研究ノート(大学教員の徒然)

なかたにじゅんいちの個人ブログです。

カテゴリ:大学教員の徒然 > 考えてみたこと諸々。


若干ブームに乗り遅れた感はあったのだけどFreeを読みました。

フリー~〈無料〉からお金を生みだす新戦略フリー~〈無料〉からお金を生みだす新戦略
著者:クリス・アンダーソン
販売元:日本放送出版協会
発売日:2009-11-21
おすすめ度:4.5
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MBA授業を通じて知った事も相応にあり、自分にとってはさして新しい事柄もなく、感動は無かったというのが正直なところ。

でも、体系的に整理されていて本としての完成度は高いです。

という感想を持ちながら、この本を読んだ後から事あるごとに、

「これを無料で提供するビジネスモデルは作れないかな?」

と、思いを巡らせてしまうようになり、かなり影響を受けている感じです。
 
大概はある程度答えが出るのですが、なかなか「これ!」と答えがでないのが、外食事業。

Free内で取り上げられている事例の多くは商品原価の変動幅が小さなな事業が多いのですが、外食業の商品原価のそれは非常に大きい事業。

  大半のお客にタダで食べさせ、一部のお客からお金を取る、または、大半のメニューがタダで、一部有料のメニューが有料というようなモデルは現実的ではありません。

でも、なんかあるんじゃないかとここ数日思いを巡らせています。

最近のマクドナルドがコーヒーを時間帯によって無料で提供している事例はありますが、これはビジネスモデルというよりサンプリングに近い感じ。

昨年話題になった(なった?)、支払い金額は全てお客に決めさせるレストランは、近い感じがするのですが、

ロンドンのレストラン、食事代金は「自由に」
2009年2月3日 ロイター

Cafe owner thrives with no-pricing policy
2009年3月17日 CNN

これは、極論食べて「無価値」言って一銭も払わないことも出きなくも無いのでしょうが、無料ビジネスモデルではなく、価格戦略、販売戦略がユニークといった方が良い感じですね。

ビジネスモデルとして無料で提供できる仕組みは出来ないものか?

一回あたりの単価が低い業態なら出来そうな感じもします。

今後も、思いを廻らせておきたいと思います。 


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ブログを書いていると、様々な人からコメントをもらう事があります。

多くは古くからの友人であったり、同じ早稲田大学ビジネススクールの同期であったりと知っている人からであるのですが、

たまたまブログを読んだと思われる社会人大学院を目指している方、国内MBAに興味のある方、時にマーケティングに関わっているっぽい人など見知らぬ方からもメッセージを頂くことがあります。

個人がわかるようにして以降は、その数が増えた感じがします。

基本的にはブログは自分自身のために書いているわけですが、それでもやはり、「役に立った」とか「こういうのもあるよ」などお礼やアドバイスのメッセージをもらうと、嬉しくなるわけです。

人間ですから。

そして、そうしたメッセージが、ブログを続けるモチベーションになるわけですが、

でも、なかには、もうどうしようもない、人間性を疑いたくなるような非難や中傷じみたコメントやメッセージもあります。

そうしたコメントはメッセージは、100%匿名です。どこの誰だかサッパリ分からない形。
(匿名=実名を隠す=ハンドルネームではありません。念のため)

匿名であっても、大半は礼節をもった紳士なコメントばかりですが、そうした、嫌になるようなコメントは、ほんと時々です。

ブログを公開している以上、そうしたメッセージがくることは折り込み済みとはいえ、実際そうしたメッセージやコメントを目にすると、辛い気分にはなります。

人間ですから。

※ブログではありませんが、昔、某巨大掲示板で、自分自身の事と思われる事が書き込まれていたときは、2〜3日立ち直れなかったことがあります。
経営セミナーなどで不特定多数の前に立つことが時折あったからだと思いますが、あれはホント、辛かった。

匿名の誹謗中傷は辛いわけですが、

「コメントをするならば誰であるのか明確すべき」

と考えている訳では決してありません。

ただ、コミュニケーションを無視した私的制裁、自己満足的な誹謗中傷のようなコメントはすべきで無いと思いますし、批判するならば、立場を明確にして堂々と意見すべきじゃないかと思うのです。

