2013年も計200本以上のアニメが放映されたようですね。昔はアニメといえば2クール(24回)が多かったように思うのですが、大人の事情で最近は1クール(12回前後)が多くなっています。それはそれで仕方ないのですが、1クールアニメは2クールに比べ当然リスクが少ないわけで、そうであるがゆえに、塑造乱造の状況が続くようなことになれば、業界が衰退してしまいます。そのことは心配をしています。国内出版社の都合に振り回されるような状態が続くことは決して良くないと思うのです。

そんなアニメ業界、2013秋スタートの作品は、2クールものが多くありました。観ていない分もありますので、普段を思うと大杉ですね。12月末でちょうど折り返し地点。2013秋アニメの感想とは別立てで、中間地点での感想をノコとしておきたいと思います。

それでは早速に。

東京レイヴンズ 第1巻 (初回限定版)(書き下ろし文庫小説(東京レイヴンズ lost-girl with cat)+イベント応募券付き) [Blu-ray]
 当初は、あまり期待をしていなかったのですが、大蓮寺鈴鹿が再登場したあたりから、徐々に面白くなってきました。2クールであると、登場人物それぞれと、相互関係性を丁寧に描写できるので良いですね。


ストライク・ザ・ブラッド第2巻(初回生産限定版) [Blu-ray]
 世界観はざっくりと理解できているのですが、序盤は複数登場する組織の位置づけと他の組織との関係性がイマイチ飲み込めないままでした。(折り返しくらいでようやく飲み込めるようになりましたが) 内容で勝負してくれても良いように思うのですが、なんかキャラ推しのハーレムものに成り下がってきた感が否めません。そうした内容のほうがウケが良いのはわかりますけどね。古城くんの正妻獲得競争、後半にも期待です。

 
凪のあすから 第1巻 (イベント応募券付き初回限定版) [Blu-ray]
 中学生くらいに経験する不完全な自我意識、淡い恋愛感情を通じた登場人物の成長が非常によく描かれています。さすがは岡田麿里脚本ですね。丁寧に描きすぎて若干スピード感に欠けるように感じるのは、1クールものに慣れすぎたせいかもしれません。





ゴールデンタイム vol.1(初回限定生産版) [Blu-ray]
 大学生活をアニメ作品の舞台とするのは難しいと言われていますよね。ヲタや非リア充にとって高校のリア充生活を描いたアニメなら、遠い昔のこと、妄想のようなものとして受け入れられても、リア充大学生活は、リアルに実体験が思い出され受け入れがたいのではないでしょうかね。自分はもっと大学生活を描いたアニメが増えても良いように思います。とらドラ!超えを期待しています。

 
キルラキル 2(完全生産限定版) [Blu-ray]
 グレンラガンのスタッフ再集結という触れ込みでしたが、まさにその通りですね。演出、スピード感、通じるものがあります。好き嫌いがはっきりしそうですが、他のアニメとは一線を画しています。80年代アニメの雰囲気もあります。(EDなんかはモロに狙ってますよね)
 




ログ・ホライズン1 異世界のはじまり
 土曜日の17時半からNHK教育テレビで放送しているアニメ。「まおゆう〜魔王勇者」の原作者と同じということで見始めましたが、「まおゆう」と違い、物語をきっちり丁寧に進められていて良いです。作画もさすがのNHKエンタープライズ作品という感じで安定感抜群。予算があるっていうのは良いですね。(国民からの徴収した受信料でアニメを作っていますが何か?)
 子どもにとってはオンラインRPGの世界なんでしょうが、政治的な話、経済的な話をもっと全面に出した今後の展開に期待したいところです。



弱虫ペダル Vol.1 初回生産限定版 【イベントチケット優先販売申込券・渡辺航描き下ろし漫画ブックレット他付き】 [DVD]
 少年漫画の王道をいくような内容、これ深夜枠で放映しなくても良いと思うのですよね。一昔前ならば、夕方や日曜朝の枠で放映できる内容。観ているとロードバイクに乗りたくなります。作品途中で、ポカリスエットがそのまま映されていました。コラボすることになったんでしょうね。そのうち、海外自転車メーカーなどものってくるのではと期待してます。マーケティング観点からも興味深い作品です。



ということで、年明け以降も継続してみることになる7作品の中間地点での感想でした。後からまとめて観るには2クールは多すぎてシンドイところですが、オンタイムで見続けるには2クールは良いですね。安心して観ていられます。

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