「少しの設定変更で人間は恐怖を感じるようになる」っていうお話です。

最近、駅のホームドアの設置が進んでますね。山手線も順次設置されているようで池袋駅も一部設置完了しております。そのホームドアで恐怖心について考えてしまう出来事があったのです。

そのきっかけは下の写真の状況。 

DSC_1099

閉まっているはずのホームドアが開いていたのです。正確には「開いていた」というより、運用前で「まだ使っていない」状態。これを見て自分は本能的に「怖い」という感情が湧いてきたのです。そんな自分に、「あれ?なんでだろ?」と不思議に思ったのです。

先日まで何の柵もない状態であり、その際には何の恐怖感を感じることは無かったのに。写真には取りませんでしたが向かい側はまだホームドアは設置されて無く、試しに近づいてみたのですがいつものホームであり恐怖心は全く感じませんでした。

つまるところ、

[ホームドア設置前]
  ホームドアが無い状態が当たり前 ⇒ 慣れてしまっていて恐怖(危険)を感じない

[ホームドア設置後]

 ホームドアが設置された ⇒ 落ちる危険が減った ⇒ 安全性が高まった。
 本来閉まっているはずのドアが開いている ⇒ 落ちる危険が高まった ⇒ 落ちるかもしれない ⇒ 怖い

まぁ、こんな思考が脳内で働き本能的に恐怖信号を発信したのでしょうね。まぁ、なんてこと無い話なのですが、人間って面白いなって思ってしまった。ただそれだけなのですが、なんかもっと違う角度から深堀りできるような気がするのです。

例えば、「環境が変わってしまい、それまで普通に対応出来たことが急に怖くなる。」とか「時に恐怖心って邪魔だよね。安全なところにばかりいると恐怖心センサーが過敏になる」とかね。でも思考が止まってしまったのでこれくらいで。

安全第二安全第二
アーティスト:所ジョージ
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