匿名であろうと建設的な批判や意見であれば素直に受け入れ、自分が間違っていれば正しますし、誤りがあれば修正していきます。

リアルであろうと、ネットであろうと人間としてコミュニケーションはそうあるべきだと思うのです。

ネットの世界では、匿名での誹謗中傷が溢れています。

人間が人間である以上、陰口や誹謗中傷の類は無くならないものだとは思いますが、何の価値も生まない愚かな行為だとおもいますけどね。

自分も、なんとなく怖くて個人が特定されないよう留意してブログを書いていたのですが、昨年、D2C藤田社長が講師のITマーケティングの授業に特別講師としてお越しになった武富さんのお話を伺って以来、個人が特定できる形にしました。

[05/21]ITマーケティング〜早稲田MBAの授業(仮称)



なぜこんなエントリーを書いているかというと、実は、先日、久しぶりに心が折れるようなコメントがあって、久しぶりにネットの匿名性や誹謗中傷といった事について考えたのです。

そのコメントについては頭にきて、勢い、コメントを削除してしまったのですが、冷静に考えれば、放置すれば良かったと後悔もしています。

こちらがイラッとすれば、コメントした人の思うツボですよ。

ということで、
今後は、そうした非建設的な誹謗中傷については、無視することにしました。

別に個人が特定される事は何も怖いことではないので今後も継続しますし、見知らぬ人から頂く貴重なコメント・メッセージはとても嬉しいので
つコメント欄を消すことはしませんが承認後公開にすることにしました。

それにしても、有名人はこうした匿名の誹謗中傷と常に付き合っていると思うと、その心の強さに尊敬してしまいます。

自分なんかはほんの些細な事で心折れてしまいます・・・
強くならなきゃ。

今回折れたココロを癒すべく参考にしたブログを以下リンクしておきます。
もし、同じようにココロ折れてしまった方がいたなら参考してみてください。

ネットの誹謗中傷問題(前編):韓国人気芸能人の自殺とインターネット実名制
ネットの誹謗中傷問題(後編):「匿名性」に対する韓国,米国,日本の取り組み
実名ブログの功罪
ビビリな若者たちよ!! 実名ブログで自分を「見える化」する勇気を!!
以上は日経BP「ITpro」記事から

小倉弁護士の「匿名性を濫用した私的制裁」について
「えっけん」こと越後屋健太のにっき

匿名批判と質問についてのわたくしの考え
生きるすべ IKIRU-SUBE 柳田充弘ブログ
#1500 匿名批判者の習性
Voice of stone

「匿名」による批判の禁止ルールについて
黒木玄のウェブサイト

長くなりましたが以上です。続きを読む
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クリーニング業界についての統計情報について、先日すこしまとめたので、ついでに、個人クリーニング店の経営戦略について3年ぶりに久しぶりに考えてみたいと思います。

2010年1月28日 クリーニング業に関する情報を集めるなら。
2007年1月17日 クリーニング店の経営戦略を考えてみる

検討の対象は、古くからある家族経営のクリーニング店とします。事業主の高年齢化跡継ぎ不在で廃業する数が最も多いのが、街にある古くからあるクリーニング店です。

規模を拡大しなで如何に今の店が生き残れるか?という視点で考えこととします。

基本的な考え方は3年前とあまり変わらないのですが、3C視点で少し整理して戦略を考えたいと思います。戦略を具体化するためのプロモーションもそのうち書きたいと思います。

◆ 3C視点での戦略検討

>「Customer」(お客様は何を求めているのか?)

クリーニングに使う世帯年間平均支出は約8,800円です。全世帯平均なので、自分のように毎週ワイシャツ等を出して年間6万円前後使う世帯もあれば、全くクリーニング店を使わない人がいるなかでの数字です。

景気悪いですからね。できれば回数や価格を抑えて無駄な支出は減らしたいのが誰もが思うところ。

衣類の素材も、洗剤も洗濯機も高機能化していますので、自宅で洗濯出来るものは全て洗濯してしまうようになっています。

普通に考えれば、ますますクリーニングを使う理由が減ってくるという状況です。

これから安易に価格を下げても全く意味をなさない市場になっています。

>「Competitor」(競合は誰か、そしてその動向は?)

