「糞アニメ」とは何ぞ?しばらく前から頭の中でぐるぐる考え整理してみたことを書き綴ります。

■アニメ批評を観るのもアニメを楽しむ方法の1つ
アニメを観ていると、そのアニメに対する他の人の感想なり評価なりを知りたくなるわけです。アニメに限らず、エンタメ系は他者評価を見聞きするのも楽しみ方の1つですよね。
アニメに関しても、ネット中心に個人的な感想を記したブログや、作品ごとに感想などを交換する掲示板など多数存在し、自身も一話見終わる毎にそうしたサイトに目を通してます。そうしたモノを読んでいて常々思うのが、ブログは個人的な感想としてそれはそれで良いのですが、匿名掲示板における評価に関する議論は酷いものが多いですね。
例えば、「面白い」「面白くない」の対立議論。んなもん、個人の主観や趣向性によるところであり、評価なんぞどこまで言っても相対論であり絶対論で語ることなんぞ出来るわけ無いのですが、建設的な議論は新しい気づきを得られることもありとてもおもしろいわけです。
しかし、そうした議論は少なく、多くは、いわゆる「信者」と言われる人同士の、脳みそ沸騰してしまっているような焦点が定まらない論戦。そんなものには、目も当てられないわけです。 ※アニメ批評の決まった型が確立しているわけでもなく、どこまでいってもサブカルなので、何の利害関係の無い同士が匿名で好きなことを言い合うっている様子を生温かく見守るのもそれはそれで良いのですけどね。
アニメ批評については、また機会あらためて考察するとして、今回はネット上で頻繁に使われる「糞アニメ」という言葉に焦点をあて、特にその定義について考えてみようと思います。
■糞アニメとは何か?(定義の探求)
そもそも「糞アニメ」というのは何であるのか?まずは定義について探求してみたいと思います。「糞」というくらいですから、そう評価する人に取って当該アニメは面白くないという評価なのでしょうが、単に「面白くない」ならば、自然と観るのを辞めてしまうところですが、「糞アニメ」と評するということは、当該作品については見続けている可能性が高く、単に「糞アニメ」=「面白くないアニメ」とするのは少し違うように思います。
とりあえず、既存の定義を確認してみます。Google先生に伺ってみると、ニコニコ大百科が「クソアニメ」として下記の通りにまとめています。
注意あなたがそうだと思うものがクソアニメです。ただし、他人の同意を得られるとは限りません。クソアニメとはクソなアニメ・つまらないアニメという意味である。概要面白いと感じるアニメには個人差があるので一概には語れないが、それでも多くの人が「クソ」と感じるアニメは存在する。クソアニメの特徴としては・作画崩壊などの視覚的問題・シナリオや構成、演出などの内容的問題・いわゆる原作レイプなどの改変的問題・事前の期待と異なる物が出てきたなどの情報の相違による問題などが挙げられ、その原因として考えられるのは・アニメーター不足などの人材的事情・粗製乱造やそれに伴う納期が短さ等の時間的事情・製作者との感性の違い・そもそも原作がアニメ化に向いていないといった作品その物の事情などが挙げられる。しかし、基本的に作品評価という物はそれぞれの主観その物である。どんな要素であろうともその人にとって否定したい作品はクソアニメ扱い出来るのである。特定のアニメをクソアニメに認定するのは普通に面白いと思っている視聴者との対立などからほぼ確実に荒れる原因になるので要注意である。最近ではクソアニメをクソアニメとして評価しようという動きも一応現れている→神クソアニメただし、根本的に荒れる要素であるのは変わりないため「クソゲー」と違い2013年現在ネット上で「クソアニメオブザイヤー」のような物を作ろうという大きい動きはない。
出典: クソアニメとは (クソアニメとは) [単語記事] - ニコニコ大百科
うん、大変良く解説されているように思います。ただ、定義という点ではクソアニメの意味として「クソなアニメ、つまらないアニメ」となっているため、もう少し突っ込んだ考察が必要に思います。そもそも「クソアニメ」を「クソなアニメ」としては、そもそも何も定義になっていません。「つまらないアニメ」 とすると、「つまらないアニメ」とは何か?を定義する必要性があり、やはり「クソアニメ」の定義としては物足りません。
やはり、糞アニメ(クソアニメ)についての定義を探求しておく必要があるようです。
ということで、今回はこれくらいで、気が向いた頃に続きを書きたいと思います。
スポンサードリンク
コメント