研究ノート(大学教員の徒然)

なかたにじゅんいちの個人ブログです。

カテゴリ:大学教員の徒然 > 読書記録

Kindle fire HDを購入したものの、何となくまだ電子書籍を購入することには抵抗があって(厳密には、ラノベ系は電子書籍で良いと思っていて、自分のための本はちゃんと紙書籍を買いたいなと思っているのですが)、青空文庫ばかり読み漁っています。

そんな中で、新渡戸稲造の「教育の目的」を読んで、その中にあった5つの目的に感銘をうけたので書き残しておこうかと。

第一の目的:職業のために教育をする
第二の目的:道楽のために教育をする 
第三の目的:装飾のために教育をする
第四の目的:真理の研究のために教育する
第五の目的:人格を高尚にするために教育する
 

教育は全て「学問」または「勉強」と置き換えてもOK。

大学はまさに、この1から5までの目的をもって教育にあたるべきであり、自身も今後も1からの5の目的を持って勉強していきたいと思う次第です。

それぞれの詳細は割愛しますが、これ以外にない!というくらいスッキリしたので、記念カキコ。

ちなみに、本書では、教育問題に触れられているのですが、その内容が現代の日本の教育問題と何だ変わらない問題ばかりで、時代変われど根源的な問題は変わらないのだなと思った次第です。

この「教育の目的」を皮切りに、自分のなかで今更ながら新渡戸稲造ブームが吹き荒れている次第です。

Kindleで無料で読めるので興味のある方は是非ご一読ください。

と、言うところでこちらからの報告は以上です。

教育の目的
新渡戸 稲造
2012-09-14


読みました。『結論を言おう、日本人にMBAはいらない』(遠藤功著)

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遠藤先生は、早稲田ビジネススクール(WBS)の元教授。

その遠藤先生が書いた本であることに、ただただ残念な気分。

売るために炎上商法?的なタイトルをつけるのは、仕方ないことなのかもしれませんが、WBSの「校長」まで務めた方ですよ?品がなさすぎ。
 
まえがきに「WBSという特定のビジネススクールを批判したいのではない」と書いていますが、WBSへの私怨しか感じませんでした。
 
私はWBS2009年入学組。

入学時の「校長」は著者である遠藤先生で、入学式で話された話しは今も鮮明に覚えてます。それは以下のような内容でした。(ノートに取った内容ので言い回しは多少違うかもです)

『MBAで学ぶということは以下の2つにおいてアドバンテージがある。
  1)体系的な経営知識の習得
  2)経営判断の訓練
 1)2)を通じて身につけるべき、MBAの目的は、「質の高い主観を形成すること」経営は最終的には経営者の主観。その主観の精度を高めるためには、知識と訓練が必要。上記1)、2)をMBAにいることで効率よく身につける事ができるのは、自分の意見、考えを戦わせる場があるから。この積み重ねがとても重要』
こう話されていた校長が、本書でビジネススクールを「不完全な装置」、MBAを「金メッキの勲章」と全否定ですからね...。なんだかなぁって気分になります。
 
MBAがビジネスでの成功を約束してくれる、MBA取得したら給与があがる、就職や転職にメリットがある、そんなこと考え国内MBA取得を目指す人がいるんですかね?
 
少なくともWBSで一緒に学んだ自分の同期にそんな打算的な人は一人としていませんでしたけどね。

そう言えば、キャリアアップについて過去にこんなエントリーを書いてますので、ご参考まで。

国内MBAはキャリアアップにつながるか
 
http://marketing.myjournal.jp/archives/50777993.html

本書、タイトルはさておき、国内MBAに過度な期待や幻想妄想の類を持っている人には良い警鐘にはなる内容かと思います。(最後に一応本の紹介w)

Amazonのリンクはあえて貼りません。


昨年ベストセラーになった「学力の経済学」をようやく読みました。タイトルのみで「多分こんな内容だろうし...」と後回しにしていた自分を厳しく叱責してやりたい!早々に読んでおくべき本でした。


著者の中室氏の主張は「教育にも科学的な視点を!」です。(自分なりの解釈ですが)
教育の良し悪しを、多くの人は感覚で判断していますよね。それじゃあかんと。

特に、幼児教育に関わる人ならば読んでおくべきかと。

幼児教育の重要性を社会収益率という視点で解説しています。研究結果から最も投資対効果があるのは幼児教育であり、社会全体でも割の良い投資だと。そして、その幼児教育において重要なのは「非認知能力」とのこと。

幼児期に学力向上に寄与する教育(認知力)よりも、集中力や忍耐力、自制心など(非認知能力)を育む方が明らかにその後の成長につながるということ。

その通りだと思います。

この数年、とある幼児教育事業に関わっていているのですが、その教室に通う幼稚園年中さんから小学校1〜2年生の子どもたちの様子を見ているとそのことを実感できます。

その事実を、本書にて取り上げられていた論文とうは見事に科学的根拠を持って説明してくれている。

嬉しい出会いでした。次の事業説明会から、今回仕入れたネタを使わせてもらいたいと思います。そして、もちろん大学の講義でも参考に出来るネタも沢山でしたので、来年度の講義もレベルアップさせていきますよ!
 
 

研究がしたいという気持ちよりも、大学からの立ち位置から地方中小零細企業を支援したい、地域を活性化をしたい、日本の教育を変えたいという気持ちが強く、大学教員を志しました。(論文を書いていないエクスキューズですw)

これからの大学のあり方を少しずつ考えていこうと、積ん読にしていた「消える大学残る大学」を読みました。

大学はマーケティング志向で経営していけば、非常に可能性がある組織だと思うのですが、文部科学省の管轄にあり、制約も少なからずあり、総じてそうした感覚が欠如していますよね...。(欠如ではなく、やりたくても出来ない?と思い込んでいるとも言えるかもしれません。)

大学(特に私立大学)が置かれている状況派、20年前の金融機関(地方銀行・信用金庫・信用組合)が置かれていた状況と非常に似ているように思います。

当時、供給過多の状況にあった金融機関、生き残るために地域金融機関がいかにあるべきか、どのような取り組みが必要かは多くの金融機関経営者はわかっていたはずなのです。

しかし、自ら変わることが出来ず、多くの地銀信金は、時代の波に飲み込まれ、次々統廃合され消えていきました。

私立大学も、まさにそんな状況。大学が生き残るために、これからのあるべき姿、やるべきことが分かっていながら、おそらく自ら変わることが出来ず、潰れていく大学が今後続出することになるのでしょうね。

そうならないためには...。

市場を理解し、顧客ニーズに合わせ差別化された価値を提供し続けること

これに尽きるわけです。小手先の変化ではなく、本質的に変わらないことにはいけないのです。変わることは楽なことではなく、痛みを伴うこともあります。「大きく変わる」からこそ「大変」なのです。

