自分自身は少し落ち着いてきたので、今回の大震災に関連した雑感を書いてみようかと。

◆雑感 その1

不謹慎ではあるけれど、首都圏在住の多くの人が

「関東大震災でなくて良かった」

と思ったはず。

今回の大地震で首都圏在住者は、

・ 通信インフラパンクで家族との連絡がとれなくなる。
・ 交通機関麻痺で家に帰ることが出来ない。
・ コンビニから食料が無くなる。

等々、震災発生時に想定されていた事態を
命の危険にさらされることなく実際に経験することになった。

そして、自分ごととして

もし首都圏直下型大地震が起きたらどうするか?

と、考えることになるわけです。

防災に対する意識が否応なく高まり、
関連ビジネスに特需が起きることは間違いないわけですね。



◆雑感 その2

政治のこと。

震災により、残念ながら当面の内閣総辞職、解散総選挙は無くなってしまいました・・・

統一地方選も震災地域は特例により当面延期。

非常時には、保全思考が強まるから政権交代などと思う人は少なくなる。

追い詰められていた民主党は命拾いした思いでいるだろうね。
反対に野党は、攻め方が難しくなり、もどかしい気持ちなんだろうね。

震災復興が印籠となって、23年度予算も成立してしまうのでしょう。

民主党の思うがままに今後の政治が進むことには危機感を感じるけど、
くだらない与野党の言い争いをしている現在の政治が変わることを期待するばかり。

それと、枝野さん株が勝手にあがっているみたいだから、
菅首相に粗相があれば、すぐに震災復興内閣という形で、枝野首相の誕生ですかね。


◆雑感 その3

来月の都知事選へ、どのような影響をもたらすか?

首都圏防災対策が争点になるのは確実。

そんなことは、政策レベルで既にこれまで進めてきているので、

実際に危機発生時にリーダーシップを期待できる人

という点が投票行動に影響を与えるのではにかと。

となると、今回の大地震、
宮崎県で生じたトラブルに先頭にたって頑張っていた印象が残る東国原氏に有利に作用しそうな気がする。


◆雑感 その4

義援金のこと。

日本国内のみならず、世界中から義援金が集まり、
その金額は前例のない金額になるのだろうね。

特に国内から集まる義援金額は世界中を驚かせることになると予想。

国内に眠る200兆円とも言われる金融資産、
その大半を持つといわれる団塊世代以上の人たちが義援金として
吐き出し停滞していた国内経済も活性化するのかな。


◆雑感 その5

原発のこと。

原発反対派が勢いづくのだろうねけどね、
今回の件で、原発廃止されたり、開発が停滞することはナンセンスだと思うのです。

まだ、今時点で完全に安全とは言えないけれど、多分、廃炉決断で海水による冷却が進んでいるので、問題は収束していくことでしょう。

とするならば、

前例の無い大地震が起きててもチェルノブイリ事故やスリーマイル島のような事態にならないことを証明できた訳で、日本の原発ビジネスへの信頼度は増すことになるわけですよね。



まだまだ、思うことが沢山あるのですが、とりあえず。

震災復興を旗印に、日本人同士の連帯意識、国に対する意識が強くなるのは間違いないかな。
とならば、戦後復興ではないけれど、今回の震災復興を通じて、日本が強くなることを願いたいですよね。

簡単には悲しみは癒えないかもしれないけれど、
発生してしまったことは発生してしまったこととして、一人一人が前向きに生きていきたいですね。

そんな中、自分は何が出来て、何をすべきか考え行動していこうと思う次第です。
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