研究ノート(大学教員の徒然)

なかたにじゅんいちの個人ブログです。

カテゴリ:大学教員の徒然 > 読書記録


年始、百年コンサルティング代表の鈴木貴博さんの新著が昨年秋に出ていた事を知って、速攻で読んだ。

会社のデスノート トヨタ、JAL、ヨーカ堂が、なぜ?会社のデスノート トヨタ、JAL、ヨーカ堂が、なぜ?
著者:鈴木 貴博
販売元:朝日新聞出版
発売日:2009-11-06
おすすめ度:5.0
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鈴木社長は、以前、新規事業の立ち上げの際に大変お世話になった方。BCG出身のコンサルタントの方です。

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本は、「会社のデスノート」とキャッチーなタイトルですが、中身は経済学に基づいた経営の教科書のような内容、なのに非常にわかりやすく、読みやすい。

前半は、所得弾力性や価格弾力性を用いて、直近の経済環境や企業行動を丁寧に数値を用いて解説していて、中盤には、「ウォルマート・エフェクト」の対比で「セブンイレブン・エフェクト」という概念を提示して解説。そして後半は、「重サービス業」という概念で、今後、日本のサービス業が取るべき経営戦略を示唆しています。


「ウォルマート・エフェクト」という言葉、初めて知りました。ウォルマートが出店した地域の経済は上向くか、下向くかという研究が今、盛んにされているらしいです。英語論文検索してみたら結構な本数出ています。(両派いて結論は出ていないようです。)

「重サービス業」という考え方、素敵デス。
要は、サービス業も生産性を高めるために、労働集約型から資本集約型に転換せよということです。


遠い昔、大学生の時の経済原論やらマクロ経済、ミクロ経済といった授業は眠くて眠くて仕方なかった自分ですが、本を読み、「経済学」を勉強し直さなければならないと強烈に感じた次第です。

経済原理を理解していないと、経営は理解出来ない。そんな気がします。

今年は、意識して経済学の勉強するとして、MBA2年目は経済に関連する授業とろうと決意したのでした。

年始一発目に良い本を読めて満足です。


※鈴木社長の本は、どれも本当に勉強になります。
以下のうち1冊ということであれば、「がつん!力」がお薦め。
タイトルには良い意味で裏切られます。

がつん!力 会社を救う5つの超原則 (講談社BIZ)がつん!力 会社を救う5つの超原則 (講談社BIZ)
著者:鈴木 貴博
販売元:講談社
発売日:2008-06-21
おすすめ度:4.5
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アマゾンのロングテールは、二度笑う  「50年勝ち組企業」をつくる8つの戦略 (講談社BIZ)アマゾンのロングテールは、二度笑う 「50年勝ち組企業」をつくる8つの戦略 (講談社BIZ)
著者:鈴木 貴博
販売元:講談社
発売日:2006-10-19
おすすめ度:3.5
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カーライル―世界最大級プライベート・エクイティ投資会社の日本戦略カーライル―世界最大級プライベート・エクイティ投資会社の日本戦略
著者:鈴木 貴博
販売元:ダイヤモンド社
発売日:2008-05-16
おすすめ度:4.0
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金曜日のマーケティング事例研究の後半は元ミツカン社長の徳永先生なのですが、組織とオペレーションの授業でオオゼキの分析をしていると話をした際に、先生から勧められた1冊の本を読んでみました。

「買うまでもないから、貸して上げる」と言って貸してもらったのですけど、これは買う価値がある1冊でした。

その1冊はこれ。

パブリックスの「奇跡」―顧客満足度全米NO.1企業の「当たり前」の経営術パブリックスの「奇跡」―顧客満足度全米NO.1企業の「当たり前」の経営術
著者:太田 美和子
販売元:PHP研究所
発売日:2006-07
おすすめ度:4.0
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「パブリックス」知りませんでした。
アメリカのフロリダを本拠地にアメリカ南部を中心に展開するスーパーマーケットです。全米小売業ランキング2008年度では15位、2009年のスーパーマーケットランキングでは7位にランキングしている企業です。

2008年度全米小売業ランキング(英語・PDF) 

  Publix - Wikipedia, the free encyclopedia

買収を伴わず、しかも全米展開しているわけでもない、地方スーパーが驚異的な成長と強さを誇っているのです。

内容はというと、何故、パブリックスは成長しているのか?という事を創業から現在までを紐解くケーススタディに成っています。

強さの源泉は、徹底した顧客満足度追求の経営姿勢が、従業員に浸透しているのです。いわゆる、「強い現場力」というものです。

オオゼキと.非常に類似しています。というか、強いサービス業というのは国を問わず共通して、強い現場力を持っていると言うことと、

企業が巨大化しても、その現場力は維持できるという事実はとても勉強になりました。

企業規模が拡大すると、良い組織風土や企業文化が薄れてしまい衰退する企業は多い訳ですが、パブリックスは2008年度で店舗数約1000店、売上約2.4兆円、従業員14万超にまで成長している企業です。

