matsui55
[松井級の新人が欲しい!]

特に遊びの予定も入れず溜まった仕事したり家の掃除やら体力づくりなど日頃手を抜いていたことに時間を費やすなんとも安上がりなお盆シーズン、唯一の休暇っぽいことといえば、テレビで野球観戦。

史上2番目の速さでマジックが点灯し今シーズンの優勝は間違いないところですが、G党としては優勝は当たり前であっても楽しめるのです。例えば、次世代のGを担う若手のことを考えながら中継を観るのも楽しみの1つ。

V9を超える原政権を確立するためには、現戦力に頼りすぎるような戦い方ではイカンわけですが、近年のGは以前のような金にものを言わせた大型補強ではなく、育成枠フル活用しながら、資金力を遺憾なく発揮して若手育成に注力し一定の成果が出ているようで、G党としては嬉しい限りなのです。

原監督の若手育成の基本は「徹底した競争」、主要メンバー以外の1軍枠はその時の調子を見ながら常に入れ替え若手にチャンスを与え育てています。圧倒的な戦力を持つGだからこそ出来るといえばそれまでですが、若手に公平にチャンスを与えるという点では監督としては優秀だと思うのです。

ただそれが少し仇となって若手に故障者が出てしまったりもしていますが、まぁケガするのも本人の実力のうちということで片目をつぶることにしています。(中井、立岡のケガは痛かったりしますけどね…)

[参考]
8月8日zakzak
巨人、若手台頭も激烈競争アダ? 中井に続き立岡もケガ…必死さゆえのリスク
http://www.zakzak.co.jp/sports/baseball/news/20130808/bbl1308081210007-n1.htm

そんなGの若手育成について、その必要性をGの主力&最近の1軍定着選手の年齢から考察してみたいと思います。

◆投手◆
<先発>
杉内(33)、内海(31)、澤村(25)、菅野(24)、宮國(21)、ホールトン(34)
<中継ぎ・抑え>
山口(30)、マシソン(30)、西村(28)、青木(32)、高木京(24)、香月(31)

◆野手◆
[ポジション] 名前 (年齢)
[8] 長野 (29)
[4] <絶賛募集中>
[6] 坂本 (25)
[2] 阿部 (35)
[5] 村田 (33)
[3] ロペス(30)
[7] ボウカー(30) 
[9] 高橋由(38)

その他主力
[外野] 矢野(33)、亀井(31)
[内野] <絶賛募集中>

まぁ、こんな感じですよね。

5年先で考えてみると、投手陣については、水モノではありますが、杉内、内海はサウスポーのコントロールピッチャーなので、5年先でも10勝は出来る力を維持するでしょう。澤村、菅野、宮國と次世代を担えそうなエース候補もいますし、まだ心もとないけれど、笠原、小山も期待できます。そして今後も有望な新人が入ってくるでしょうから、まぁ、しばらく安泰と見ています。

一方で野手はというと、坂本、長野は大丈夫、阿部は捕手の負担を減らし打撃に特化すれば40くらいまではイケるはずとしても、他がいないのです。村田は未知数、セカンドも守れメジャーでは1,2番で打っていたロペスには是非Gに永久就職して欲しいと願うところですが外国人なので不確定。ボウカーは今年の調子が1年間通じて発揮出来れば是非永久就職して欲しいところですが不確定。

そんな感じで考えてると、最近のプロ野球選手の選手寿命は長くなっているとは言え、現在のGは決して安泰な状況ではないのです。大型補強もある程度あるでしょうが、地道に育てる他ないのです。坂本級の生え抜きがあと2〜3人欲しいのです。

そんな状況下、未完の大器、有望株1番手の大田泰示くんといえば、折角先日の広島戦で1軍昇格したのに、相変わらずの低野球脳っぷりを発揮してしまいわずか2試合で2軍落ち。狙い球以外をカットする技術もないですし、配球を読む力が無いのでしょう、彼は簡単に三振します。(先日の広島戦での満塁での三振は酷かった。素人の自分でさえ、インサイドのストレートが来ることは予想ついたのに、それをアッサリ空振りですからね)

頭角を遂に表したと思ったらケガをしてしまった中井くんは、まぁ戻ってこれるでしょう。立岡くん、坂口くんあたりにも期待したいところですがどうなることやら。

素質は一級品の選手ばかり、あとは与えられる僅かなチャンスでキッチリ結果を残せるスター性が求められますね。(先日、初出場を果たした大累くん、2度目の出場はセカンドだったのですが致命的な送球ミスして翌日2軍落ち)それと、キャッチャーも阿部の次をそろそろ本気で見据えておかないといけない時期です。

幸いなことに、今シーズンの優勝は確定している状況なので、勝ちながら実戦で若手を試す余裕があります。とうことで、今シーズン残りの試合は来シーズンに向けた若手の熾烈なレギュラー争いとなることでしょうね。

ちなみに、現有戦力だけで5年後のスタメンを妄想してみると、こんな感じです。

[8] 坂口(28) or 立岡(29) → かなり怪しいので新人枠
[4] 中井(29) → 期待!
[6] 坂本(30)
[3] 阿部(40) → 40でも、.260 20 80くらいはイケるでしょ。
[9] 大田(28) → 一応期待を込めて
[5] 村田(38) → 期待薄なんでFAもしくは外国人枠
[7] 長野(34) 
[2] 鬼屋敷(28)or河野(28)

上記に加え、イチローに「天才」と言わしめた亀井くんは、5年後でもまだ36歳だから、期待したいところですが、これではやっぱり高齢化否めないのですね。企業経営と同じで、プロ野球も結局のところ継続的な人材採用と人材育成が最重要ってことですね。



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