その変化は、トップが強いリーダーシップで引っ張っていく必要があるわけです。大学も1つの組織であり、経営という視点がますます必要なのですよね。

潰れていった、消えていった地方金融機関には、変革を陣頭指揮する強いリーダーがいなかったわけです。

経営学科でマーケティング科目を持ちながら、自らの大学が経営、マーケティングがちゃんと出来ないなんて、オチになることだけは何としても避けねばなりません。

2年目も頑張りますよ。 

生き方本から距離を置いて久しいのですが、学生たちに薦められる本を探す名目で定期的に読むことにしました。

年明けからスタートした普段全く読まないジャンルにも手を出してみよう!キャンペーンの一環です。
第1弾は、鴻上尚志著「孤独と不安のレッスン」


内容はタイトルそのまんま。

人間は一生「孤独と不安」と向き合っていかなければならないから、その付き合い方をちゃんと身につけようね!という内容。文章も平易で、内容も身近感がありスッキリ入ってきますね。

これは、学生に薦められる本ですね。

孤独と不安と付き合うことの1つの方策は、個人的に「自分を知り、自分自身を受け入れるという事」に尽きると思うのですが、これが意外と難しいことなんですよね。 

自分は大学の3年目、ニュージーランドに遊学していた際のクリスマス休暇の約1ヶ月、独り自転車の旅に出たのが大きな転機でした。いま思うとあの旅が内観の作業、自分と向き合っていたのですよね。今を支える価値観が創られたと思うのですね。

ま、そのことはいつかまた詳細に振り返ってみたいと思います。



学生に「面白かった」と薦められたので読んでみました。

久しぶりに泣きました。よく出来た恋愛小説。これまでありそうな設定が秀逸。

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帯に、「彼女の秘密を知ったとき、きっと最初から読み返したくなる」とあるのですが、まさにその通り。読み返した時のほうが泣けます。自分でもびっくりしました。

2時間もあれば読めます。ココロが乾いてしまった人には是非読んで潤ってもらいたいところです。

読み終わり、本著者をちょいと調べてみたら、ラノベ作家であり本作が文芸作品としてはデビュー作なのですね。しかも、現在放映している「俺がお嬢様学校に「庶民サンプル」として拉致られた件 」の原作者でもあるのですね。テンポの良さ、描写の解りやすさ、読みやすさはラノベ流儀を知っているからなのでしょう。

願わくば「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」もアニメ化して欲しいですね。実写ではこの作品内容は表現しにくいでしょう。アニメ、しかも劇場版が最適かと。愛美役は花澤香菜で決まりです。高寿役は誰でもいいや、ベタに福山潤あたりで。

楽しみにしています。A-1Pictureさん。

とりあえず、七月隆文の別作品も読んでみたいと思います。








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先のエントリーにて社会人になってから読んだ本の中から「全く本を読んでこなかった大学生がまず手始めにおすすめする本」ということで8冊紹介しましたが、世の中には、もっともっと本を読んでいる人がいて、その知見を元にブログなどで、おすすめの本を紹介をしていますよね。

そうした紹介ブログで重複して紹介されている本ならば一定の信頼度があるのではないかと思い、どのような本がオススメされているのか調べてみました。

調査対象としたサイトはGoogle先生に「大学生 おすすめ 本」のキーワードで上位にヒットし、文学系ではない本を中心に紹介している以下の8サイト
8サイトで合計89冊の本が紹介されていました。ここでは複数のサイトで紹介されていた15タイトルを紹介しておきたいと思います。

金持ち父さん貧乏父さん
ロバート キヨサキ
筑摩書房
2000-11-09


最も重複していた本がこれ。4サイトで紹介されていました。自身も20代の時に読みましたが、自分は「金持ち父さん」にはなっていませんね。書いてあることを実践していないからかでしょうか。お金持ち系ならば、個人的には後述する「ユダヤ人大富豪の教え」の方がオススメですが、読んでおくべき1冊であることは間違いありません。ただその時には、著者であるロバート・キヨサキがビジネスで失敗し個人破産したということを知っておきつつ、客観的に読むことのが良いかと思います。

人を動かす 新装版
デール カーネギー
創元社
1999-10-31


これは3サイトで紹介。読んでおくべきというか、これを読んでいないことは恥ずかしいと思わなければいけないレベルの本です。カーネギー本(人を動かす、道は開ける)は定期的に読むべきだと思います。



これも3サイトで紹介されています。本田さんのレバレッジシリーズの中で「どれか1冊」と問われれば当然これになりますね。本を読むことの価値についても書かれています。

道は開ける 新装版
デール カーネギー
創元社
1999-10


これ以降は2サイトでの紹介です。カーネギー本ですね。当然です。人を動かす、道は開けるは2冊一気に読むべきでしょう。

7つの習慣―成功には原則があった! (CD付)
スティーブン R.コヴィー
キングベアー
2009-08


いまだ人気衰えるところなく最近も超訳やらマンガ版やら解説本やら活用本やら出ていますが、日本語訳原典を読むべきでしょうね。20代に自分はこの本に出会って(3日間の研修も受け)、その後、いわゆる成功本ノウハウ本は読むことがなくなりました。なんたって、全てこの本に書いてあるんですから。ただ、自分は学生の時にはこの本の良さは解りませんでした。



ナポレオン・ヒル、なんとなく宗教的な雰囲気があって自分はあまり好きではありませんし、全ての学生にオススメできるかというと自分は怪しいと思いますが、内容は間違いありません。

ユダヤ人大富豪の教え
本田 健
大和書房
2003-06-19

 
詳細は忘れてしまいましたが、読後に生き方が変わったことは間違いありません。自分は社会人になってからですが、これは大学生が読んでも良いと思います。

夢をかなえるゾウ 文庫版
水野敬也
飛鳥新社
2011-05-20


これも良い本だったはずですが、ほとんど記憶にありません。多分内容に比喩が多くて相性がわるかったのかなと。学生向けには良いかもしれません。

星の王子さま―オリジナル版
サン=テグジュペリ
岩波書店
2000-03-10


星の王子様、小さな時は単なる物語でしかなかったのですが、大人になり少なからず色々な経験をしてから読むと、哲学書になるという不思議な本です。心の状態で違った学びがあるので、折に触れ読むのが良いかと思います。



これも、学生にはちと勧めるのはどうかなという本です。



神田本は良書が多いですよね。本質的な内容を非常にわかりやすく伝えてくれるのですが、客観性をもっていないと信者になってしまう可能性があり危険もありますけどね。

自分の小さな「箱」から脱出する方法
アービンジャー インスティチュート
大和書房
2006-10-19


これは未読。読んでみます。

1の力を10倍にする アライアンス仕事術
平野敦士カール
ゴマブックス
2008-05-30


8つのサイトのうち2サイトで紹介されていたので、紹介しますが、これを大学生に勧めている理由がサッパリです。そりゃ読んで悪いというわけではありませんが、大学生には判りにくいでしょ。紹介している人、大学生と接したことあるんですかね?



