大学の教員持ち回りでブログにニュース解説記事を書くことになっておりまして、先日その任が回ってまいりました。初めは一般消費財におけるマーケティングネタを書いていたのですが、「ラブライブ!」の三週連続週末動員数1位のことがニュースになりネット界隈で話題になっていたので、「大学の公式ブログでどうなの?」という思いを振りきって記事にしてみました。
内容はこちら↓
映画「ラブライブ!」の大ヒットから「特典商法」について考える
http://blog.kanto-gakuen.ac.jp/news/2015/07/post-9ce5.html
一応、大学公式ブログなので当たり障りなく書いたので、若干消化不良感があるので、書ききれなかったことを「完全に私的かつオタクブログ化している」こちらに追記しておこうかと。
■「特典商法」に対して批判している人が少なく無いですよね?
批判するは自由です。 勝手に批判していればよろしいのです。基本そう思います。
ただ特典商法そのものを批判している人も少なくないようですが、そのものを批判してしまったら世の中の商売の大半を批判しなければなりません。
特典商法は真っ当な販促手法です。
ただ少しラブライブ!を始めとしたアニメ映画の特典商法は度が過ぎている感があり、そのことに対して疑問を呈するのであれば、多少の議論の余地はあります。
しかし、批判している人の多くはそうした思考ではなく、どうも「アニオタ気持ち悪い」という視点で叩いているように感じられるのです。
叩くことで悦に入りたいならそれはそれで止めませんけどね。
■ラブライブ!が「週末観客動員数で3週連続首位になった。それだけです。
「あんなのエゲツない特典手法で1位を取るなんて意味が無い」などという人もいるようですが、映画の週末興行成績ランキングは、映画館に「動員した観客数」で作られるものです。純粋に「動員した観客数」のみでランキングする、それだけです。そういうルールなのです。
そのルールの下で、ラブライブ!が「週末観客動員数で3週連続首位になった。それだけです。
別にオリンピック競技ではないのですよ。そもそも、映画のジャンル、製作費、公開スクリーン数や、販促手法など全て異なるのです。
批判する人に聞いてみたいですね、「ではどういうランキングなら満足なのですか?」と。仮に特典商法が禁止された映画ランキングとなれば、そうした批判をする人たちは次は「あんなに広告費を使ってエゲツナイ!」と言うのではないでしょうかね。
ラブライブ!は他の邦画洋画に比べ、製作費も公開スクリーン数も広告費も少ないなかで週末だけとは言え観客動員数で首位に立ったことを素直に受け入れ、そこにマーケティングエクセレンスを見出すべきだと思うわけです。
■「映画が衰退する」という批判をする人もいるようです。
そんなことは、消費者が決めることです。
「映画はかくあるべし」と頭の固い人たち、自分たちの価値観を押し付けようとする人が多いほうが衰退する危険があると思いますよ。それは歴史が証明してくれています。
記事にも書きましたが、そうした受け入れている消費者は、映画を特典を含めて楽しんでいるようなので、それで良いではないですか。特典商法が行き過ぎ、消費者が受け入れなくなれば自然と減ってきますよ。ただ今は受け入れられているということです。
昔の尺度で比較することに執着する、新しい流れに脊髄反射的に批判をする、そんな風にはなりたくないですね、ということで、ここまでネタにしたからには、作品にそれほど興味はないのですが、自分も劇場版「ラブライブ!」観ておかないとイカンですかねぇ。
絢瀬絵里(南條愛乃)・東條希(楠田亜衣奈)・矢澤にこ(徳井青空) μ’s
ランティス
2015-07-08
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