正確には、30〜34歳が25.6%、35〜39歳が26.0%という調査結果とのことです。(ちなみに、20〜24歳が47.0%、25〜29歳が31.7%)

これって「完全童貞」なのか「素人童貞」なのか気になるところなのですが、どうなんでしょう。

設問は、

「あなたはこれまでに異性と性交渉をもったことがありますか。」(1.ある、2.ない)。

となっていて、文章そのままに理解するなら「完全童貞」のことだと思うのですが、感覚的には「素人童貞」であるか否かで回答している人がいるような気がしますね(笑)

何のことかと申しますと、数日前ニュースにもなり話題となっていた、「第15回出生動向基本調査(結婚と出産に関する全国調査) 」のこと。

童貞率の方がキャッチーな感じがするのですが、メディアでは、「独身の交際相手なし」率を全面に打ち出していました。

こんな感じです。

「独身の交際相手なし」過去最高、男性7割 女性も6割 −TBSニュースアイ
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye2869815.html
未婚男性の約70%が交際相手いない −日テレニュース24
http://www.news24.jp/articles/2016/09/15/07341093.html
「交際相手いない」男性7割、女性6割 過去最高を更新
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG15HBD_V10C16A9CR8000/

唯一ライブドアニュースが、産経新聞の記事を使い、タイトルに性経験を出していました。PV稼げたでしょうね。

独身男性7割「交際相手いない」 「性経験なし」も増加 -livedoorニュース
http://news.livedoor.com/article/detail/12023769/

交際相手がいないことが悪いことではないので、別に悲観することは無いと思います。しかし、国力維持という観点では、人口を維持する必要があります。少子高齢化が急速に進む日本において、人口維持のためには子どもを増やす、つまり出生率をあげる必要があります。出生率をあげるためには、兎にも角にもまずは男女が結婚してもらう必要があり、結婚のためには、まずは交際が必要という論理ですね。

この調査結果概要は、国立社会保障・人口調査研究所(http://www.ipss.go.jp/)にて参照することができます。

本調査結果に対するアレヤコレヤと真面目な論考はネットに多数ころがっているので、それにおまかせし、ココでは、調査結果概要の中から、特に、「第吃 独身者調査の結果概要」を眺めていて思ったことを徒然に書き残しておきたいと思う次第です。

<結婚の意志> 9割以上が将来結婚をしたいと思っているそうですが...

設問が以下ですからね、二者択一ならば、そりゃ「結婚するつもり」と回答しますよ。「出来ることなら結婚したい、結婚するつもり」という感じでしょうね。

設問「自分の一生を通じて考えた場合、あなたの結婚に対するお考えは、次のうちのどちらですか。」(1.いずれ結婚するつもり、2.一生結婚するつ
もりはない)。

結婚についての次の設問もなかなか考えさせられます。

設問「同じく自分の一生を通じて考えた場合、あなたの結婚に対するお考えは、次のうちどちらですか。」(1.ある程度の年齢までには結婚するつもり、
2.理想的な相手が見つかるまでは結婚しなくてもかまわない)。

男女ともに4割前後が、「理想的な相手がみつかるまでは結婚しなくてもかまわない」と答えている状況。
なんですか、理想的な相手って...。そんな思考を持つことは自然なのかもしれませんが、結婚できない人の多くは、その思考をこじらせているような気がします。特に年齢を重ねるごとに。

<結婚の利点・独身の利点> え?こんなこと聞いてどうしたいの?