これも未読。

ザ・シークレット
ロンダ・バーン
角川書店
2007-10-29


これも未読。

と、本紹介サイトでの重複本をあげてみましたが、3サイト以上で紹介されているのは名著中の名著で安心しましたが、2サイト程度で紹介されている本は「?」もありますね。

そして名著であっても、それは社会経験を重ねてから読み感銘を得られる本であり、これまで本を読んでこなかった、そして本を読むことの価値を理解出来ていない大学生に強制的に読ませることは良いとは思えませんね...。

と、調べて紹介しておきながら元も子もない感想でした。

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学生には「本は読んどけ!」と話をしているのですが、具体的にどのような本を?となるとナカナカそれは難しく。活字慣れしていない学生が多いので、極論読みたいと思える本ならば小説でもラノベでも何でも良いのですが、教科書通りに伝えるならば、ノンフィクション。

では、ノンフィクションの中で、どんな本を読めば良いか?読書量の少ない人にはノウハウ本 はオススメできません。同種のノウハウ本を複数冊読んでその中から普遍性のある内容を読み解ければ良いのですが、ゴミのような本もあるので多読に慣れていないとリスクが有ります。そして、そもそも問題意識が無いと内容が入ってきにくいのですよね。

となると、読書慣れしていない大学生にオススメなのは、「生き方本」。特に一流のスポーツ選手、文化人、俳優・芸人の「生き方本」は、読みやすく、内容も読書慣れしていない学生にとって共感しやすいものが多いと思うのです。

例えば、スポーツ選手モノならば、キングカズの本はテッパンです。

やめないよ (新潮新書)
三浦知良
新潮社
2011-01-14


ただ、キングカズなのですが、今の若い世代はレジェンド扱いしか知らないので共感が得にくいところですかね。
となると現役で欧州で活躍しているこの2人のベストセラーがテッパンでしょうか。







日本男児
長友佑都
ポプラ社
2011-05-25


プロ野球選手モノであるなら、ブッチギリで桑田真澄ですよ。




芸人でオススメは、高田純次のこれです。

人生の言い訳 (廣済堂文庫)
高田 純次
廣済堂出版
2012-09-20


そして、スポーツ選手でも芸人でもありませんが、ホリエモン本は良いですね。

多くの著書がありますが、学生には是非これを読んでもらいたいですね。


 

 

そして、生き方本ではないですが、読みやすさと内容の解りやすさでオススメするならコレですね。




と、読書をしない大学生に、取っ掛かりとして読む本として自分が勧めるならばこんなところでしょうか。

コトラーの本に影響を受けてマーケティングの勉強を始め、博士課程にまで進んでいるわけですから、以前から「コトラーの著書は全て読もう」とは思っていたのですけれど、なかなか実行せずに今日まで来ました。

主要な著書は持っているつもりですが、まだまだ大量に未読未保有著書があります。 ということで、まずは、目標を明確にすべくフィリップ・コトラーの対象となる著書を確認しておきたいと思います
※Amazonで調べているので全てではないかもしれませんので、ご承知おきを。

折角なので、持っているものも含めて出版年の古い順に。

コトラーマーケティング・マネジメント―競争的戦略時代の発想と展開
フィリップ・コトラー
プレジデント社
1983-01






マーケティング・エッセンシャルズ
フィリップ コトラー
東海大学出版会
1986-05





※未保有。これは、中古しかないですね。
フィリップ コトラー
蒼林社出版
1989-07-26
※未保有。これも、中古ですね。しかも価格が高騰しているっぽい。

※未保有。これも、中古ですね。

ソーシャル・マーケティング―行動変革のための戦略
フィリップ コトラー
ダイヤモンド社
1995-02

※未保有。これも、中古ですね。

新版 マーケティング原理―戦略的行動の基本と実践
フィリップ コトラー
ダイヤモンド社
1995-03

 ※未保有。これも中古。
 




※未保有。中古。

P. コトラー
東洋経済新報社
1996-09

 
ホスピタリティと観光のマーケティング
フィリップ コトラー
東海大学出版会
1997-04








コトラーのマーケティング入門
フィリップ コトラー
ピアソンエデュケーション
2000-04


コトラーのマーケティング・マネジメント -ミレニアム版-
フィリップ・コトラー
ピアソン・エデュケーション
2001-10-29


コトラーのプロフェッショナル・サービス・マーケティング
フィリップ・コトラー
ピアソン・エデュケーション
2002-12-11




コトラーのホスピタリティ&ツーリズム・マーケティング
フィリップ・コトラー
ピアソン・エデュケーション
2003-12-12


コトラーのマーケティング・コンセプト
フィリップ・コトラー
東洋経済新報社
2003-05-02


コトラーのマーケティング思考法
フィリップ・コトラー
東洋経済新報社
2004-04-23


コトラーのマーケティング講義
フィリップ・コトラー
ダイヤモンド社
2004-10-08


市場戦略論
フィリップ・コトラー
ダイヤモンド社
2004-11-06


マーケティング10の大罪
フィリップ・コトラー
東洋経済新報社
2005-01-28


非営利組織のマーケティング戦略
フィリップ コトラー
第一法規株式会社
2005-06-01




ミュージアム・マーケティング
フィリップ コトラー
第一法規
2006-04












コトラー&ケラーのマーケティング・マネジメント 第12版
フィリップ・コトラー
Pearson Education Japan for JP
2008-04-02







カオティクス―波乱の時代のマーケティングと経営
ジョン・キャスリオーネ
東洋経済新報社
2009-09-11







コトラーのイノベーション・マーケティング
フィリップ・コトラー
翔泳社
2011-09-16








あるなぁ〜。とりあえず、こんなところ。保有未保有についてのコメントは後々に。

高校時代、社会の選択科目を地理にしたのは一番点数が取りやすかったからです。極端に人名を覚えるのが極端に苦手というのもあり歴史、特にカタカナ名前の多い世界史は苦手でして。

そんな訳で世界史の知識は中学レベルで止まっているわけですが、歳を重ねるごとに歴史に対する知識見識の重要性を痛感することが多くなるわけです。経済や政治を理解するには歴史を知らないと話になりませんからね。まぁ、そんな人が世の中多いのでしょうね。本屋に行けば歴史本百花繚乱。