近隣の個人クリーニング店が直接の競合です。

取次店がいわゆる労働集約から資本集約に移行したクリーニングのビジネスモデルです。ワイシャツの単価を抑えるところまで抑え、顧客を集め規模の経済で勝負をかけています。

他には、最近増えている大型のセルフコインランドリー。大型の洗濯機でまとめて洗えて結構便利。まぁ、直接的な競合とも言い難いですが、洗濯を自宅でしないという視点では競合と考えるべきだと思います。
自分も学生時代、都度都度洗濯するのが面倒で、1週間に1度くらいでまとめて洗濯してました。

上記は、どこにどれだけクリーニング店があるかは地図上に取次店を含めマッピングしておく必要があると思います。

そして実は最大の競合となるのが、自宅での洗濯だと思います。洗濯機&洗剤&柔軟剤。如何に自宅ではなく、クリーニング店に衣類を出してもらえるか?を考えて行くことが最重要かと。

「Company」(自社の強みは?)

クリーニングの機能である、衣類を綺麗に洗うという点で他よりも自店が優れている点は何か?洗うという点以外で勝てる点は何か?という事になるのですが、

例えば「毛皮・革製品に極めて強い」とか、スーツの仕上げで圧倒できる」とか「衣類を長持ちさせるノウハウに長けている」とか、「染み抜きの技術が凄い」ということなのですが、

そうした事はどこでも考えているし、保有している事があるので、

そうした技術やノウハウを整理し伝える力に長けている」ということが個人クリーニング店に今後求められる重要要素だと思います。これが実はプロモーションにつながるわけです。


ついでに、この半年期間で日経新聞記事を「クリーニング店」というキーワードで検索してみると、54件ヒットします。
いくつかちょっと拾い読みしてみます。

1) 家事の王子様――主婦の悩み、優しく解決、技術と親身な姿勢に二重丸(ブームの予感)
2010/01/22, 日経MJ(流通新聞)

主婦向けのセミナーで自宅で上手に洗濯するコツなどをクリーニング店の3代目がセミナーで伝えているという記事です。情報化の事例ですね。
一見、お客を減らすような行動に見えますが、全くの逆で、クリーニング店の価値を伝え、ユーザーの掘り起こしには極めて有益な手段だと思います。

2) クリーニング1回→ワイシャツ2DAYS、喜久屋、「におい・しわ付きにくく」。
2009/12/16, 日本経済新聞 地方経済面 (東京)

特殊洗剤と加工で1回クリーニングに出せば2回着られるようにしたサービス展開の記事。回数は減るかもしれませんが、1枚あたりの単価を上げています。喜久屋は大手になりますが個人店でも充分実施可能な施策ですよね。
 
3) ホームドライ富山中村達也氏――クリーニングで古着リサイクル(ほくりく人話題)
2009/12/09, 日本経済新聞 地方経済面 (北陸特集)
 
多角化という視点もありますが、古着を利益度外視で販売しているところをみると、新たなクリーニング需要を掘り起こすために実施している側面が強いですね。

4) 洗濯に出かけよう――まるでブティック、靴も布団もOK(暮らし新景)
2009/06/22, 日本経済新聞 夕刊
  
以前はコインランドリーというと、単に普通の洗濯機が置いてあるだけでしたが、今は、高機能型があって、何でも洗えるようになってます。これはかなり脅威。
 
とまぁ、上記の感じで、4)は競合動向ですが、1)〜3)などは上記3C視点から考えられる戦略をとっていることが分かります。5
 
 では、個人店はどうするの?となると、

衣類を大切にして長く着たいという家庭の潜在的なクリーニング需要を、情報提供により掘り起こし、付加価値をつけて単価を上げる。

高単価にするためには、Yシャツを低単価では取らない事もひとつです。店頭に「高級ワイシャツを丁寧に仕上げます」「Yシャツ1枚300円ですが、仕上がりは保証します」とでも書いておいても良いのではないでしょうか。

ターゲットは、物を大事にする考えが定着している団塊世代以上世帯と可処分所得の高い若い個人世帯の、家族世帯であれば世帯収入が500万以上の家庭、それらの世帯のそれぞれが大切にしている衣服。

という、何のオチも無い、教科書通りの結論に行き着いてしまうのです。

職人気質が強く、店を開けていればお客さんが来てくれ、マーケティングなど考えなくとも、経営してこられた店にとっては、とても厳しい時代になってきました。

競争戦略の授業などでも頻繁にでる孫子の兵法の言葉ではあるのですが、結局は、

「敵を知り、己を知らば、百戦危うからず。」

ということであるのですが、実は孫子は敵と己以外に「天を知り、地を知る」ことの重要性も説いている事はあまり知られていません。

これで、天=環境、地=立地、敵=競合、己=自店舗 という事になりこれで、百戦危うからずですね。

今まさに真剣に検討している方にとっては、当たり前のことしかかけませんでしたが、情報化の施策や、顧客の掘り起こし手法について、具体的な施策については、また機会を改めて書きたいと思います。
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3

09年の国内新車販売、31年ぶり500万台割れ テコ入れ策及ばず

09年の自動車販売統計が出ましたね。31年ぶりって1978年当時と同じくらいになったていうことですか・・・ 

車については一体、2009年は何台車が売れれば妥当だったのでしょうか?