ちなみに、パブリックスが最も大切にしていることは、

「きれいな店」「品揃え」「接客」

これだけ。

これだけを現場で徹底して2兆円を超えるスーパーになっているのですから驚異的です。その仕組や取組の事が書かれている1冊です。読みやすい本で、2時間程度で読みきれます。

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水曜日の経営戦略?の指定教科書は、コリス&モンゴメリーの名著。

資源ベースの経営戦略論資源ベースの経営戦略論
著者:デビッド J.コリス
販売元:東洋経済新報社
発売日:2004-09
おすすめ度:5.0
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アマゾンで注文した際に、買わずに長らくカートに入れっぱなしだった
ホリエモンこと元ライブドア社長の堀江貴文著「徹底抗戦」を一緒に購入。

徹底抗戦徹底抗戦
著者:堀江 貴文
販売元:集英社
発売日:2009-03-05
おすすめ度:4.0
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ということで、教科書は課題毎に章毎に読むとして、本日、「徹底抗戦」読了。口語体で書かれていて読みやすいですね、1時間程度で読み終えることが出来ます。

堀江さんは、メディアにイメージを作られすぎた人かもしれませんね。自分自身は、当時ライブドアバブルの時には、あまり良い印象を持っていませんでした。発言にはかなり共感をしましたが、経営者としてメディア露出がタレント化しすぎているところに違和感を感じていたのかもしれません。

しかし、検察に摘発され逮捕されたのち、事件について知るにつれ、「この人は被害者だな」と思うようになりました。

その頃、何か、非常に感覚的ではあるのですが、これからの日本の為にも、この人を応援しなければならないという勝手な使命感を感じてしまい、何が出来るかを考えた結果、暴落し続けていた、ライブドア株を大量購入しました。(まぁ、大損してしまいましたけどね・・・)

この本を読み、その思いを新たにしたわけです。

ホリエモンが有罪なら、鳩山首相の故人献金は当然有罪になりますね。平等に逮捕すべきですが、そうはならない今の検察制度に非常に怖さを感じます。

ちなみに今は、堀江さんの言動をBlog,mixiで常にウォッチしています。

Blog 六本木で働いていた元社長のアメブロ
mixi オフィシャルMixiアカウント

もう、こんな時間か・・・ ついに今年も残り2ヶ月。明日は課題やら、授業の配付資料の見直しやら整理やら、早起きしよ。
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 とある方に薦められて読んでみた本のお話。

 

 橋下大阪府知事もとても応援していますが、地方自治のあり方を変えたのは、やはりこの人だと思う。スーパージョッキーが放送されていた頃の「そのまんま東」の印象も大分薄れてて、知事の顔が定着してきました。

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芸人学生、知事になる
何でこれセンターにもっていけないのだろう・・・

ある方から、春から早稲田大学大学院に行くのであれば、お奨めとのことで早速読んでみた。

「芸人学生、知事になる」

これは、まだ知事になる前、早稲田大学生だった頃の「芸人学生」に追記して再出版した1冊。

 謹慎を機に自分自身を変えていったプロセスが良くわかりました。そして、働きながら大学に通う大変さを入学前に改めて覚悟することができたという事ではとても有益な1冊でした。

 東国原さん、ストイックなんですね。マラソンも月300キロ近く走り、働き、勉強。血尿が出るほどの壮絶な毎日。自分は血尿が出るほど頑張れるのか?ちょっと自問自答。

 久しぶりに本屋で買ったのですが、その際に、ジャケ買いしてしまった本があります。

それは、これ。↓。

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人を見抜く技術──20年間無敗、伝説の雀鬼の「人間観察力」 (講談社プラスアルファ新書)

麻雀好きとしては、買わずにはいられませんでした。
これ読んで、麻雀強くなりたいモノです。明日はこれ読みます。

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 桑田真澄著「試練が人を磨く」を読んだというお話。

 プロ野球人気が衰退しようが、日テレ地上波で野球放送をしなくなろうが、根っからの巨人ファンです。尊敬する野球人はダントツに桑田真澄さん。にも変わらず、95年の著書を読んでいなかった…。

 ということで、一気読み。

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試練が人を磨く 桑田真澄という生き方 (扶桑社文庫 く 8-1) (扶桑社文庫)

 桑田さんの子供時代、PL学園時代、ドラフト問題から、不動産による借金のことなど、洗いざらい書かれている自伝。伝説の10.8の事を中心に当時の登板した試合のことも詳しく書かれていて、巨人ファン&桑田ファンとしてはたまらない内容。なんで今まで読んでいなかったのだろう。

 本の最後に、将来のこととして、メジャーリーグ挑戦や、現役引退後には、大学で学ぶことも書かれていて、実際にその目標を実現していることに、改めて桑田さんを尊敬した次第。

※文庫本版は2007年秋に出版されている。ちょうど大リーグパイレーツを退団してからの頃。
先日のエントリー : 桑田真澄さん早稲田大学大学院入学?