そんな流れで毎週土曜日の日経朝刊NIKKEIプラス1「何でもランキング」、5月4日のテーマは「気軽に読める世界史の本」でした。 古新聞にするまえにメモしておきます。(上位3位まで)

■学び直す
1位:もういちど読む山川世界史 ※教科書を一般者向けに
もういちど読む山川世界史もういちど読む山川世界史 [単行本]
出版:山川出版社
(2009-09)

これで私は世界史を勉強しなおしました。

 2位:銃・病原菌・鉄 ※文明に科学的アプローチ
銃・病原菌・鉄〈上巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎銃・病原菌・鉄〈上巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎 [単行本]
著者:ジャレド ダイアモンド
出版:草思社
(2000-10-02)

これは読んでおこう。

3位:若い読者のための世界史 ※昔話を語りかけるように
若い読者のための世界史(上) - 原始から現代まで (中公文庫)若い読者のための世界史(上) - 原始から現代まで (中公文庫) [文庫]
著者:エルンスト・H・ゴンブリッチ
出版:中央公論新社
(2012-04-21)

■漫画で楽しむ
1位:まんが世界の歴史 人物辞典 ※140人以上の生涯を1冊に
まんが世界の歴史 人物事典 (ビッグ・コロタン)まんが世界の歴史 人物事典 (ビッグ・コロタン) [単行本]
著者:小西 聖一
出版:小学館
(2012-10-31)

 これいいねぇ。

2位:学研まんが世界の歴史 ※愛着を持つ専門家も多く
学研まんが世界の歴史 全15巻学研まんが世界の歴史 全15巻 [大型本]
出版:学習研究社
(2003-06)
 
小学校時代、図書室に行けば、これ系の漫画しか読んでいませんでした。

3位:ヒストリエ ※激動の古代地中海を描く
ヒストリエ(1) (アフタヌーンKC)ヒストリエ(1) (アフタヌーンKC) [コミック]
著者:岩明 均
出版:講談社
(2004-10-22)
 
■家族で開く
1位:137億年の物語 ※ビッグバンから現代まで
ビジュアル大年表 137億年の物語ビジュアル大年表 137億年の物語 [大型本]
著者:クリストファー・ロイド
出版:文藝春秋
(2013-07-12)

これ面白そう。

2位:一冊でわかるイラストでわかる 図解世界史 ※鮮やかな色使いが魅力
一冊でわかるイラストでわかる図解世界史―地図・イラストを駆使 超ビジュアル100テーマ (SEIBIDO MOOK)一冊でわかるイラストでわかる図解世界史―地図・イラストを駆使 超ビジュアル100テーマ (SEIBIDO MOOK) [ムック]
著者:成美堂出版編集部
出版:成美堂出版
(2006-08-11)
 
3位:100のモノが語る世界の歴史 ※遺品や遺跡で振り返る
100のモノが語る世界の歴史1: 文明の誕生 (筑摩選書)100のモノが語る世界の歴史1: 文明の誕生 (筑摩選書) [単行本]
著者:ニール マクレガー
出版:筑摩書房
(2012-04-16)
 
これ今度図書館で読んでみよう。高いから(笑)

 ルディー先生の著書はこの本で2冊目。前回の「売り方は類人猿が知っている」の読書記録を確認してみたら1年前でした。先生自らがつけたのか、編集者がつけたかは知りませんが、今回もタイトルにセンスありすぎ。
ソクラテスはネットの「無料」に抗議する (日経プレミアシリーズ)ソクラテスはネットの「無料」に抗議する (日経プレミアシリーズ) [新書]
著者:ルディー 和子
出版: 日本経済新聞出版社
(2013-02-16)

 



 新書でさっくり読める量ですが、内容は骨太です。全ての論において裏付けがしっかりしていて読んでいて気持ち悪さは一切ありません。いつか本を書く時のお手本にしたい本です。んで、この本は「人間の本質はギリシャ時代から変わってないんだよ」ということをソクラテスの時代と現代を対比しながら考察している本です。「人間は昔から変わらない」という主張は「売り方は猿人類が知っている」と同じですね。

 いつものように、書評を書く力は無いので、気に入った部分をいくつかメモとして残しておきます。
 
■古代から現代に続く「贈与の法則」

 贈与論 (ちくま学芸文庫)贈与論 (ちくま学芸文庫) [文庫]
著者:マルセル モース
出版: 筑摩書房
(2009-02)
 




『贈りものは、1)与える義務があるし、2)ウケる義務があるし、3)お返しする義務があるのです。人間がこういった3つの義務を遂行している限り、暴力による争いの代わりに平和を維持することができる。これは人間が社会生活を始めるようになってから獲得した1つの知恵なのです。』

■ネット上の「無料(フリー)」のウソ


1)無料の商品やサービスが有料のサービスや商品によってカバーされるもの。
  ⇒ 無料で捕まえてから、その後課金する系のサービス。Dropboxや高額請求で問題になるソーシャルゲームなんかがそれ。 
2)真に誰でも無料。
  ⇒ Wikipediaが代表例。個人・法人の寄付により成立している。ただし、個人の寄付では賄い切れない規模になり、企業による大口寄付により維持している現実。
3)三者間市場
  ⇒ GoogleやFacebookなんかがこれ。無料で使えるのは、企業の広告費があるから。

 このお話が出てから、3)三者間市場に焦点を当てた話になります。GoogleやFacebookが贈与の法則を破壊したという論の展開となります。GoogleやFacebookなどはサービスを使う対価として個人データの提供を求めているのです。これに対して「無料サービスは使うが、個人データは提供しない」ということになると破綻するという内容です。これには大いに納得させられました。

 ただし現状の問題点もあげています。個人データが通貨と等しい扱いとなっていて、それが売買、贈与交換であろうと利用者が企業にそれを渡していることに気づいていないという点です。

■人間は生まれつきうそをつくようにできている。
■ソーシャルメディアの詐欺師と世界最古の詐欺師の手法は同じ

■人間の8割は楽観主義者、そして楽観主義者は生存率が高い
■確証バイアスにとらわれる人ほど議論に強い

■1つの作業を一気に片付けないと、1.5倍の時間がかかる。

『マルチタスキングというと、感覚的になんとなく効率が良いように思えます。イメージ的にも、仕事を手早く済ませる、やり手のビジネスマンっぽいかっこ良さがあります。が、過去20年間、心理学者や神経学者が行なってきた様々な実験や調査では、私たちは同時に2つ以上のタスクをこなすことは得意ではなく、成果も時間も劣る結果となっています。』
※マルチタスキング能力を上げるためにはワーキングメモリーの容量をあげる訓練をする。

