2016年も新たな出会いが沢山ありましたが、そんな新たに出会った一人が、KADOKAWAの柳瀬さん。アニメをこよなく愛し、アニメを仕事にされている方です。
先日、その柳瀬さんが仕掛けるイベントにお声がけいただき、参加してきました。
そのイベントとは「僕たちは新作アニメのプロモーション映像を3時間かけて一気観したらどのくらいつづきをみたくなるだろうか?」。略して「つづきみ」。第2回の開催でした。

テレビ局、製作・制作会社の垣根を超えて新作アニメのPVを公式に集め一気観するイベントです。今回は2017冬スタートの新作アニメ全48作品中44作品のPVが集まり、会場に集った約100名(多分ほとんど業界関係者)で3時間かけて一気観しました。ニコ生やabemaTVでも生中継されていたようです。ニコ生は約3万人が視聴していたそうです。
様子は、togatherにまとめられているので、そちらをご確認を。
アニメ業界(ここでは深夜アニメのことで)は供給過多の状況にあります。年間200本近くが作らている状況。お金もあつまり制作はされていますが、明らかに消費が追いついていない。
1クール(3ヶ月)で50本近く放映されていて、これを全て観ようとしたら、週約25時間をアニメに費やす必要があるわけです。
私も、一時期は、1話は全てみてから判断していた時期もありましたが、最近はPVすら観ないで、タイトルと概要、制作スタッフ、声優の名前で決めてしまっています。
そんな状況は自分だけの話しではなく、アニメが好きな人でも、1話観てから判断しようどころか、1話も観ないで判断されてしまう0話切りが多数発生してしまっている状況。
そんな状況を憂いた柳瀬さんが解決に向け企画したのが、本イベントとなるわけです。
各作品がバラバラにPVを使って番宣するのではなく、一同に介して番宣する。他業界では当たり前に行われている取り組みですよね。例えば、食品メーカーであれば個々に営業頑張るのも必要ですが、業界で足並み揃え物産展や商談会を開く。その方が効率的に取引先を見つけることができます。それと同じことですね。
実際に、本イベントに出なければ観てみようと思うことが無かった作品が多数でした。
イベントに参加する前は10本でしたが、イベントに参加してみての結果、
・幼女戦記
・リトルウィッチアカデミア
・ACCA
・バンドリ
・亜人ちゃんは語りたい
の5本は追加で観ようかなと(1話は一応ね)となりまして、イベントの効果は充分にあったかと。
ビジネスにおいて、売上を拡大しようと思ったなら、既存顧客に対する追加販売が一番手っ取り早くあります。つまり、既に深夜アニメを観る消費者に、1本でも多く観てもらうことです。それを狙った施策としては、効果的なイベントと言えそうです。
しかし、既存顧客の奪い合いだけでは先行きは明るくありません。今後必要になるのは、新規顧客開拓ですね。つまり、これまでアニメを観ていなかった人たちを如何にして最初の入口を作るか。
イベントが話題となれば、少なからず非アニメ視聴者層にも情報がリーチすることも期待できますが、直接的ではないので、別の方策が必要になってきます。
絶対的な市場拡大が業界としては不可欠です。PVも、そうしたアニメ属性の無い人向けの内容を準備し、「これまでアニメなんて観てなかったけど、観てみようかな」と思わせ、取り込んでいかないといけませんよね。
そして、市場の拡大のためには、ビジネスモデルの革新も不可欠です。円盤に過剰依存している現状のままでは、業界でアニメ制作に携わる人達が疲弊して、業界が衰退してしまいます。そのあたりも、今後考えていこうかと思う次第です。
とりあえず、イベントに参加して、とりあえず観る作品が増え、2017冬アニメがより楽しみになりましたよということで、 こちらからの報告は以上です。
先日、その柳瀬さんが仕掛けるイベントにお声がけいただき、参加してきました。
そのイベントとは「僕たちは新作アニメのプロモーション映像を3時間かけて一気観したらどのくらいつづきをみたくなるだろうか?」。略して「つづきみ」。第2回の開催でした。

