前回より阿部先生の本職であるマーケティング分析系の講義が続いています。
前回までは、まぁ実務的にも経験がある事項で追いつけたのですが、今回の講義は完全にぶっ飛んでいました。
本日の主内容は「データ収集」と「データ分析」。マーケティングリサーチでは、適切なデータ収集をすることがまず第1で、そして得られたデータを様々な手法を用いて分析しなければならないわけです。
データ収集については、比較的感覚的にもよく分かりました。データ収集方法をどうするか?測定ルールをどうするか?尺度をどうするか?対象・サンプリングをどうするか?といった話です。
問題は、「データ分析」ですよ。下のような数式を説明されても、大学時代に一応、統計解析を専門にしていたはずなので、何となく概念は理解できても、卒業して10年近く経ち脳みそがついて行かないわけですよ。
ちなみに、上記は、市場占有率モデルの数式なんです。一回の説明では、全く追いつけません。授業に参加されている方の多くは必死で理解しようと頑張ってましたがが、ついて行けなかった様子です。
講義いただいたのは、集計については、度数分布、平均、分散等、クロス集計。分析については、差の分析として、統計的検定、関連の分析として相関分析、多変量解析、モデル分析、定性的分析などです。
自分自身の結論としては、存在と、その概念のみを知っておくことが重要であり、実際は、実務で使わないと理解できない。ということです。そんなスタンスで講義を受けました。イメージとしては、「市場占有率モデルって何?」と聞かれた際に概要を説明できるようになることを目的にしている感じです。
なので、どんなものであるかは説明できますが、細かく記載出来るほど理解できていませんので、ご容赦くださいませ。
ちなみに、マーケティングリサーチの最後のステップは「報告書」なのですが、その報告書は、誰かに説明する必要がありますので、PPTが良く活用されますよね。
阿部先生が学会でのPPTを使ったプレゼンを批判的(?)話されていました。
それは、「PPTでアニメーションを巧みに使うと、それは、中身が無いからアニメーションでごまかしている」と思われるそうで、学会ではアニメーションはNGらしいです。
中身が伴っていないアニメーションは当然NGですが、何とも学会らしい話ですね。
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