昨年秋頃に仕事先の社長に勧められ「嫌々」始めてしまった「ゲーム」があるのです。
そのゲームのことを聞いた瞬間、ハマることが容易に想像できたので、本当に「嫌」だったのです。
で、結局、どっぷり、そのゲームにハマっているわけです。
そのゲームとは、バンダイナムコが展開している「プロ野球オーナーズリーグ」
一言でそのゲームを説明するなら、実際のプロ野球カードを使ったソーシャルゲーム。
実際、一部で激烈に流行っている模様。
考えれば考えるほどよく出来ているので、ブログネタにしてみようかと。
ビックリマンシールのようにウエハース+カード1枚(100円)と、カードでありがちな3枚入りパック(300円)がコンビニ等で販売されています。
カードは実在のプロ野球12球団の選手たち。
(現在、第4弾まで発売されていています。)
それぞれのカードには能力パラメータや、コスト、適性や特殊能力などが
定められており、SS(スーパースター)、GR(グレイト)、ST(スター)、NBI(ノーマルブラック)など、カードランクがあり、カードの出現率も異なります。
(ビックリマンにおけるヘッドが出にくい、というのと同じですね)
この入手したカードを用いて自分のオリジナルチームを作り、ネット上で試合を行います。
試合といっても、ファミスタやパワプロのように一打席一打席操作するのではなく、一軍選手と作戦を決めるとあとは勝手に試合をする、シミュレーション型。
オーナー兼監督という立場でしょうか。
ということで、やり始めると、より能力の高い選手、コストパフォーマンスの高い選手が欲しくなるわけです。
コナミがゲームセンターで展開している「ベースボールヒーローズ」の成功をみて、バンダイはネットで展開といったところでしょうか。
感覚的には、20代〜30代がハマっている感じがします。
野球カード全盛、80年代〜90年代前半のプロ野球を見ていた人世代。
カードそのものを集めるだけに熱中した野球カード世代にとっては夢のようなゲームです。
加えて、これまでソーシャルゲームに無縁だった人が次々ハマっている感じです。
自分自身も、ソーシャルゲームは全く関心がありませんでした、だって、ネット上でアイテム課金って、形無い物に浪費している感じが否めないでしょ。
ところが、このオーナーズリーグ、
完成度の高い、実際のカードを手に入れることができるのです。
コレクションとしても非常に面白いのです。
形に残らないものへお金をかけることに抵抗感がある人も、リアルのカードを手にできることが、その抵抗感を和らげる効果があります。
自分も、入手したカードを、カードファイルに入れて眺めちゃってます。
ビジネス視点からみても、このオーナーズリーグはとても面白い考察ができる感じです。
例えば、
・ プロ野球という素材の根強い市場を再確認。
・ プロ野球が存続する限り、コンテンツの枯渇がないという意味で、素材選択の妙。
・ 子供から大人までハマれるソーシャルゲーム。
・ これまでソーシャルゲームに無縁だった男性顧客をガッツり取り込みに成功。
・ ソーシャルゲームとリアルを融合。
・ ネットワーク外部性、働きまくり。
・ 付帯して中古市場が広がりまくり。
など。
プロ野球は好きな自分も、ここ数年関心度は下がっていました。
しかし、このゲームを始めて、またプロ野球に対する熱を取り戻しました。
最近は、スポーツニュースのプロ野球キャンプ情報で映る選手を見ると、カードの種類やパラメータが頭に浮かんでしまうほどに・・・。
身近なところでは、
仕事先の社長以下、マネージャー、社員がハマっています。
仕事の話が終われば皆で野球談義。
このゲームのおかげで組織にさらなる一体感が生まれている感じです。
「カードゲームと侮るなかれ」と、まぁそんな感じです。
【関連リンク】
プロ野球オーナーズリーグ公式 http://ownersleague.jp/
プロ野球オーナーズリーグwiki http://www21.atwiki.jp/ownersleague2010/

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