■脳は「新しい情報」の誘惑に抵抗できない。
 
■仕事中のメールは、ドラッグよりも2倍もIQを下げる。

 ⇒ 情報中毒になる原因。メールやTwitter、Facebookの投稿を常にチェックしていないと気が済まない状態に人間は陥りやすい。そうなると、つまりマルチタスク状態になり、生産性は必然的に落ちるということです。 
『私たちは、結局のところ、古代ギリシアの知識人と比べて、なんら発展も進化していないのです。ソクラテスが生きていた時代に無かったコンピュータやインターネットといったモノが存在するのは、交換によって分業化と専門化が進み、その知識やノウハウが2,500年積み重なった結果です、、人間一人ひとりの頭脳や知性が昔に比べて良くなったからというわけではないのです。』
と、こんなところで。
以下は、本の参考文献になっていて読もうと思ったものたち。

繁栄――明日を切り拓くための人類10万年史(上)繁栄――明日を切り拓くための人類10万年史(上) [単行本]
著者:マット・リドレー
出版: 早川書房
(2010-10-22)
 




贈与の歴史学  儀礼と経済のあいだ (中公新書)贈与の歴史学 儀礼と経済のあいだ (中公新書) [新書]
著者:桜井 英治
出版: 中央公論新社
(2011-11-24)  





ネット・バカ インターネットがわたしたちの脳にしていることネット・バカ インターネットがわたしたちの脳にしていること [単行本]
著者:ニコラス・G・カー
出版: 青土社
(2010-07-23)  





最近はすっかりアニメブログと化しておりアレな感じなので正月に読んだ本の記録でも残しておこうかと思います。この正月は昨年Bookoffオンラインで購入した後、積読状態にあった3冊です。

1冊目: 「生きるすべとしての哲学 小田実最後の講義」

生きる術としての哲学―小田実 最後の講義生きる術としての哲学―小田実 最後の講義
著者:小田 実
販売元:岩波書店
(2007-10-05)
販売元:Amazon.co.jp

昨年、NHKのドキュメンタリーで小田実という人物を知り、数冊購入したうちの1冊。慶応大学で開講された「現代思想」という講義を元にした1冊。 故に内容は、哲学、科学技術、戦争、国家、市民、政治、経済などなど多岐にわたっていて、それぞれ深掘りされているわけではありませんが、小田実という人間の物の見方、考え方を知り、「自分ならどう考えるか?」というきっかけをもらえる1冊でした。

書評を書く力量は無いので、印象に残った部分を一部抜粋。

『社会には問題矛盾は必ずある。それは、まず職能を通じて解決すべきだと思う。医者はいい診療をする、先生はちゃんと教える、新聞記者はいい記事を書く、工場の労働者は変なものをつくらない。それでたいていの問題解決が図れるはずです。』 (「市民」の定義に関する質問への回答の一部)

『歴史は大きな視点で、しかも自分自身の目で確かめなければならない。大きな視野のなかで、西洋と日本との関係も見ながら問題を見ていく必要があるでしょう。日本と韓国の間の話だけではなくて、世界史の大きなコンテクストの中で見てほしい。そして日本の一はどこになるか、を考えてほしい。』(世界史のなかの日韓関係)

『平和主義は漢方薬みたいなものです。漢方薬で徐々に体質を変えて行こうとするものです。それに対して武力介入は、救急薬みなたいなものです。救急薬はたいてい毒薬だ。気絶した人にカンフル注射みたいなものだ。使ったら死んでしまう場合もある。あくまで応急処置でなければならない。』(ベトナム戦争と戦後世界)

自分の大学時代にもこういった一般教養科目があったはずで、履修していたはずなのですが「単位を取るためだけの科目」として真剣に受けなかった自分を悔いるばかりです。

2冊目:ひらめきはどこから来るのか?(吉永良正)

ひらめきはどこから来るのかひらめきはどこから来るのか
著者:吉永 良正
販売元:草思社
(2004-05)
販売元:Amazon.co.jp
 
これは完全に「ジャケ買い」。脳科学に基づいているようで、そうでもない。理系の本というよりは文系な本。他の文献引用多めに、それを軸に著者の考えを展開しているだけ。別に内容に反論があるわけではないのですが要は「考えて考えて考えて、一旦脳みそを休ませる。そして、違った視点からの情報を入れて考えて、考えて、また脳みそを休ませる。そうすると、「ひらめき」がやってくる」ということです。

情報が溢れ、簡単に「それらしい情報」を入手もでき、考えずに簡単に「答えらしきもの」を出せてしまう昨今において「自分の頭で考えること」の大切さには気付かされます。多くの人は「考えているようで、考えていない」のです。最近、自分も「考える」ことに怠けていたなぁとプチ反省させられました。

ちなみに実践的な「ひらめき」を得る手法を学ぶならば、内田先生の「スパークする思考」のほうが100倍オススメです。

スパークする思考  右脳発想の独創力 (角川oneテーマ21)スパークする思考 右脳発想の独創力 (角川oneテーマ21)
著者:内田 和成
販売元:角川グループパブリッシング
(2008-11-10)
販売元:Amazon.co.jp

3冊目:平気でうそをつく人たち(M・スコット・ペック)

文庫 平気でうそをつく人たち 虚偽と邪悪の心理学 (草思社文庫)文庫 平気でうそをつく人たち 虚偽と邪悪の心理学 (草思社文庫)
著者:M・スコット・ペック
販売元:草思社
(2011-08-05)
販売元:Amazon.co.jp

これも「ジャケ買い」本。内容は精神科医である著者の診療実例物語をベースに人間関係の中で「嘘」が発生する事実を明らかにしている本と説明はつけられるのですが、正直、1つ1つの診療事例が長すぎて読むの疲れました・・・。 嘘発生の事実と、それに対して考察はされているのですが、期待をした「平気でうそをつく人」についての体系化はされていません。ちなみに原題は「PROFILE OF THE LIE」です。このタイトルなら納得の内容ですが、邦題と内容は若干ズレがあるように思います。邦題を付けた人の作戦勝ちですね。

表紙カバーに書いてあった内容が本書のまとめになっておりまして、つまり「平気でうそをつく人とは?」の答えはこれで充分という感じです。

・どんな町にも住んでいる、ごく普通の人
・自分には欠点がないと思い込んでいる。
・異常に意志が強い
・罪悪感や自責の念に耐えることを絶対的に拒否する。
・他者をスケープゴートにして、責任を転嫁する。
・体面や世間体のためには人並み以上に努力する。
・他人に善人だと思われることを強く望む。


上記にあてはまるような人が「平気でうそをつく人」予備軍という理解でよさそうです。意識的に嘘をついているならば、まだ救いようがあるかもしれませんね。そうした人は嘘をついていると思っていない可能性があります。

