法に大きな違いはないが、方程式のような正しい理論はそこにはない。
 漠とした共通点は見いだせるし、展開ステップはある。
  
 一度、これまでの経験を整理したいという想い。
 整理しながら、もっと効果的な支援手法が見いだせるのではないだろうか?

 という思いがある。

 
 中小企業は何を求めているのか?

 中小企業支援事業に携わる団体・企業は、
 今後、いかなる支援施策を展開すべきなのか?



 2)関連研究
    研究に関連する既存の研究成果やビジネス上の知見を、
    なるべく文献を取り上げながら整理。
    直接関連する文献がない場合は周辺テーマの文献でもOK。


 これは難しい。
 どういうテーマで参考文献を探すべきか?

 中小企業支援
 中小企業政策
 中小企業支援施策
 公的機関の役割
 中小企業経営
 BtoBマーケティング
 中小企業成長支援
 中小企業活性化
 
 そんなところかな。どうやって研究成果を整理すればよいのだろう?
 ビジネス上の知見を整理するってどういうことだろう?

 これは最後まで苦労しそう。

 3)研究方法・スケジュール
    予定している研究方法をなるべく具体的に説明。
    調査を行う場合は調査対象や件数。データ分析ならば収集方法、分析手法。
    研究の手順やスケジュールの概略。

 実施すべき調査について列挙してみたいと思う。


 中小企業支援事業者の体系的な整理
  国、地方自治体、公的団体、
  民間のコンサルティング会社やIT企業、地域金融機関など、
  中小企業支援を標榜し、事業を展開する企業や団体を整理。

  さらに、それらの企業の実態調査。
 
 これまでの公的な中小企業支援施策の整理
  どのような背景から実施されたのか?
  その施策により成長を成し遂げた企業はどれだけあるのか?
  支援を受けた企業のその後について調査。  

 中小企業の経営課題調査。

  今、中小企業は何を求めているのか?
  経営者へのインタビュー・アンケートを重ね、
  中小企業の経営課題・ニーズを分類・体系的に整理。

 今後求められる中小企業支援事業

  上記を踏まえ、今後の中小企業支援事業について検討する。

  公的機関と民間の最良の連携手法は?
  施策の検討から展開までの最良のプロセスは?


 できればやりたいこと。 → 漠然としすぎているのですがね。

  中小企業の成長が地域経済に及ぼす影響。
  

  欧米における中小企業支援事業の実態調査。

   アメリカやイギリス、フランスやドイツ、イタリアあたりの
   いわゆる先進国といわれる国々では、どのような中小企業支援事業が
   展開されているのか?公的事業と民間事業について事例を調べたい。

  今後の東アジアという視点で、東アジアの中小企業に貢献できること。

  中小企業の成功する新規事業進出。
  中小企業は常に新規事業に挑戦する必然性を見出したい。

  今後のフランチャイズビジネスの可能性。

  
 4)期待される成果
    研究で期待される結論や成果、実務への示唆。
    現時点で予想できる範囲にて。

  効果的な中小企業支援事業を展開するためには民間企業を、
  より積極的に活用すべき。
  そのためにも、公的機関は中小企業支援事業を展開する民間企業を支援すべき。

  国が主導し、巨大な中小企業データベース、EMPの構築・活用した
  支援事業の展開。

  中小企業向け支援事業を展開するすべての企業にとって、
  今後の施策企画立案の指針となる研究結果となる。

  中小企業マーケティングに理論的な裏付けができる。


 5)参考文献。

  これも、上記2)で列挙したキーワードで探さないと。



これから、関連書籍や研究を探してみようとおもいます。

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