若干ブームに乗り遅れた感はあったのだけどFreeを読みました。

著者:クリス・アンダーソン
販売元:日本放送出版協会
発売日:2009-11-21
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MBA授業を通じて知った事も相応にあり、自分にとってはさして新しい事柄もなく、感動は無かったというのが正直なところ。
でも、体系的に整理されていて本としての完成度は高いです。
という感想を持ちながら、この本を読んだ後から事あるごとに、
「これを無料で提供するビジネスモデルは作れないかな?」
と、思いを巡らせてしまうようになり、かなり影響を受けている感じです。
大概はある程度答えが出るのですが、なかなか「これ!」と答えがでないのが、外食事業。
Free内で取り上げられている事例の多くは商品原価の変動幅が小さなな事業が多いのですが、外食業の商品原価のそれは非常に大きい事業。
大半のお客にタダで食べさせ、一部のお客からお金を取る、または、大半のメニューがタダで、一部有料のメニューが有料というようなモデルは現実的ではありません。
でも、なんかあるんじゃないかとここ数日思いを巡らせています。
最近のマクドナルドがコーヒーを時間帯によって無料で提供している事例はありますが、これはビジネスモデルというよりサンプリングに近い感じ。
昨年話題になった(なった?)、支払い金額は全てお客に決めさせるレストランは、近い感じがするのですが、
ロンドンのレストラン、食事代金は「自由に」
2009年2月3日 ロイター
Cafe owner thrives with no-pricing policy
2009年3月17日 CNN
これは、極論食べて「無価値」言って一銭も払わないことも出きなくも無いのでしょうが、無料ビジネスモデルではなく、価格戦略、販売戦略がユニークといった方が良い感じですね。
ビジネスモデルとして無料で提供できる仕組みは出来ないものか?
一回あたりの単価が低い業態なら出来そうな感じもします。
今後も、思いを廻らせておきたいと思います。
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