自分も思いたる節があります。気をつけねば・・・。

ということで、以上、年末年始は結果として普段読まないような本を読んで、普段使わない部分の脳を使ってみましたというご報告でした。

※すっかり放置状態の本ブログ。思い立った時に今後も時々エントリーするのでよろしくお願いいたします。
※日々のくだらない日常を綴っているもう一つのブログ「徒然なるままに」( http://blog.goo.ne.jp/juncool  ) は絶賛徒然日々更新中です。

最近、ご本人との縁をきっかけに、その方の著書を読むことが増えてきたのですが、今回ご紹介するのもその1冊。

詳しくはHPをご参照いただければと思いますが、目崎さんは新卒でメリルリンチに入社し若くして社内で世界一の収益を上げた実績をお持ちの方。ところが、そうしたキャリアを捨てて世界中をめぐり、今は国際文化アナリストという肩書きで活躍されている方です。

初めてお会いした際には仕事の話もさることながら色々色々世界各地のことや文化、国民性聴かせてもらいました。その1つ1つの話は深い知見に溢れ時間はあっという間に過ぎてしまいました。
1度お会いさせていただいただけではありますが、久しぶりに憧れる、目指したい生き方をしている御方と出会えたという感じです。

目崎さんのオフィシャルページ :  http://www.mezaki.info/ 

んで、その目崎さんの著書「幸福途上国ニッポン」ですが、下記Amazonリンクにはありませんが、実際の本の帯広告にはソニー前会長の出井さんが「ユニークな視点、わかりやすい論説。快作だ!」と記されております。

まさにその通りです。単に海外放浪をした人の旅行記的な日本文化批評ではありません。丁寧に「幸福」に関する調査結果を元に考察が重ねられています。

日本人は世界各地の機関が調査する「幸福」に関する調査でことごとく下位に沈んでいる状況について、

・何故、その様な結果となるのか?
・幸福を感じるための因子は何か?
・今後日本人が幸福を実感するためには如何にすべきか?

といったことが海外の国々との比較を元に展開されています。社会科学的視点があるのもありますが、実際にその国々に行き知っている方が発する説得力が文章にはあります。

ご本人に確認したわけではないですが、アカデミックバックグラウンドがしっかりしていないと書けない内容が節々にあり、おそらくロンドン大学で社会人類学修士を取得する際の研究をベースにされているのではないかなぁと。

極めて個人的な見解ですが、
日本人は不幸せなのか?と問われれば決して不幸せなわけではない。むしろ世界の何処の国と比較してもこれほど幸せな国は無いと思うのです。

日本の幸福度が調査で低くなるのは、つまり日本人が幸せと思っていないということであり、幸福度をあげるためいは幸せと実感する必要であるわけです。

と言うことで、内容紹介はさておきで、

個人的に「どうすれば日本人が幸福度をあげられるか?」を考えてみるるわけです。

幸せを内発的実感するのはなかなか難しいことだと思うので、比較的に実感するのが良いかなぁと思うのです。「井の中の蛙、大海を知らず」って諺がありますが、これが日本人の幸福度をあげるための良いキーワードになるのではないかと思うのです。

幸福度に関して解釈をしてみると、「なんとなく大海は幸せなところという幻想を持ち、大海の実情を知らないがゆえ、井戸の中での生活を不幸と思っているカエル」ということです。沢山の日本人に日本以外の国々(大海)を知ってもらい、如何に日本(井戸の中)が幸せかを相対的に強烈に実感してもらえれば良いのではないか思います。

これは自分自身の初めて海外は学生時代に半年間の海外遊学だったのですが、半年間海外にいて日本に帰国した実感し行き着いた価値観でもあります。

「全員海外に行け!」ということではありません。(行くことで実感するのは手っ取り早いですが)
日本は素晴らしい国だ、日々日々においては色々な不平不満、不幸を感じることはあるけれど、日本という国に生れ育った限り、世界と比較すればブッチギリで幸せな環境に生きていられている。それだけで、むちゃくちゃラッキー!と日本人が思えれば、きっと、現在どんよりと雲を落とす日本の諸問題は好転すると思っています。

その為には政治、メディアの役割は非常に大切だと思います。どうも日本のメディアは「日本はダメだダメだ」「海外はスゴイ、素敵だ!」と吹聴しすぎているように思うのです。

確かにこのままの状況が続けば悲観せざるをえない部分はありますが、「日本はまだまだスゴイ。可能性にあふれている!未来は明るい!」って国民を信じこませれる役割がメディアにはあると思うのです。

って、何やら戯言になってきたのでこの辺でおわりにします。

幸福途上国ニッポン 新しい国に生まれかわるための提言幸福途上国ニッポン 新しい国に生まれかわるための提言
著者:目崎 雅昭
販売元:アスペクト
(2011-06-24)
販売元:Amazon.co.jp
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 ホントは1冊ずつちゃんと記録書いていくつもりだったのですが・・・。
 ひと言コメントつけながら、自分自身の読書記録ってことで。4月はブック・オフ祭でタイトルのみでポチポチ買った本が中心。

 新世代ビジネス、知っておきたい60ぐらいの心得 文春文庫新世代ビジネス、知っておきたい60ぐらいの心得 文春文庫
著者:成毛 眞
販売元:文藝春秋
(2003-11-08)
販売元:Amazon.co.jp
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 成毛さんの10年前の著書。成毛さんの価値観が、「働き方・生き方」を中心に据えあれやこれやと多方面で書かれている。10年たった今読んでも古さを感じないのは、この10年日本が変わっていないからなのかな。いや、変わってはきているけど本質的な問題は全く解決されていないってことなのかな。
 エピローグに「さあ!会社を辞めて、会社をはじめよう」という項目は勇気をもらえた。
 
希望のビジネス戦略 (ちくま新書)希望のビジネス戦略 (ちくま新書)
著者:金子 勝
販売元:筑摩書房
(2002-12)
販売元:Amazon.co.jp
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 上記は金子勝氏が著書となっていますが、成毛さんとの対談形式の本。やはり10年前の本なのですが、結局、最近の本と言われても違和感がない。
 一貫して、世の中の価値観が変わってきていることを理解し、それに合わせた生き方・そしてビジネスを考えようというメッセージ。
 日本の現状を悲観的に見る傾向が未だ抜け切らないところですが、過去の成功体験を捨て去って、現状を楽しみ、日本の良い点、可能性に目を向けて明るく前向きに仕事をして生きていかないといかんってことです。