テレビ局、製作・制作会社の垣根を超えて新作アニメのPVを公式に集め一気観するイベントです。今回は2017冬スタートの新作アニメ全48作品中44作品のPVが集まり、会場に集った約100名(多分ほとんど業界関係者)で3時間かけて一気観しました。ニコ生やabemaTVでも生中継されていたようです。ニコ生は約3万人が視聴していたそうです。
様子は、togatherにまとめられているので、そちらをご確認を。
第2回「僕たちは新作アニメのプロモーション映像を3時間かけて一気観したらどのくらいつづきをみたくなるのだろうか?」略して『つづきみ』実況まとめ
アニメ業界(ここでは深夜アニメのことで)は供給過多の状況にあります。年間200本近くが作らている状況。お金もあつまり制作はされていますが、明らかに消費が追いついていない。
1クール(3ヶ月)で50本近く放映されていて、これを全て観ようとしたら、週約25時間をアニメに費やす必要があるわけです。
私も、一時期は、1話は全てみてから判断していた時期もありましたが、最近はPVすら観ないで、タイトルと概要、制作スタッフ、声優の名前で決めてしまっています。
そんな状況は自分だけの話しではなく、アニメが好きな人でも、1話観てから判断しようどころか、1話も観ないで判断されてしまう0話切りが多数発生してしまっている状況。
そんな状況を憂いた柳瀬さんが解決に向け企画したのが、本イベントとなるわけです。
各作品がバラバラにPVを使って番宣するのではなく、一同に介して番宣する。他業界では当たり前に行われている取り組みですよね。例えば、食品メーカーであれば個々に営業頑張るのも必要ですが、業界で足並み揃え物産展や商談会を開く。その方が効率的に取引先を見つけることができます。それと同じことですね。
実際に、本イベントに出なければ観てみようと思うことが無かった作品が多数でした。
[2017冬アニメ] なに観ようかな?(検討中)
・昭和元禄落語心中〜助六再び編〜
・この素晴らしい世界に祝福を!2
・銀魂
・うらら迷路帖
・セイレン
・クズの本懐
・CHAOS;CHILD
・スクールガールストライカーズ
・風夏
・正宗くんのリベンジイベントに参加する前は10本でしたが、イベントに参加してみての結果、
・幼女戦記
・リトルウィッチアカデミア
・ACCA
・バンドリ
・亜人ちゃんは語りたい
の5本は追加で観ようかなと(1話は一応ね)となりまして、イベントの効果は充分にあったかと。
ビジネスにおいて、売上を拡大しようと思ったなら、既存顧客に対する追加販売が一番手っ取り早くあります。つまり、既に深夜アニメを観る消費者に、1本でも多く観てもらうことです。それを狙った施策としては、効果的なイベントと言えそうです。
しかし、既存顧客の奪い合いだけでは先行きは明るくありません。今後必要になるのは、新規顧客開拓ですね。つまり、これまでアニメを観ていなかった人たちを如何にして最初の入口を作るか。
イベントが話題となれば、少なからず非アニメ視聴者層にも情報がリーチすることも期待できますが、直接的ではないので、別の方策が必要になってきます。
絶対的な市場拡大が業界としては不可欠です。PVも、そうしたアニメ属性の無い人向けの内容を準備し、「これまでアニメなんて観てなかったけど、観てみようかな」と思わせ、取り込んでいかないといけませんよね。
そして、市場の拡大のためには、ビジネスモデルの革新も不可欠です。円盤に過剰依存している現状のままでは、業界でアニメ制作に携わる人達が疲弊して、業界が衰退してしまいます。そのあたりも、今後考えていこうかと思う次第です。
とりあえず、イベントに参加して、とりあえず観る作品が増え、2017冬アニメがより楽しみになりましたよということで、 こちらからの報告は以上です。
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