昨年ベストセラーになった「学力の経済学」をようやく読みました。タイトルのみで「多分こんな内容だろうし...」と後回しにしていた自分を厳しく叱責してやりたい!早々に読んでおくべき本でした。


著者の中室氏の主張は「教育にも科学的な視点を!」です。(自分なりの解釈ですが)
教育の良し悪しを、多くの人は感覚で判断していますよね。それじゃあかんと。

特に、幼児教育に関わる人ならば読んでおくべきかと。

幼児教育の重要性を社会収益率という視点で解説しています。研究結果から最も投資対効果があるのは幼児教育であり、社会全体でも割の良い投資だと。そして、その幼児教育において重要なのは「非認知能力」とのこと。

幼児期に学力向上に寄与する教育(認知力)よりも、集中力や忍耐力、自制心など(非認知能力)を育む方が明らかにその後の成長につながるということ。

その通りだと思います。

この数年、とある幼児教育事業に関わっていているのですが、その教室に通う幼稚園年中さんから小学校1〜2年生の子どもたちの様子を見ているとそのことを実感できます。

その事実を、本書にて取り上げられていた論文とうは見事に科学的根拠を持って説明してくれている。

嬉しい出会いでした。次の事業説明会から、今回仕入れたネタを使わせてもらいたいと思います。そして、もちろん大学の講義でも参考に出来るネタも沢山でしたので、来年度の講義もレベルアップさせていきますよ!
 
 
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