「これは見とけ!」系作品は全部観てやるぞ!キャンペーン活動報告です。

 今回は3月30日に劇場版が公開される「花咲くいろは」。自分的には思いっきりビンゴな作品でした。原作・脚本・作画・キャラクターデザインいずれも秀逸。しかも制作がP.A.Worksということもあって作品舞台設定は北陸ということで何となく懐かしい風景や金沢の香林坊など見覚えのある風景が随所に。

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 東京の高校2年生の松前緒花は、ある日、母親が突然夜逃げするため石川の温泉旅館を営む実家に身を寄せることになり仲居見習いとして旅館で働きながら成長をしていくという職業モノ。まさにそれはアニメ版「NHKの朝の連続ドラマ小説」という感じの内容でNHK朝の連ドラで観たことがあるような話ばかり。朝連ドラ特有のクサイ演技も実写ではなくアニメなのですんなり受け入れれます。

 舞台となっているのが、石川県の湯涌温泉なんですが、このアニメのおかけでかなり地域が活性化されたみたいですね。アニメで設定されていた「ぼんぼり祭」を、実際に始めてしまったりしてるみたいです。
 湯涌ぼんぼり祭り

 そういえば、先日つらつら調べていたアニメ関連の研究論文にもいくつかありましたね。

 「アニメの舞台化が地域に及ぼすプロモーションとしての効果 : P.A.WORKS『花咲くいろは』と湯涌温泉「ぼんぼり祭り」を事例として」 畠山 仁友 広告科学 57, 17-32, 2012-12
 
 さておき、ま、とにかく、個人的には一貫して全く成長しない若旦那のダメっぷりが非常にムカツキましたが、脚本はこれまで観てきたアニメの中で最上ランクの完成度。特に最終回は神がかり的。泣きはしなかったのですが、観終わって満足感が異常に高い作品で、またいつか観直したいと思わせてくれます。内容重視派の方には大変オススメです。(全26話はちと長いけどね)

 作品については以上で、あとはちょいと昔話。

 花咲くいろはを観ていたら大学2年の夏のことを思い出しました。大学2年の夏、長野の大東園という旅館で約1ヶ月アルバイトしていたのです。いわゆるリゾートバイトっていうやつです。家族経営で規模的も喜翆荘と同じくらいですね。

 豪族の館大東園 : http://www.iweb.ne.jp/daitouen/

 自分は仲居ではありませんが、この「花咲くいろは」での緒花と同じような生活をしてました。朝早く起きて朝食の準備してお客様に朝食出して片付けて、部屋の片付け。朝食食べたらしばらく休憩。まぁ大概眠くて眠くて昼寝してましたけどね。午後は風呂掃除したり、源泉にお風呂のお湯を汲みに行ったり、夕方からは夕食の準備。お客様の夕食が終わったらようやくみんなで夕食。そういえば途中から賄いを勝手に作ってたっけね。

 毎日同じようなことの繰り返しなんだけれど、毎日が違う。あっという間の1ヶ月の思い出。楽しかったなぁ。

 その後、夏のバイトが終わってからも、何度か週末に人が足りないからと呼び出され、わざわざ、つくばから長野まで車走らせて行ったっけね。なんか懐かしいなぁ。もう連絡も取っていないのですがふらっと行ってみようかな。ご主人元気かなぁ。

 そんな経験もあって、このアニメが余計に面白く感じたのかな。喜翆荘のその後が気になるので2期も期待だし、劇場版も観に行かなきゃね。
 
TVシリーズ「花咲くいろは」 Blu-ray '喜翆荘の想い出'BOX (2013年5月31日までの期間限定生産)TVシリーズ「花咲くいろは」 Blu-ray '喜翆荘の想い出'BOX (2013年5月31日までの期間限定生産) [Blu-ray]
出演:伊藤かな恵
出版: ポニーキャニオン
(2013-03-20)

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