BBTシリーズ8 コンサルティング入門 (BBTビジネス・セレクト)BBTシリーズ8 コンサルティング入門 (BBTビジネス・セレクト)
著者:内田 和成
販売元:ゴマブックス
(2007-07-04)
販売元:Amazon.co.jp
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 WBSでお世話になった内田先生の本。これ読んで無かったのですよ。2年間のMBA生活で内田先生の講義は内田ゼミの人と同じだけ、つまり取れる限り全てを受講しました。先生は講義の端々にコンサルタントとしての考え方、仕事の進め方を話しをしてくれていましたが、その内容がまとまっているそんな1冊です。講義で聴いた覚えのあるネタも多数。講義を受けていた当時を懐かしく思い返しながら読んだ次第であります。

MBAのマーケティング―ビジネスプロフェッショナル講座 (日経ビジネス人文庫)MBAのマーケティング―ビジネスプロフェッショナル講座 (日経ビジネス人文庫)
著者:ダラス マーフィー
販売元:日本経済新聞社
(2003-06)
販売元:Amazon.co.jp
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 タイトルだけで、ポチッとした1冊。監訳が嶋口先生ってのがポイントでもあったのですが、内容は総じて浅く、構成もとっ散らかりな1冊。まとまりが悪い。著書はフリーランスのライターでマーケティングの専門家でないってのも理由かな。マーケティングの概論を学ぶなら他に良書が多数あります。

即答するバカ (新潮新書)即答するバカ (新潮新書)
著者:梶原 しげる
販売元:新潮社
(2010-07)
販売元:Amazon.co.jp
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 これも、気になっていたタイトルだったので、内容知らずでポチった1冊。「即答するバカ」を考察し深掘りする内容を期待したのですが、前書きで「そのような本ではない」と断りが書いてありました(笑)
 アナウンサー出身らしく、様々なシチュエーションにおける会話のテクニックが事例とともに散りばめられています。要は、状況にあわせた言葉の使い方、話し方が大切ですよってことが書かれています。

マンガで読む「ロングセラー商品」誕生物語(完全保存版)マンガで読む「ロングセラー商品」誕生物語(完全保存版)
著者:藤井 龍二
販売元:PHP研究所
(2010-02-25)
販売元:Amazon.co.jp
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 マンガです。昔、PHPのビジネス書「The21」で連載していたモノのまとめ本です。ブランドの研究をしている端くれとしては、ロングセラー商品がどう作られ維持されてきているのかは常に関心を持っているところ。取り上げられている商品が現在においも売り上げ・利益的に安泰なものばかりではありませんが、ブランド力はあるモノばかり。そのうち、自分もブランドの研究の一環で企業取材をしてネタが溜まったらマンガテイストでアウトプットするのは良いなぁとぼんやりと思ったりしてます。

冬だけで儲かる やきいも屋のナゾ—利益を生み出す会計のからくり冬だけで儲かる やきいも屋のナゾ—利益を生み出す会計のからくり
販売元:永岡書店
(2007-02-10)
販売元:Amazon.co.jp
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 本ブログで、毎月安定的にアクセス数を稼いでいるのが、下記のエントリー。

 焼き芋屋は荷台で火を炊いていても違法ではないみたい。


 同じような疑問を感じたが、読んでくれているようです。その中で収益について考察しているのですが、本書でも、やきいも屋の収益について考察されています。まぁ、ほぼ同じでした。
 他にも、場末のスナックが潰れない理由や、ケータイ電話0円モデルが成り立つ理由、ラーメン屋の経営など具体例を通じて、会計について書かれています。
 「こんなんでも本が1冊書けるんだぁ」ってな感想を持ってしまいました。まぁ、その程度です。移動時間の時間つぶし程度にはちょうど良いかと思います。
 
インド人はなぜゼロを見つけられたか (小学館文庫)
著者:門倉 貴史
販売元:小学館
(2007-01-06)
販売元:Amazon.co.jp
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 これはタイトルに騙されました。ゼロの発見経緯を紐解く内容ではなく、成長するインドという国について経済的側面の解説書です。

図解・世界で「一番」なんでも事典 (王様文庫)図解・世界で「一番」なんでも事典 (王様文庫)
著者:世界の「ふしぎ雑学」研究会
販売元:三笠書房
(2009-07-28)
販売元:Amazon.co.jp
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 子供の頃、両親から「マンガばかり読まないで本を読みなさい」と言われると、この手の雑学本ばかり読んでいました。1項目が短いので、大概トイレに持ち込んで読みます。ただ、読んだその瞬間だけ「へ〜」と思うのみで、読んだからといって、その内容が頭にちゃんと残るかっていうと殆ど右から左に抜けていくのですけどね。 

マンガ版 新・資本論マンガ版 新・資本論
著者:堀江貴文
販売元:宝島社
(2010-11-10)
販売元:Amazon.co.jp
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 これもマンガですね。マンガ版でも今の自分には充分でした。「お金=信用=価値の創造」ってことです。仕事はお金の為ではなく、仕事を通じて価値を創造し信用を積み重ねることで、お金がついてくる。まだ会社は不安定極まりない状況ですが、お金に振り回されることのないような仕事をしていきたいとおもう次第です。

ブランドの達人[改訂版]ブランドの達人[改訂版]
著者:ブランドデータバンク
販売元:ソフトバンククリエイティブ
(2008-03-19)
販売元:Amazon.co.jp
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  発売当時に立ち読みした程度の本でありましたが、105円だったので買ってみました。大規模なアンケート調査を元に49の「◯◯な人」という形で消費パターンに分けているわけですが、自分はどれにも該当しませんでした・・・。
  マーケティングにおいてSTPは大切ではありますが、消費傾向が固定化されにくく、価値観がハイスピードで流動している昨今の状況下、一生懸命、定点観測して分類することにどれだけの価値があるのか疑問に思うところです。

空気を読むな、本を読め。 小飼弾の頭が強くなる読書法 (East Press Business)空気を読むな、本を読め。 小飼弾の頭が強くなる読書法 (East Press Business)
著者:小飼 弾
販売元:イースト・プレス
(2009-10-22)
販売元:Amazon.co.jp
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 読書本です。まだまだ読書が生活の一部になっていない自分には時にこうした本を読むのは良い薬になります。納得感が強烈にあった項を3つだけ引用させていただきます。

 ・本に付箋を貼るな!〜目次で構造を掴めないノンフィクションはクソ本だ!
 ・本の表紙は嘘をつく〜目次や索引などメタデータを見てから本を買おう
 ・クソ本は青汁だ〜どんな内容のない本でも、アンチテーゼとして糧にできる 

