テキサスバーガーを食べたので久しぶりにマクドナルドの事。
過去に何度もマックのマーケティングの事を書いてきましたが、今回のテキサスバーガーについても、巧で理にかなっていて、そして効果が如実にでているようで感心する限りなのです。
過去記事のひとつ :
マクドナルドのマーケティング戦略
マクドナルドは外食・ファーストフード業界におけるハンバーガーチェーンであるわけですが、業界内では圧勝。
他のハンバーガーチェーンはもはや眼中になく、マクドナルド=ハンバーガー屋ではなく、もうマクドナルド=マクドナルドの域に到達している感すらあります。
最近、値下げ競争がまた勃発している牛丼業界とは大違いです。
吉野家、すき家、松屋ともに結局のところ未だ、牛丼チェーン同士の戦いとなっていて、このパターンは消耗戦となり必ず減収減益をもたらします。
マクドナルドは既に競合は駆逐しているに等しい状況で、戦う相手は、モスやロッテリアやフレッシュネスとしていない感があります。
となると、マクドナルドはハンバーガーを提供するとは定義するわけにはいきません。現在のマクドナルドは提供機能を「食」、「時間」という二軸にしてマーケティング展開をしていると言えます。
過去に何度もマックのマーケティングの事を書いてきましたが、今回のテキサスバーガーについても、巧で理にかなっていて、そして効果が如実にでているようで感心する限りなのです。
過去記事のひとつ :
マクドナルドのマーケティング戦略
マクドナルドは外食・ファーストフード業界におけるハンバーガーチェーンであるわけですが、業界内では圧勝。
他のハンバーガーチェーンはもはや眼中になく、マクドナルド=ハンバーガー屋ではなく、もうマクドナルド=マクドナルドの域に到達している感すらあります。
最近、値下げ競争がまた勃発している牛丼業界とは大違いです。
吉野家、すき家、松屋ともに結局のところ未だ、牛丼チェーン同士の戦いとなっていて、このパターンは消耗戦となり必ず減収減益をもたらします。
マクドナルドは既に競合は駆逐しているに等しい状況で、戦う相手は、モスやロッテリアやフレッシュネスとしていない感があります。
となると、マクドナルドはハンバーガーを提供するとは定義するわけにはいきません。現在のマクドナルドは提供機能を「食」、「時間」という二軸にしてマーケティング展開をしていると言えます。
そのように定義すると、競合は自ずとハンバーガーチェーンではなくなり、全ての外食、コンビニそして一部サービス業になってきます。
上記の図を参照しながら、これまでの施策を考えると、来店客数、来店頻度、客単価を上げるために、食と時間の軸で、時間帯毎に緻密に設計してマーケティング展開をしていると思わざるを得ません。
例えば、コーヒーを美味しくし、しかも120円にして、店内は無線LANが使えるようにすることで、仕事中の空き時間にマクドナルドを頻繁に利用するようになったビジネスマンは確実に増えています。
これまでドトールが取り込んでいた客層をマクドナルドが奪取したことになります。
今回のテキサスバーガー、マクドナルド的な味を捨てている事に驚きました。これまでの新商品は良くも悪くもマクドナルドの味。
テキサスバーガーはバンズから気合が入りまくっています。
おそらくこの商品のメインターゲットは、「コーヒー飲みながらPCでメール処理」にはマクドナルドを使うけど、マクドナルドのハンバーガーは食べたいと思わないという、来店頻度は比較的高いにも関わらず、単価のをなかなかあげられないでいる30代以上のビジネスマンなどと予想されます。
「今回のマクドナルドの新商品は美味しいよ」という印象を持たれれば、マクドナルドが充分に取り込めていない客層へのクチコミが広がります。
そして、今回のテキサスバーガーを評価した人は、必ず次のニューヨークバーガーを食べます。その後も2種類出るというので、初めから、そうしたお客さん達を、これから半年で少なくとも4回はマクドナルドに来てもらおうというワケなのです。
と言うことで、最初に出すテキサスバーガーには心血注いだと思われますが、おそらく成功でしょうね。
現在、マックカフェに力をいれて、スタバユーザーを取り込もうとしていますが、コーヒーの味と値段だけでなく、店の雰囲気を含めて勝負してくるスタバには、現在のマックの内装では、なかなか厳しいでしょうね。ドトールには勝てるでしょうけど。
次は何をしてくるか?おそらく、次の新商品は、ハンバーガー以外。夜ご飯需要を取り込めるようもう一度チャレンジしてくると予想しています。
そして、店内に無線LANを入れた弊害である、PSPやDSなどのゲームを、ドリンクのみで何時間も店内でやる人たちの客単価向上対策。
(これは先日発表された夕方以降、LLセット購入で食べ・飲み放題が該当しますね。)
マクドナルドのマーケティング戦略には今後も注目していきたいと思います。

販売元:ファイヤーキング
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