※すっかり放置状態の本ブログ。思い立った時に今後も時々エントリーするのでよろしくお願いいたします。
※日々のくだらない日常を綴っているもう一つのブログ「徒然なるままに」( http://blog.goo.ne.jp/juncool  ) は絶賛徒然日々更新中です。

最近、ご本人との縁をきっかけに、その方の著書を読むことが増えてきたのですが、今回ご紹介するのもその1冊。

詳しくはHPをご参照いただければと思いますが、目崎さんは新卒でメリルリンチに入社し若くして社内で世界一の収益を上げた実績をお持ちの方。ところが、そうしたキャリアを捨てて世界中をめぐり、今は国際文化アナリストという肩書きで活躍されている方です。

初めてお会いした際には仕事の話もさることながら色々色々世界各地のことや文化、国民性聴かせてもらいました。その1つ1つの話は深い知見に溢れ時間はあっという間に過ぎてしまいました。
1度お会いさせていただいただけではありますが、久しぶりに憧れる、目指したい生き方をしている御方と出会えたという感じです。

目崎さんのオフィシャルページ :  http://www.mezaki.info/ 

んで、その目崎さんの著書「幸福途上国ニッポン」ですが、下記Amazonリンクにはありませんが、実際の本の帯広告にはソニー前会長の出井さんが「ユニークな視点、わかりやすい論説。快作だ!」と記されております。

まさにその通りです。単に海外放浪をした人の旅行記的な日本文化批評ではありません。丁寧に「幸福」に関する調査結果を元に考察が重ねられています。

日本人は世界各地の機関が調査する「幸福」に関する調査でことごとく下位に沈んでいる状況について、

・何故、その様な結果となるのか?
・幸福を感じるための因子は何か?
・今後日本人が幸福を実感するためには如何にすべきか?

といったことが海外の国々との比較を元に展開されています。社会科学的視点があるのもありますが、実際にその国々に行き知っている方が発する説得力が文章にはあります。

ご本人に確認したわけではないですが、アカデミックバックグラウンドがしっかりしていないと書けない内容が節々にあり、おそらくロンドン大学で社会人類学修士を取得する際の研究をベースにされているのではないかなぁと。

極めて個人的な見解ですが、
日本人は不幸せなのか?と問われれば決して不幸せなわけではない。むしろ世界の何処の国と比較してもこれほど幸せな国は無いと思うのです。

日本の幸福度が調査で低くなるのは、つまり日本人が幸せと思っていないということであり、幸福度をあげるためいは幸せと実感する必要であるわけです。

と言うことで、内容紹介はさておきで、

個人的に「どうすれば日本人が幸福度をあげられるか?」を考えてみるるわけです。

幸せを内発的実感するのはなかなか難しいことだと思うので、比較的に実感するのが良いかなぁと思うのです。「井の中の蛙、大海を知らず」って諺がありますが、これが日本人の幸福度をあげるための良いキーワードになるのではないかと思うのです。

幸福度に関して解釈をしてみると、「なんとなく大海は幸せなところという幻想を持ち、大海の実情を知らないがゆえ、井戸の中での生活を不幸と思っているカエル」ということです。沢山の日本人に日本以外の国々(大海)を知ってもらい、如何に日本(井戸の中)が幸せかを相対的に強烈に実感してもらえれば良いのではないか思います。

これは自分自身の初めて海外は学生時代に半年間の海外遊学だったのですが、半年間海外にいて日本に帰国した実感し行き着いた価値観でもあります。

「全員海外に行け!」ということではありません。(行くことで実感するのは手っ取り早いですが)
日本は素晴らしい国だ、日々日々においては色々な不平不満、不幸を感じることはあるけれど、日本という国に生れ育った限り、世界と比較すればブッチギリで幸せな環境に生きていられている。それだけで、むちゃくちゃラッキー!と日本人が思えれば、きっと、現在どんよりと雲を落とす日本の諸問題は好転すると思っています。

その為には政治、メディアの役割は非常に大切だと思います。どうも日本のメディアは「日本はダメだダメだ」「海外はスゴイ、素敵だ!」と吹聴しすぎているように思うのです。

確かにこのままの状況が続けば悲観せざるをえない部分はありますが、「日本はまだまだスゴイ。可能性にあふれている!未来は明るい!」って国民を信じこませれる役割がメディアにはあると思うのです。

って、何やら戯言になってきたのでこの辺でおわりにします。

幸福途上国ニッポン 新しい国に生まれかわるための提言幸福途上国ニッポン 新しい国に生まれかわるための提言
著者:目崎 雅昭
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