 ブックオフオンラインで、タイトルだけで買うのは結構バクチですが、クソ本でも糧になると思えば良いですかね。

 ここまでは、そのブックオフオンラインで105円〜210円で買った本たち。

 以下は4月にアマゾンさんで定価で買った本を2冊。

 わが子が勉強好きになる4つのヒントわが子が勉強好きになる4つのヒント
著者:佐藤剛司
販売元:幻冬舎
(2012-03-19)
販売元:Amazon.co.jp
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 この本の著者である佐藤さんは、名学館という塾の創業社長。縁あって発売前にお会いする機会があり紹介され読んだ1冊です。
 子供の学力を伸ばすためには親の役割が大切であるということが書かれています。 意図して相当、柔らかに読みやすい内容にしたと言われていましたがそのとおりの本です。タイトルも出版社の意向に添って「売れる為」のタイトルにしたとのこと。
 「親→子供」という関係性で、学力向上の視点で書かれた内容ですが、そのままビジネスにおけるマネジメントに使える内容でもありました。人材育成という点では、どちらも同じってことを認識させられた次第です。
  
 本書の中でもあがっていた山本五十六の名言、

 「やってみせ、言って聞かせて、させてみて、ほめてやらねば人は動かじ」 

 さらに、この続き部分、

 「話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず。やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず」

 全てはここに集約されますね。 


 模倣の経営学―偉大なる会社はマネから生まれる―模倣の経営学―偉大なる会社はマネから生まれる―
著者:井上達彦
販売元:日経BP社
(2012-03-08)
販売元:Amazon.co.jp
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 イノタツこと井上先生の新著。アカデミック畑の人向けのみならず、ビジネスパーソンにも売れる本を狙った感じですが、こういう本、大好きです。

 P-VERのフレームワークを用いた事業創造のステップを、クロネコヤマト宅急便や、スタバとドトール、ライアンエアなどお馴染みのケースで解説しています。

 ビジネスにおける「良い真似の仕方」を知る為の本です。

 全くのゼロから誰も想像しなかったようなビジネスを起し大きく成長させることを目指すのもエキサイティングですが、まぁ、極めて難しいこと。

 これだけ世界が水平化され情報化された環境下では、「模倣」からスタートさせ「模倣できそうで模倣できないビジネス」を如何にして短期間で仕立て上げられるかが重要だなぁと。
 模倣のお作法をしっかり身につけ、今後、新規事業支援の仕事で活かしていこうと思う次第。自分にとってはバイブルになる1冊になるかな。
  
  

 ってなことで。以上でありやんす。

 もっともっと本を読まなきゃ。


早稲田MBAに通っていた頃、科目は、マーケティング戦略系、競争戦略系、経営戦略系にほぼ絞っていました。
仕事をしながら学ぶにおいて専門分野に特化した方が効果的であり、そうして良かったと思っています。

他の専門分野において「履修すれば良かった」と思う科目を上げればキリが無いのですが、
「この先生の科目は履修しておけば良かった」と今も思う先生が2名います。

1人は、組織論が専門の谷口真美先生。
科目は専門に集中させる方針を建前に、超ハードといわれる課題が怖くて取らなかった、というのが正直なところ。

そして、もう1人の先生が、今回の「売り方は類人猿が知っている」の著者である、ルディー和子先生。

実務家から教授となられているお一人です。
※ルディー先生のブログ「明日のマーケティング」  http://newmktg.typepad.jp/ 

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売り方は類人猿が知っている(日経プレミアシリーズ)売り方は類人猿が知っている(日経プレミアシリーズ)
著者:ルディー 和子
販売元:日本経済新聞出版社
(2009-12-09)
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る
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これも長らくツン読していた1冊。
(正しくは、フォトリーディングはしたけど、精読はしていなかった1冊)
(大学院時代に購入してツン読している本、まだまだあります)

「売り方」とタイトルについていますが、具体的手法が載っているわけではありません。
動物の「本能」についてフォーカスをあてて、人間の消費行動を考察している内容です。

まえがきにある、

「数十万年から数百年という太鼓の昔に遡って、私たちの祖先がしたことや学んだこと、環境の変化に脳の仕組みが適応してきた歴史を知れば、現代の不可思議な消費行動が明らかになります。モノを売る売り手がどう対処すべきかの解決方法も見えてきます」

これが本書の紹介として最適な箇所かと思います。
先行研究や実験結果を元に内容が展開されていますが、いずれもとても読みやすい文章に咀嚼してくれています。

以下は個人的な備忘録的メモ。

◆最初に生まれた感情は「恐れ」」、「恐れ」の変化形が「不安」。それと同時に生まれた感情は「怒り」。
 「恐れ・不安」を打破するために「怒り」の感情がある。なるほど、すぐに怒りを表に出す人は本能的に「恐れ・不安」を打ち消していると思えば許容できます。

◆「妬みは民主主義を実現させるための推進力であり、(妬みそれ自体は余り良い感情ではないが)、より公正な社会システムを達成するためには我慢しなくてはならない感情なのだ」(英国の哲学者バートランド・ラッセル)

◆行動経済学では、損失と利得が同額でも、人間は損失を利得よりも大きく感じる。だから人間は損失を回避しようとする。これを損失回避性という。

◆「うつ」は遠い人間の祖先にもあったかもしれないらしい。「うつ」は生存確率を高める仕組みであったと主張する学者がいるらしい。
自分ではコントロールできない悪条件に置かれた動物は、エネルギーの節約を図るために、うつ病によく似た状態になる。

◆消費者の買い控えを打破するには、購買を正当化しやすい仕組みを作る。

◆人間の意思決定に大きな影響力のある大脳辺縁系は、未来に関心が持てないようにプログラムされている。

◆長寿ブランドであるためには、まず第一に、長く市場に生存する必要がある。

と、備忘録はこれくらいにしまして、簡単に感想を。

本書を読み、人間の本能として、現在の日本の状態において消費が拡大することはありえないってことがよく解りました。

不安を感じる状況では人間は本能として守りに入るってことです。

先行き不透明な日本であります。確かに、いろいろ先を考えると明るい兆しも見えず不安を感じます。
景気が良くなれば、いろいろ問題が解決することもありますが、メディアが不安を煽り続ける以上、消費者はお金を使うことを控え続けるということで、景気はよくならないってことですよね。

もっと、気楽に楽観的な雰囲気を作っていければ景気は上向く可能性は大きいと思われます。

価値観を大きく転換して、先行き不安&低成長の中で価値を見いだせる状態を作っていかないと。
もう一度、高度経済成長を期待しても無理なわけです。

陽ではなく陰の価値観。
金閣寺ではなく銀閣寺みたいな価値観です。

経済政策も重要ですが、メディアが足並み揃えて、不安を煽るような姿勢を変えて、日本の可能性や強さを知らしめるような内容や、楽観的になれるような前向きで明るい内容を沢山流してもらえれば、景気も上向くのではと思うのですがどうでしょうか。

と、メディアに期待しても仕方ないのですかね。
総うつ状態で先行きが見えない日本においてどうしたら明るい兆しが見いだせるかは結局、各企業が考えていくしかないですね。

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