4月28日の大隈塾のゲストは品川女子学院 漆紫穂子校長 でした。

品川女子学院
校長日記(Blog)

ご存知の方も多いかと思いますが、漆校長とは、
落ちるところまで落ちていた品川女子学院を立て直した立役者。
品川女子学院は広末涼子の母校でもありますね。

漆校長は2008年前にカンブリア宮殿で特集されメジャーになりましたよね。
http://www.tv-tokyo.co.jp/cambria/list/list20081124.html

そんな学校改革実話を通じて、組織のやる気にスイッチを入れる極意を学んだしだいです。

ポイントは、現存勢力で如何に改革を成功させるか?という点。

学校という事もあり、人を入れ替えるという手段が取れない中、漆校長は、現在働いている人たちのやる気を引き出しながら改革を進めたとのこと。

伺った話に対しては、人のやる気を引き出す為には「全て正しい」と思われる事を丁寧に実践しているというのが感想でした。

色々メモはしたのですが、どれも、言われてみれば「当然」ということばかりなので、心に残った校長のお話をひとつだけ。


『人は価値観で動く。』

「動いてくれない」という人は何処にでもいますが、そんな時には、その人が大切にしていると思う価値観を10個書き出してみると良いらしい。
 
行動の背景には必ずその人の価値観あり、100%の相手のことを理解できると、自ずと相手が動いてくれる。


というのです。 
人を動かす、組織を動かすっていうのは究極はコレかなと思います。

相手の価値観を理解しようという基本的なスタンスが無いところに、テクニック的な物も無価値ということですよね。

ただ、これが大変なんですよね。時間も手間もかかります。

どうしても、自分の価値観を押し付けたくなるし、強引に人を動かしたくなります。

ゆえに普通の組織は、その代替として、報酬という手段があるのかもしれません。究極は人はお金では動かないのですけどね。

と、そんなところで。


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