これは劇場で観なくては!と決めていたので、珍しく映画館で観てきました。

「夜は短し歩けよ乙女」 


yoruotome

映画『夜は短し歩けよ乙女』公式サイト

 
 原作途中までしか読んでいないままで観ましたが、期待通りの作品であり、大変満足でありました。

ただし、満足できるのは森見登美彦作品の世界観を知っている、そして彼の作品のアニメ化第一弾である「四畳半神話大系」を観たことあることが必要条件。

それが無いまま観ると

「なんだこりゃ?」
「さっぱり、作品の意味がわからん」 

と高い確率でなることと思います。実際に、劇場にて終わり周囲のカップルからそんな声があちこちから聞こえてきました。

そんな周囲の声で印象的だったは

「最初の5分でこれは理解できないと思って、理解することを諦めて観た」(20代女性)

うん、ほんとそうだと思います。おそらく、彼氏と思われる男性は、本作を理解する為の事前情報をもっていたようで満足していた様子。そんな彼氏に何の情報もなく観させられた彼女さんご愁傷様です。

エンドロールで知ったのが、主人公声優が星野源であったこと。違和感はありませんでした。そんなことより、ヒロインである黒髪の乙女を演じた花澤香菜、流石でした。

細かな感想は割愛。

大切なことは1つ。本作に満足するためには、原作を読んでいるか、四畳半神話大系を観たことがあること。

それが無いと、内容についてはさっぱり楽しめず、ただただアニメーションの作画や演出を楽しむだけの作品になってしまいます。

ご留意ください。

原作を読みまた観たいと思います。

夜は短し歩けよ乙女 (角川文庫)
森見 登美彦
角川グループパブリッシング
2008-12-25


四畳半神話大系 (角川文庫)
森見 登美彦
角川書店
2008-03-25


有頂天家族 (幻冬舎文庫)
森見登美彦
幻冬舎
2010-11-12


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