ブランド戦略の授業は後半はちがう教授となるため、青木先生の講義は最終回。青木先生担当分のレポート課題に対しての、各自5分間プレゼンが本日の内容。

 レポート課題は「コモディティ化への対抗策」というお題。

 コモディティ化が進行している製品・サービスの市場を取り上げ、コモディティ化の現状とコモディティ化が進むメカニズム(コモディティ化を促進する要因やその背景)について検討し、ブランド戦略の観点から考えられる対抗策を提示する

 と言うのが、レポート内容。講義参加者がそれぞれ取り上げるテーマについて、市場の概況やらコモディティ化のメカニズムについての仮説やら、脱コモディティ化の方向性を簡単にプレゼンして、クラスでディスカッションするというのが、本日の講義内容。

 皆さん、いろいろなバックグラウンドを持った人ばかりで、扱う市場もそれぞれでした。医薬品や、自動車用タイヤ、パソコン、ヘッドホン、クリーニング店、コンタクトレンズ、ミネラルウォーターなどなど。

 皆さん、さすが試験をパスしているだけのことがありますね。プレゼン内容、資料ともにレベル高杉。

 当の自分といいますと、一応、外食フランチャイズ業態についてをテーマに取り上げて準備はしていたのですが、非常に残念なことに、他の人のディスカッションが盛り上がり過ぎて、時間切れで発表の時間を取れず。

 準備は外食FCにしていたのですが、本当は中小企業の商品・サービスという少し広い範囲で考えたいと思っているので、その方向でレポートをまとめる予定です。

 まだ、思考の整理がついていないのですが、そりゃ、新商品・サービスに対して、当事者の中小企業は、自信があって上市しているのでしょうが、その市場には必ず大手が存在し、差別化するにしても相当差別化しないと勝負にならないにも関わらず、大概、大手商品・サービスを凌駕するような差別化であることは少なく、ブランドによる優位性があるわけでもなく、じゃぁ、価格で勝負しようにも勝てる要素はすくないのが、中小企業の商品・サービスなのです。

 BtoBの領域で考えたいのですが、少々難しいので、BtoCに絞りたいと考えています。課題の内容を少し分解して要素を考えてみたいと思います。

 1)製品・サービスの市場を設定する。その市場概況。
   → これは中小企業市場、特に食品が良いかな?食品市場だと広すぎるので、いくつかの商品カテゴリを設定して、その市場概況をまとめようと思います。

 2)コモディティ化のメカニズムについての整理
   → 取り上げた商品カテゴリそれぞれが共通したメカニズムでコモディティ化している事を見いだしたいと思います。そもそも、食品市場においてコモディティ化が進行するメカニズムということでも良いかもしれません。

 3)脱コモディティ化の方向性・対抗策(ブランド戦略の観点から)
   → 差別化も難しく、価格競争力も無いとなると、ブランド戦略しか無いわけですが、中小企業にブランド構築するだけの経営資源はないわけです。そのような状況下で、どのように中小企業が上市する商品に対してブランドで差別化するか?という視点で考えていこうと思います。大体、イメージはついているので、その考え方に近い企業事例も少し入れておこうかな。

 提出は2009年5月26日(火)、結構このレポートは重い。提出したら、ブログにもUPします。

 

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