そういう試算に対しての結果を考察しないと、単に過去の数字との比較だけで、悲観的な記事が流れることには違和感を感じます。

車が売れない=景気低迷 という記事 → 消費マインドがさらに低下という悪循環のよな気がします。

そして、もし仮に、今、バブル景気真っ最中の経済であっても、過去のバブル期と同じだけ車が売れるか?と言われたら、そりゃ売れないでしょ。

環境が過去とは違うのですから、その変化を鑑みたら、500万台切った結果が、もしかしたら妥当な数字かもしれないじゃないですか。

もし、リーマンショックが無かったら、車はどれくらい売れたのか?自民党の経済対策が無かったら、どれくらいの販売台数になったのか?といった比較があると良いですね。(多分、試算は出来ますね)

何事もポジティブな解釈で、消費を刺激するようなニュースが多くなれば景気も良くなり、車ももっと売れると思うのですけどね。

売れてないといっても、少なくとも、プリウスやインサイトといったハイブリッド車は経済対策の効果もあってかバカ売れだったわけでうよね。

環境負荷は低減できますが、価格がまだ高くて、トータル支出はあまりお財布に優しくないのですが、売れています。

ハイブリッド車がガソリン車と価格に差がなくなり、且つ、経済的にも大きなメリットがあるとなれば、買い替え需要はかなりあるでしょうね。

さらに、家電メーカー救済策の一環の側面が強い、「地デジ化」でアナログ終了、強制買い替えと同じ理屈で、

CO2削減のために、20◯◯年に、ガソリン車は禁止になります。

みたいな、法律が出来たら強制的に買い替えですね。

でも、テレビ買い換えるのと、車買い換えるのでは、金額の桁が違うので

新車でハイブリット車購入なら、
5年間自動車税&ガソリン暫定税率免除

なくらいでどうですかね。

税収の落ち込みが、法人税でまかないトントンであれば実行の価値はあるかも。

そんなことを、ニュースをみて考えていましたよっ。という事で。


ちなみに、自動車販売統計は自販連のHPで公開されています。過去にさかのぼって統計が公開されているので、以前、ある仕事で「マークX」のCM効果を調べていた際にとても役に立ちました。


過去エントリー:
どうやったら車が売れるか考えてみる。


凄いな、この本のタイトル。中身が気になる・・・
アマゾンの立ち読み機能もっと拡充して欲しい今日この頃。

新車が売れない時代に新車を売る方法新車が売れない時代に新車を売る方法
著者:小口 博志
販売元:幻冬舎メディアコンサルティング
発売日:2009-12
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世界一周雑貨バイヤー募集! ってご存じですか?

buyerhttp://calamel.jp/buyer/


企画自体は、某巨大掲示板にてスタート時に話題になっていたので知っていたのですが、特に気にも留めることなくスルーしていたのですが、大学時代の後輩が、エントリーしたらしく応援ついでに、このマーケティング施策について考えてみようかと。


企画の概要について、詳細はサイトを見ればわかるので、ざっくり説明すると、

カラメルっていうのは、GMOグループの子会社のECモールで、今回、一般から海外に行って商品を買い付けてくれるひとを募集するっていう企画。

バイヤーに選ばれると、旅費等必要経費の他に、100万円を報酬として頂戴できるという、バックパッカーには大変憧れる条件になっています。(契約的には業務委託になるみたいです)

んで、その選考方法ですけど、ネット投票という形をとって、上位20人が一次通過で、その後、面接を経て、最終的には1〜3名に買い付けの旅に出てもらうという事のようです。1〜3名ですか・・・少ないですね。

言うならば、ユーザー参加型のネットプロモーションってことなんで、すっごい目新しかと言われれば、そうでも無いのですけど、これ、なかなか巧なマーケティング施策ですね。

