2010年1月20日、日本航空が会社更生法を申請しまして、思うところを書いてみます。

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急に飛ばなくなっても困るけど、
JALとして飛び続ける必要があるかは疑問ですけどね・・・
必要経費とはいえ、一面広告をおそらく主要新聞全てに出したら、一体いくら掛かっているのだろう?

「大きな会社は潰さない」というこれまでの日本的なやり方が大きく変わった瞬間なのかもしれません。

とはいえ、政府介入で、公的資金(=税金)投入して再生させる。大幅なリストラはあるでしょうけれど、企業を存続させる方針なのですから、大きな会社は良いですよね。

もし、これが中堅中小企業なら、経営者は個人破産、社員は仕事を失うのみで、国が助けてくれることはほとんどありません。

ナショナルフラッグだから仕方ないでは済まされない感じはしますけどね。

経営努力を重ね頑張っている全日空にしてみれば、「冗談じゃないよ」というのが本音かもしれません。

全日空社長、公正な競争環境の確保を国交省に要望

自分も、今後、何のハンディもなく、今後もJALが競争してくるのであれば、公平性には大いに疑問を感じます。

倒産した会社は一度、リングから降りてもらうのが筋ですよ。

JALがいなきゃいけない絶対的な理由は無いわけなのですから、JALに替わって、日本企業による国際線はANAに担ってもらえば良いと思いますし、JALが抜ける分を、新興企業や、海外航空会社に割り当てれば良いと思います。

いつもの堀江さんブログ。
JALの未来は暗い。
同じことなのに、かたや逮捕され、かたや記者会見で謝罪で済んでいる。これも、なんとも不公平感がありますね。

こちらは木村剛さんのブログ。
[ゴーログ]JAL:西松社長は訴えられるのか?

確かに、ライブドア事件の時に、ライブドア(=堀江さん)を叩きまくっていた人は、同様の行動を取って欲しいです。

JALの株で大きな損害を被った方も多くいると思いますが、投資家がもっともリスクテイクしているというルールが守られ良かったと思っています。

自分の父も確かJALの株式を持っていたような・・・


最後に、100%減資について勉強になったブログの紹介。


なぜJALは「99%減資」を選択しなかったのか?- 磯崎哲也


なるほど・・・良く理解できた。 


 規模は比較になりませんが、私自身も過去に潰れかけた会社で働いたこともあり、JALの社員さんが置かれている状況や不安は、少しだけ分かります。
 
 次々と周りの人が辞めていくのを目にするでしょうし、残るとしても、これから大幅な人件費カットは免れないでしょうから、住宅ローンを組んでいる方や、学費のかかる子供さんを持つ方などは、今後の生活費への不安も大きいと思います。
 
不安はあるでしょうけど、再建は何より社員の方のモチベーションが最重要要素です。経営陣や過去を恨んでも何も生みませんので、残ると腹を決めている皆さんは是非頑張ってくださいませ。 
 
 ANA派ですが、これからは時々JALにも乗るようにして、少しだけ応援します。

 そんなところです。
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