水曜日はリーダーシップ論(大隈塾)と実践全社戦略の隔週履修です。
本日(5月12日)、おもいっきり実践全社戦略だと思って学校に来てみたら、リーダーシップ論でした・・・
本日のゲストは西武ホールディングス社長で西武ライオンズのオーナーでもある後藤高志氏。
2005年に西武再建の為にみずほコーポレート銀行から異動してきた方です。
西武事件も大昔のような気がしますが、まだ5年前の事なんですね。
参考)西武帝国の興亡〜会社は株主のものか(日経BP)
講義のテーマは「危機におけるリーダーシップとマネージメント」
再建を引き受け派遣されることになった当時から現在までのお話を伺ったわけです。
今日一番、印象に残ったのは、
「侠気」(おとこぎ)
というお話。
ちなみに「おとこぎ」を「男気」と書くのは間違っていて正確には「侠気」らしいです。
当時、後藤氏はみずほコーポレート銀行の副頭取、不祥事で信用不安が広がっていた堤王国の再建という難題を最終的に引き受けることになったわけですが、
何故、後藤氏は、副頭取という立場を捨て、火中の栗を拾うような選択をしたのか?
それは「侠気」だったらしいのです。
後藤氏によるところの「侠気」の定義は、
「頼まれたら、最後は四の五の言わずに引き受ける」
とのことです。
そのまま、みずほコーポレートの副頭取、もしかしたら頭取になる可能性もあったはずなのに・・・
引き受けた時は、本当に何の勝算も無かったようです。
ただ、内部の人間で西武再建は無理だろうということは思っていたとのこと。
メインバンクの担当役員が最後は「侠気」だけで再建に行く・・・
カッコ良すぎますね。
ちなみに、後藤氏は、金融腐蝕列島のモデルとなった第一勧業銀行当時の「改革四人組」の一人なんですね。
(直接ご本人が話された訳ではありません、念のため)
こりゃ、西武再建も、いつか高杉良氏によって小説化されてNHKあたりがドラマ化ですな。

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