2013年、あけましておめでとうございます。

2013年1発目のエントリがアニメネタというのはどうかと思いますが、アニメ師匠より「面白い」と紹介され年末年始に観ることは決めていたのです。

そして、気がついたら大掃除、紅白すらほったらかして本編24話+未放送分1話、約9時間アニメ漬けという廃人な2012年にふさわしい年越しでありました。


TVアニメ『STEINS;GATEシュタインズゲート)』公式サイト

Steins;Gate - ウィキペディア - Wikipedia

 
STEINS;GATE Blu-ray BOXSTEINS;GATE Blu-ray BOX
出演:宮野真守
販売元:メディアファクトリー
(2013-03-27)
販売元:Amazon.co.jp
 
内容を一文で紹介するなら、「大学生がタイムマシーンを完成させてしまい、それに伴い生じた問題をタイムリープを使い解決していくという物語」となります。

タイムマシーンを用いた物語で発生しがちなタイムパラドクスを「世界線」という概念で上手に対処し物語を展開されるのですが、発生する様々な伏線も違和感なくきっちり回収してくれます。パラレルワールドは存在しないという設定が効いているのでしょうが、これは脚本を書いている人の力であり、タイムパラドックスに対する見識がちゃんとしているってことなのでしょうね。

※タイムパラドクスの矛盾について簡単なお勉強にはウィキ先生が最適

タイムトラベル - Wikipedia


んで、本作品の内容についてですが詳細は割愛しますが不覚にも22話のラスト、未放送分25話のラスト各話1度ずつ泣いてしまいました・・・。最近、涙腺が弱くなっているのですかね。

2012年が様々な苦悩から現実逃避気味で「時間」価値を意識的に下げ、ただただ過ぎゆく日常に流されている自分がいたのですが、この作品を見終わり現実に戻されたというか、もうそういう時間の過ごし方はやめようと思い新たにさせられました。

アニメに気付かされる自分もどうかと思うのですがね・・・

今、こうして生きている一瞬一瞬の行動・判断が世界線に影響をおよぼす。つまり常に自分は世界線の分岐点にいる意識を持たねばならないってことです。

生きる意味、運命、時間の意味を考えさせられるという視点からもとても良い作品でした。

アニメの中でハイデガーの「人間は根源的に時間的存在である」という言葉が出てくるのですが、恥ずかしながら私、ハイデガーの著書を手にしたことございませんでして・・・。ということで、2013年、今年最初のポチリはハイデガーとなりました、ということで、本年もよろしくお願いいたします。

存在と時間〈上〉 (ちくま学芸文庫)存在と時間〈上〉 (ちくま学芸文庫)
著者:マルティン ハイデッガー
販売元:筑摩書房
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存在と時間〈下〉 (ちくま学芸文庫)存在と時間〈下〉 (ちくま学芸文庫)
著者:マルティン ハイデッガー
販売元:筑摩書房
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