 苦境、逆境、試練に対する心の持ちように大きな気づきをもらえるとても良い1冊だった。
自分は、信念を持ち、不断の努力し続けるスポーツ選手を尊敬する傾向にあり、三浦知良選手やイチロー選手なども大変リスペクトしているわけだが、桑田さんは別格。
 特に、2002年の復活後最優秀防御率を獲得した時から心の師として尊敬している次第。

 早稲田大学のキャンパスで見かけたら、お守りとして携帯している、桑田さんの野球カードと、2002年最優秀防御率獲得記念テレカにサインもらおっと。
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こんばんは。

「 ブログを書く 」ことは「 規則正しい生活 」を送るひとつの方法かもしれない。

日記は17年書き続けているのだけれど、
この4年は、7割程度しかかけていなかった。
しかも、1週間まとめてとか、ひどいときは1ヶ月まとめてということも。

日記がちゃんと書けているときは、仕事のリズムも自然と良いことを
経験的に解っていたけれど、ついつい誰も見ていないとなると怠け心に負ける。

書くのに、ほんの数分足らずなのにも関わらず、だ。

その点、ブログは投稿日次が残るし、誰かが読んでいる可能性が大。

なるほどね、ブログっていいかも。


さて、本題に。


この1年、仕事を通じて、どういうわけか、
ソフトバンクグループ出身の経営者と何人も会う機会に恵まれました。

意図して会う努力をしているわけではないのですが、
であった人が、たまたまソフトバンク出身ということなだけです。

そのうちの数人とは、ビジネスにつながっています。
魅力的な人が多い感じがします。


そのある、ソフトバンクグループ出身で、
現在は自分の会社を持っている経営者から、
薦められ、週末読んだ本がこれ。

    ↓↓↓
ソフトバンク「常識外」の成功法則



著者は、元ソフトバンクの社長室長の三木雄信氏

この元というのがポイント。現在は独立して自分の会社を持っている。

多少のデフォルメされているだろうけれど、
孫さんがどんなどのような人なのか、どのようなマネジメントをしているのかを非常にリアルに知ることが出来る本でした。

そして、参考になることも多数ちりばめられていました。



例えば、

外部企業とのアライアンスの組み方

交渉術。

新規事業の立ち上げ方

プロジェクト・マネージャーの重要性と仕事術

などなど。


孫さんが、留学中に、「1日1発明」を実践して
アイディアを生み出す訓練をしたエピソードなども初めて知りました。

そして、

孫さんの強いカリスマがグループを支えている状況も
かなりリアルに知ることができます。

学ぶべきことは多々ある本でした。

孫さんは、

  「  無茶苦茶なこと言う  」

凄い人です、努力を怠らない天才だとはおもいますが、

多くの人はついていけないですよ。


書籍には、著者が携わった
ヤフー!BBの立ち上げのことが詳しく書いてあるのですが、

突然、グループに詳細な内容すら伝えられずに、

孫さんから 「  直ぐに100人集めろ!  」 と号令がかかり

集めた、100人の社員に対して、


「 明日から、一緒にヤフー!BBの顧客獲得を一緒にやるぞ! 」


といわれたら、皆さん、どうですか?


書籍にも、次の日から、孫さんの言うとおりに参加したひとは半分以下と
記されています。


でも、そのことから、

社運をかけた新規事業というのはこれくらいの想いをもって
リーダーシップを取らなければならないということを学びました。


当の小生は、この書籍を読み終えて、

「 一度、孫さんの近くで仕事がしてみたいなぁ 」 

と心底思った部類です。


「 300年続く組織を作ることが目標 」 とのこと。


ソフトバンクグループは、「 求心力と遠心力のバランス 」が絶妙らしいので、多分大丈夫だとおもいますが、

それでも、実現には、


 ‖垢気鵑望,襪箸睥瑤蕕覆ぁ強烈な人材が出てくる。

◆‖垢気麋瓦でも成長をし続ける仕組みづくり


のどちらかがそろう必要がありそうです。

実際に、自分が出会うソフトバンク出身者は

 「  超  」 がつくほど、優秀な人が多いです。

そういう人が、グループから離れている事実に、
孫さんはどのような対策を講じているのか、とても気になります。



 自分の働く会社も、「 カリスマ創業者 」 が存在します。

 今すぐ、創業者がいなくなっても大丈夫か? と自問することがありますが、
 
         まだ、もう少し時間がかかる

と思うと同時に、


       いなくなっても大丈夫なように、頑張ろう


と、思うのです。


さ、仕事しよ。

それでは、また多分、明日。

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