独身の人からの回答なわけですが、こんな設問がありました。

設問「今のあなたにとって、結婚することは何か利点があると思いますか。」(1.利点があると思う、2.利点はないと思う)

そもそも、結婚ってメリデメでするものなのでしょうかね?メリデメを頭で考えたところで結婚なんてできませんよ。そりゃそれを一切考えるなとは言いませんが、最後は気持ちの問題です。

結婚で自分のメリットのみを相手から一方的に享受できるわけが無いじゃないですか。頭じゃわかっているのでしょうが、それを振り切れないままの人が結婚できないのでしょうね。

なお、メリデメの設問の後には、メリットは具体的に何かを選択する設問や、独身の利点を問う設問、未婚でいる理由を問う設問が続くのですが、結果をみていてなんとも気持ち悪くなってしまいました。

特に、未婚でいる理由に対する回答が、男女ともに、「適当な相手とめぐりあわない」「自由さや気楽さを失いたくない」が極めて多い状況には驚愕します。未婚でいるもっともらしい理由ではありますが、この結果からであると、未婚の人は、「自分にとってメリットを与えてくれる人で、独身の自由や気楽さを失わせない人」を求めているとなってしまいます。

結婚なんてそんなもんじゃありませんよ。一緒にいれば、良いことばかりじゃありません。嫌なところも沢山みえてくるでしょう。それをすり合わせていく互いの努力がいるわけで。
※ただし、基本的価値観は近いにこしたことはありませんので、結婚を前提とするならば、そのへんはちゃんとお互いを知る必要があるとは思います。

自由さや気楽さのことも、そりゃ結婚したら、独身と同じような生活はできないかもしれませんが、それと引き換えにして手に入れられるものが大きいからこその結婚ではないですかね。

と、この調査結果面白いので、興味がある人は是非結果概要を参照してみてください。

結果に対する批判ばかりも能がないので、ここからは、如何にしたら婚姻率、出生率を向上させることができるか、少し自身の考えを思うままに書き連ねてみたいと思います。

調査意図を推察すると、一応、子どもを持つためには結婚が不可欠であり、まずは婚姻率をあげること。結婚するつもりがありながら未婚なのは、交際相手がいないことが問題という話になっているようです。

となると、まずは交際相手がいないといけないということですよね。

交際相手を作るには、まずは恋愛をしなければならないわけですが、この恋愛を敬遠する人が多すぎるのではないかと。

誰かを好きになること、大切に想うこと、誰かに好きになられること、大切に想われること、この幸福感は何物にも代えがたいものだと思うのです。

しかし、代えがたい幸せを感じさせてくれる一方で、当然、その最中には耐え難い苦しみも感じることになるのです。こればっかりは仕方ありません。

恋愛には喜怒哀楽すべてが詰まっています。恋愛をすると、大なり小なり苦しみがあります。結婚できない人、交際相手がいない人は、この苦しみを避けすぎているのではないかと。

それを避けていたのではいつまでたっても人と一緒になんてなれません。人を好きになることの幸せを楽しみ、自らを成長させていかないとイカンですよね。一歩踏み出さないと。

経済的な事情を理由にする風潮があるようですが、もちろんある程度の経済力があった方が選択肢は広がるかもしれませんが、必須ということではないと思います。

身の程にあった恋愛をしたら良いのです。人間の価値はお金じゃありません。自分を磨きましょう。

そうしたことは早いうちに経験し身をもって知るべきだというのが自身の考え。ゆえに、学生たちにも常々言っています。大学生のうちに、狂うほどに人を好きになる経験をしよう、彼女(彼氏)を作り付き合おう、そして、別れよう、と。

「別れ」を経験することがポイントです。様々な終わりがあると思います。それを乗り越えてこそです。それを学生のうちにこれを経験しておくこととても大切で、経験ないまま社会人になってしまうことはとても危ないなと思うのです。

別の視点からもう1つ。

これは日本の価値観を変えていくことも必要となるのですが、結婚と離婚のハードルを低くすることが必要ではないかと。

既に離婚そのものは昔に比べ珍しくない世の中になっていますが、結婚できない人ってのは、「結婚したら離婚できない」と思いすぎているのではないかなと感じるのです。

事実婚のような文化も定着させていくべきだと思いますし、離婚に対するネガティブな印象ももっと無くしていく必要があると思います。それと、子どもを片親でも育てやすい環境作りも必要になりますね。

語弊があることを承知で書きますが、もっと気楽に結婚(事実婚含む)し、別れられるようにしてあげれば、婚姻率はあがると思います。(離婚率もあがるでしょうけどねw)

長くなりましたので、これくらいで。



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