sonoda band [ソノダバンド]をご存じですか?とても良いバンドですよ、というお話。


ソノダバンド公式サイト:http://sonodaband.jp/
↑の写真は公式サイトから拝借してきました。

 ソノダバンドってご存じですか?公式サイトのプロフィールによるとこんなバンド。

2006年にシンセサイザー・コンテストで全国一位を獲得した園田涼を中心として、同年5月に結成されたソノダバンド。キーボード・ヴァイオリン・チェロ・ギター・ベース・ドラムという一風変わった編成で、演奏される曲は基本的に全て園田の作曲によるもの。ラテン・ジャズ・クラシックなど、様々なジャンルの要素を含みながらも、ポップさを身上とした「第三世代のフュージョンバンド」を標榜する。

 2006年結成らしいのですが、自分が初めてその存在を知ったのは、2008年初め頃。
 知ってはいたのですが、なかなか聴く機会が無かった(積極的に興味は無かった)のですが、先日、妹からソノダバンドのCDを貰いまして、遂に聴くことになったのです。

 いやはや、百聞は一見にしかずではないですが、音楽は取りあえず聴いてみなくちゃダメですね。聴いてびっくり、久しぶりに、

 「こりゃ良いね!」と、思いました。

 聴いてはいなかったのですが、ソノダバンドの事は、妹に会う度に聴かせてもらっていたのです。なにやら、以前バイト仲間だったとかでお友達らしいのです。

 現役東大生の園田さん。音楽のために1年休学してみたところ、今ではもう、その世界でも生きていけるのでは?という状態らしいですよ。メジャーデビューの道もあったみたいですが、現在はインディーズでの活動。

 話はそれますが、現在の音楽業界においてメジャーとインディーズという区別は無意味になっているような感じがしますね。実力があれば、メジャーデビューなんていう旧態依然とした商習慣に迎合する必要は全くないように思います。

 そりゃ昔は、ネットもないですからね、多くの人の耳に届けるには、メジャーデビューして、CDをCD店に沢山並べて、ラジオに出て、ドラマやCMなどで使って貰って・・・ などなどそういう事をしないとなかなかミュージシャン・アーティストとして生計は立てられなかったでしょうね。

 でも、今は違う。何が違うかは、長くなるから割愛。ようはインターネットの出現で、音楽の広がり方が変わったのですよ。

 ソノダバンドは、ビジネス的にはそのあたりが良くわかっているような感じですね。音楽業界を客観的にみながら、ドライな感覚とこれまでの業界的な慣習の良いところを大切にするウェットな感覚を持ち合わせているような感じがします。とはいえ、そうした事が出来るのは、実力あってのことですけどね。

 アルバムの曲は、いずれもとても心地よい音楽です。でも、ちょっと批判的に書くと、どれも「どこかで聴いたことがあるような音楽」なんですよね。それが悪いということではなく、今はそう感じるだけで、そのうちきっとオリジナリティが確立されて、もっと良い音楽を聴かせてくれそうなそんな可能性を感じる曲ばかりです。

 また話がそれますが、音楽なんて、「オリジナル」なんてものは存在しなくて、常にマネにより生まれるのものだと思ってます。だから積極的にマネをするべきだと思うのです。マネの仕方に統一感が出てきたり、マネの領域を超えた瞬間からが「オリジナリティ」と言われる領域なんだと考えています。(これだけだと誤解を招きそうですが、機会を改めて詳しく書きたいと思います)

 目指せ葉加瀬太郎?YMO?ではなく、ソノダバンドを目指して欲しいですね。情熱大陸に出るんじゃないですか?それにしても東大卒業後については、どうするんだろ?勝手な希望としては、音楽とビジネス、二足の草鞋で、どちらも大成して欲しいですね。ミュージシャンであり、ベンチャー起業家みたいな形で。

いつかライブ聴きに行ってみようと思います。

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