北海道洞爺湖サミットが開幕しています。

主なテーマは、環境問題/食糧問題/原油高騰問題/アフリカ支援と
言われています。

環境問題は、とにもかくにも、「CO2削減」です。

削減の方向で、大筋合意がとられるようですが、前回のエントリーにあるように、CO2が温暖化の原因 という論調に懐疑的になっていますので、なんとも冷めた目で見ています。

このテーマ、相関関係を少し考えてみました。

環境問題(ここでは一応原因CO2増加としておきます)が発生する。

CO2を削減しなければならない。

その為には、省エネしなければならない。

化石燃料の消費を減らさねばならない。

つまり、原油の利用を抑制しよう!という流れ?
でも、原油は高騰する。あれ、環境問題と、原油高騰はつながらない・・・

 この高騰の原因は、需給バランスではないことは明らかのようで。、
投機的な金融機関の監視、透明化が話し合われているようです。

原油が高騰する

代替エネルギーでバイオ燃料が注目される

トウモロコシの値段が高騰する

トウモロコシを主食とする地域で食糧不足が深刻化する

原油高騰と食糧問題は結びつきました。

環境問題と食糧問題はどうでしょうか?

環境問題が深刻化する。

温暖化が進む

干ばつなど環境変動で食糧生産が減少する

食料価格が高騰する

食糧問題が起きる。

これもつながりました。
食糧問題の原因は、原油高騰問題であり、環境問題である。

というロジックなのでしょう。

原油高騰が解決したら、食糧問題は解決につながるか?

バイオ燃料は下火になり、トウモロコシ価格は低下するでしょうけれど、
その分、原油が安く手に入り、CO2排出は多くなるわけです。

そうなると、今の論調だと、温暖化が進み、環境が破壊され、食糧生産に悪影響を及ぼすということなので、原油価格は、上がることあっても、下がることはあまり期待できません。

では、環境問題が解決されれば、原油高騰は解決できるか?
これもないですね。

 CO2削減できれば、原油の需要は減りますので、需給バランスだけのことを考えれば、価格は下がります。でも、投機マネーが原因なので、さがりません。

 ここまで書いていても、環境問題を振りかざす人々が裏で、投機マネーとつながっているようにしか思えなくなってきました。

 環境問題を、発展途上国、新興国にも課すためにも、原油価格が下がってしまっては困るのです。

 なので、直接的に因果関係のない理由で、どんどん価格が上昇する。

こういうことなのでしょう。

今、まさに食べるに困る人々には、即刻援助をするべきだとは思いますが、政治とはつまり自国の利益を守ること。超長期的に、自国にとって不利益となることには動きませんよね。 

 環境問題は、奥深い。もっと勉強しなければ。
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