何のためにこんな事しているのか?といえば、当然ながら、ECモールの認知度向上、利用率UPってことですよね。

このバイヤー募集企画で、エントリーした人は、知人友人に片っぱしからネット投票への協力要請を出しているでしょうから、もの凄い波及効果が見込めます。

わたくし自身も、後輩からの応援要請があって、詳しくサイト見ちゃいましたしね。


最終的に1〜3人ってことは、報酬や諸経費含めても2〜3000万円でくらいですかね。ブログやら、ネット投票の仕組みやら、システムは、ほとんどGMOグループ内のリソースで準備出来る内容です。

ECモールっていうのは、使い慣れた所からの移行ハードルが高いので、認知されても、実際に購入したり、ネットショップを出店したりする確率ってかなり低いわけです。

どんなに、新興系が頑張って認知度あげても、商品数や店舗数では、やっぱり楽天や、ヤフー!ショッピングや、アマゾンが優位性があります。

なので、一生懸命プロモーションして認知されて、欲しいものが見つかった場合でも、同じものが、いつも使っているECモールで見つかれば、そっちで買いますからね。

その点を十分理解しての企画だなぁって思うのが、他で売っていないような商品を海外から買い付けてくるって事にしたこと。しかも、公募した一般人をバイヤーにして。

商品自体が、他のモールでは販売していない可能性が大ですし、同じ趣味趣向を持った人(つまり、海外に買い付けの旅に興味がある人)を、既に囲い混んでいるので、おそらく、本決まりしたバイヤーが選んだ商品を買う確率も高くなるでしょうね。

という事で、GMOは、サイトの認知度向上・新規ユーザー獲得のみならず、差別化された商品と、その商品の見込み客(しかも、かなりセグメントされてる)を同時に手に入れてしまうという意味で、費用対効果も含め、秀逸なマーケティングだと思った次第。

上手くいくでしょうから、きっと違うパターンで継続するのではないでしょうか?

この手法は、他の業種や業界でも応用が効きますね。

と言うことで、長くなりましたが、以下、本題。

大学の後輩であるヒトミゴンスさんがエントリーしたとのことなので、宜しければ、投票してあげてください。


2009/12/28 現在では、860位でした。上位20位ってハードル高いなぁ・・・

ちなみに、ヒトミゴンスさんは、大手出版のR社で編集の仕事を経て、今は起業準備中。
ちょうど、特徴ある商品をネットで販売する事業を考えているみたいなので、今回の企画との相性は良いですね。

可愛い後輩のために、是非よろしくお願いいたします。
m( _  _ )m
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12月初旬、mixi公認でルパン3世が登場したんですよ。

http://mixi.jp/show_friend.pl?id=25327110

ルパン好きな自分としては、取り敢えずマイミク登録してみたのですけど、なんの企画かなぁと思っていたら、なにやら、ルパンスティールジャパンプロジェクトなる企画が実施されているみたいです。

LUPIN STEAL JAPAN PROJECT(ルパン スティール ジャパン)公式サイト

(音が出るから気をつけてくださいね)

盗んで欲しいものを募集して、ルパンが次々と盗んでいくらしく、先日、ネットニュースなどで話題になっていましたが、渋谷のモヤイ像が盗まれたのはルパンの仕業らしいです。

個人のブログを盗むというのもあって、ブログパーツがばら蒔かれています。
(自分も左下の方にそのブログパーツを設置してみました)

マーケティングをお勉強している自分としては、この企画のマーケティング目的が気になって気になって仕方なかったので、ちょっと調べてみました。

11月下旬にこの企画が発表された際の、各社ネットニュース記事を見ると、

「LUPIN STEAL JAPAN PROJECTは、平和と日本テレビ放送網、トムス・エンタテインメントらによるもの。プロジェクトでは、「誰もが知っているルパン三世を通して、不況や 暗いニュースばかりが目立つ日本に、愉快・痛快な話題を提供して活力を与えたい」としている。」

ルパンに「盗んでほしいもの」募集、マイミクにも--LUPIN STEAL JAPAN ...


とあります。パチンコメーカーの平和と日テレと、ルパンのアニメを放映している、トムス・エンタテイメントや、バンダイナムコなどが関わっています。

マスコミ向け、プレスリリースも銭形のとっつぁんの名前で出してます。なかなか徹底しています。

http://www.bil.jp/lupin_release_vol1.pdf

でも、見ての通り、実働しているのは、PR会社のビルコムってことは分かります。

上記には、「不況や、暗いニュースばかりが目立つ日本に、愉快・痛快な話題を提供して活力を与えたい」などと、高尚な目的が書かれていますが、そんな慈善活動をするような参加企業とも思えないわけで、この企画に何かしらの目的があるはずなのですよね。

