研究ノート(大学教員の徒然)

なかたにじゅんいちの個人ブログです。

マーケティング研究ブログするつもりが、最近は専ら戯言の類(主にアニメネタ)ばかりです。本当にスミマセン。
※本ブログの内容は個人的見解であり、当然ながら所属組織及び企業の意見を代弁するものではありません。


summertime

ということで、サマータイムレンダ見終わりました。

見終わった直後の感想は以下が正直なところ。


とは思いましたが、一晩経過し、自身がエンディング前に期待していた内容がなかったことで、作品の完成度を高めているのかな、と。

いずれにしても、完成度の高い作品でした。

タイムリープものの傑作といえば、シュタインズ・ゲートで異論は認めないところでしたが、今後はサマータイムレンダはそのシュタインズ・ゲートに迫る傑作にします。

アニメにかぎらず、「タイムリープもの」という作品は多く存在していますが、「タイムリープもの」の私的定義は、主人公が同じ時間を何度も何度も繰り返しながら物語が進んでいく作品。シュタゲ以外には東京リベンジャーズや、Re:ゼロから始める異世界生活などが該当します。

青ブタや僕だけがいない街、まどマギなどもタイムリープが物語のポイントになりますが、上記の定義には入らないこととしています。

タイムリープにより同じ状況が何度も繰り返されることになるので、物語のテンポが悪くなったり、複雑になりすぎて見る側がわからなくなったり、整合性がつかなくなったり単調な物語になってしまったりと、タイムリープの回数が増えれば増えるほどリスクがあるのですが、サマータイムレンダにはそれらを見事に回避していました。

1話1話に意味があり、次が気になって仕方なくなるので、イッキ見推奨の作品です。

とりあえず、原作も読んで来年の夏には、舞台となった和歌山県友ヶ島に聖地巡礼に行こうと思います。



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すっかり放置している本ブログ。アニメ何見るか会議や完走作品の感想なども2022作品からやめてしまっていますが、アニメは見ています。

アニメ関連でちょっと考えながら文章を書きたい内容があり、久しぶりのエントリー。

「アニメ作品独占配信に関するマーケティング視点の考察」、それっぽいタイトルにしていますが、実証データは何もないので、いつかちゃんと調べることを念頭にした放言です。(思いついたことを書き殴りますので、前後のつながりなど後日精査する可能性あり)

「サマータイムレンダ」という作品、すごく良いですね。2022春アニメで放映された作品。11月15日からAmazon PrimeやNetflix、dアニメなど動画配信サイトで配信解禁されていたのですが、放映タイミングではDisney+独占配信でした。


配信プラットフォームの選択は、製作委員会によるもので、プラットフォームを1つに限定する「独占配信」を選択するには理由があるのでしょうが、プラットフォーム側は独占配信することで期待した成果は得られているのでしょうか?製作側は多くのプラットフォームで配信する方が、独占配信にするよりメリットが大きいのではないでしょうか?

自身はディバイスとしてのテレビを放棄して5年になり、アニメは全て配信サービスで視聴で、dアニメメインで、Amazon Prime、Netflix、FODを契約しています。

FODは、ゴールデンカムイを見るためだけに契約し、今もうっかり解約せずにいるという状態。独占配信をする側(プラットフォーム側)は、独占配信する作品を見るために、新規契約が増えることを期待します。これが、独占配信をするために製作側へ支払う対価に見合うかがポイントになるはず。

自分のように、いくつも有料会員になる人は多くないはず。どれか1つで有料契約していたら、1つの作品を見るためだけに契約することは、よほどのヒット作品ならいざしらず、1アニメ作品ではあまり期待できないと思うところ。

費用対効果は、その作品がヒットするか否かに依存するのでしょうが、新規契約して何としてもみたい!と思うようなメガヒットは、そう頻繁に生まれるものではないので、独占配信の費用対効果は、今後調査したいですね。

以前、dアニメが立ち上がりユーザーを増やしていた当時、ある時から、ノイタミナがAmazon Prime独占配信に変わったことがあるんです。その当時にdアニメ関係者に理由を聞いたら、「札束でぶっ叩かれた」と言っていたのを思い出します。

人気作品をプラットフォーム側が多額の費用をかけて独占化しているのでしょう。製作側も、配信による収益が確保できるならば、独占であっても良いと判断することもあるでしょう。

鬼滅の刃は、多くの配信サービスで配信することが、大ヒットにつながる要因の1つでした。これがどこかの独占配信だったら、ここまで大ヒットしていたかわかりません。

独占配信するデメリットをへらすために、最近のdアニメでは「レンタル」という作品が増えてきました。例えば、2022秋アニメであると、「転生したら剣でした」(abemaTV独占)や「ゴールデンカムイ(4期)」(Amazon Prime独占)などです。

ゴールデンカムイが4期から、FOD独占からAmazon Prime独占になったのは興味深いですね。またしても「札束でぶん殴り」に行ったのでしょうか?(笑)

それらの独占配信作品であっても、dアニメで1話ごと別途課金することで視聴することができるという仕組みです。

年間に約300作品のアニメ作品が製作される昨今、タイトルさえ知られず過ぎ去っていく作品も多くありますよね。自分も毎期一応全作品の放映リストは確認しますが、配信サービスで扱っていなければ、当然見ません(見れません)

独占配信は、新規ファン獲得という成果を求めるにあたっては悪手になるはずなのです。Disney+のユーザー数が伸びていると耳にしたことがありますが、docomoのゴリ押しと、ディズニー作品という強みがあるからで、深夜アニメの力ではないでしょう。

中途半端に、深夜アニメの独占配信されると、深夜アニメ好きから「Disney+独占??ふざけんな!」となりデメリットしか無いと思うのですよ。

個別課金までして見る人は少ないかもしれませんが、作品が知られぬまま過ぎ去ることは避けられますよね。そういう点では、「レンタル」は良い作戦だと思うのです。

独占にして、販促を1つの配信サービスに委ねるより、多少独占配信を許諾することによる契約金額が下がっても、独占配信+他の配信では個別課金にして、しばらくしたら配信解禁が、配信による収益を最大化するという結論(仮説)なのかな?

サマータイムレンダ、現在見ているのですが、これがもし、放映当時に独占でなく様々な配信サービスで配信されていたら、社会現象とまではいかないまでも、相当話題になっていたのではないかと思えるぐらい素晴らしい作品なのです。もったいないなぁ、と。

テレビ放映時のTwitterでの盛り上がりで作品を知り、配信でみたいというユーザーを捕まえることがファン拡大のポイントだと思うのですが、サマータイムレンダはそれが出来なかった。

その「もったいないなぁ」という気持ちで、20分ほどで本エントリーを書き殴りました。ここで「?」としていることについては、来年度、アニメをテーマにしたいゼミ生と一緒に調査しようかなと思ってます。

そういえば、アニメ作品の網羅性でいうと、U-NEXTが一番という調査を3年前のゼミ生が卒論で調査してくれたのですが、現在はどうなんだろ?これも来年度再調査かな。

ということで、本年1月10日以来のブログでした。




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