「クリーニング 戦略」とか「クリーニング 店舗数」といったキーワードで検索すると結果1ページ目に以下のエントリーが表示されている為か、そのようなキーワードでこのブログに来て頂いている人が日々1〜2名いらっしゃっています。
2007年1月14日
クリーニング店の経営戦略を考えてみる
書いてある事を読み返してみて「何の役にも立ちそうもない」内容に申し訳なさを感じておりまして、今回、少しクリーニングの経営戦略を検討する際に参考になりそうな情報を集めてみました。
◆クリーニングの店舗数などの統計情報が必要な時は・・・
5年に一度国が調査する事業所統計が1番良いかと思います。
現在は平成18年が最新版。洗濯業に区分されれ、普通洗濯業とリネンサプライ業に細分化されています。一般的なクリーニング店は、普通洗濯業に分類されます。
全国レベルでの数字は折角なので転記しておきます。
_____ 洗濯業____普通洗濯_リネンサプライ
平成18年| 77,994 | 73,644 | 4,350 |
平成13年| 90,520 | 86,036 | 4,484 |
増減数 | -12,526 | -12,392 | -134 |
増減率 | -13.8 | -14.4 | -3.0 |
壊滅的な状況。次回の統計発表が怖いですね・・・
平成18年事業所・企業統計調査
(直リンクさせようとしたら出来ず統計局のページへのリンクです)
統計には各県毎、従業員規模別など細かく数字が発表されています。
県ごとの事業所数を取り敢えず知りたい場合は、各都道府県のページの最初にある、「産業(小分類)別全事業所数及び男女別従業者数−都道府県(平成18年・13年)」を開くと数字がわかります。
ちなみに、他にも「平成16年サービス業基本調査」というのもあります。5年おきの調査なのでそろそろ21年調査分が発表されるのかな。
◆クリーニングに使われるお金について知りたい場合は・・・
1世帯がどれだけクリーニング代を使っているか?を知りたい場合は、家計調査の家計支出編から、<品目分類>1世帯当たり品目別支出金額を参照すると分かります。
2008年統計表(総世帯)へのリンク
ちなみに、2008年におけるクリーニングの支出額平均8,873円になっています。これに総世帯数をかければだいたいの市場規模が分かります。
約5200万世帯なので、約4600億円の市場ということですね。
ちなみに上記の統計は世帯収入別に調べていて、世帯年収740万円以上の世帯だと、年間16,000円以上使っているという数字になっています。
各県毎にも数字がありますし、毎月月報形式で発表されています。
と、まぁ、普通に探すと、へこたれそうなくらい統計局の公表数字はややこしいですが、非常に細かく数字は洗うことができます。
◆ざっくり経営方針の参考にしたいなら・・・
以下のサイトあたりが良いかと。
国立国会図書館 リサーチ・ナビ
リネンサプライ・クリーニング産業を調べるには
http://rnavi.ndl.go.jp/research_guide/entry/theme-honbun-102872.php
財団法人全国衛生営業指導センター
ということで、今回は統計情報のみで。
そのうち、MBA的個人クリーニング店の生き残り戦略でも詳しく書きたいとおもいます。
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