なんだろう??ちょっと考えてみます。

この企画は、ルパンという認知度抜群のキャラクターをメディアやネット話題にさせています。

自分も、この企画で、久しぶりにルパンの映画でも見たいなぁと思ってしまいましたから、ルパンというキャラクターへのリマインド効果は抜群かと思われます。

このことで、参加各社はどんな恩恵を受けるかを考えてみれば良いわけですかね。

平和(パチンコメーカー) : たしか、ルパンをテーマにした台を過去にだしてたような。
と言うことは、また、ルパンをテーマにした台を期間中に出しますかね。

日テレ(テレビ局) : 期間中に、金曜ロードショーでルパンの新作を放送して、夜中のアニメ枠で、
テレビ放送版ルパンを再放送するかもしれません。
いずれにせよ、視聴率アップが目的。

バンダイナムコ(おもちゃメーカー) : ルパングッズでも売りだしますか。

トムス・エンタテイメント : ルパン人気を再燃させれば、一番恩恵を受けるのはここですね。

ついでに、ルパンの愛車の1台である、フィアットもミクシィで公認をだして、関わっているようです。

さほど、巨額なコストも掛かっていない感じもしますし、そもそも、複数社で協働しているので、各社の負担額はさほど大きなものにならないでしょうから、なかなか効率的なマーケティングかもしれません。

協働マーケティング戦略ですね。1社単独ではなく、複数社で共同戦線を張ってマーケティング展開、昔、will project っていうのがありましたが、あれば博報堂が仕掛けたはずです。

そういえば、1年に1回くらい、テレビCMで4社協働で展開しているFrend-ship projectってのもありますよね。今年は、レゴ&ナビタイム&かっぱ寿司&クノールの4社。



こっちの意図は分からなくも無いけど、あまりマーケティングの効果はなさそうな感じです。

いずれにせよ企業側主導ではなく、1社で十分な広告予算を取れなくなってきている時代なので、広告代理店やPR会社が主導で、複数社コーディネートして効果的なプロモーションを考えているのでしょう。


自分の研究テーマは、マーケティング提携戦略の方向なので、こうした世の中の動きは、ウォッチしていきたいと思います。

アマゾンみてたら、こんな素敵なDVDボックスが・・・ 7万以上するけど、やべ欲しい。
あ、思いっきり、ルパンスティールプロジェクトの戦略にハマってる・・・

LUPIN THE BOX -TV&the Movie- [DVD]LUPIN THE BOX -TV&the Movie- [DVD]
出演:納谷悟朗
販売元:バップ
発売日:2007-03-14
おすすめ度:4.5
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ルパンVSコナンは予想外に良く出来た作品になっていた見たいですね。

ルパン三世 VS 名探偵コナン [DVD]ルパン三世 VS 名探偵コナン [DVD]
出演:栗田貫一
販売元:VAP,INC(VAP)(D)
発売日:2009-07-24
おすすめ度:4.0
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五右衛門好きとしては、やっぱり、コレがベストオブルパンです。

燃えよ斬鉄剣 ― ルパン三世 TVスペシャル第6弾 [DVD]燃えよ斬鉄剣 ― ルパン三世 TVスペシャル第6弾 [DVD]
出演:山田康雄
販売元:バップ
発売日:2000-02-21
おすすめ度:4.0
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企業は「差別化された価値を創造すること」が目的であり、その差別化された価値を提供している企業は対価として「利益」を得ているのです。

MBAでは、つまり経営のお勉強をしている訳で、言い換えれば、「どうすれば企業は利益を得られるか?」を学んでいるとも言えます。

「利益 = お金」ということで毎日、お金の稼ぎ方を学んでいるようなものでもあるのですが、自分自身のお金のことになると、わたくし、ヒジョーに感覚的な管理しかしていないのです。

今日、年末恒例の年末ジャンボを買ったら、なんか立て続けにお金に関する情報が目に入ってきまして、折角だからブログに書き残しておきたいとおもいます。

P1001537

宝くじは、当たらないと分かっていても買ってしまうのです。
(最近は年末ジャンボくらいですけど)

買うと、「当たったらどうしようかなぁ〜」と妄想する訳で、ある意味、妄想を買っているのかもしれません。

さて、宝くじを買ったからなのか、学校帰り、電車でネット見ていたら、こんなブログがネットで話題になっているって情報が目に入りました。


12月初旬に6億円が突然口座に振込まれている所から始まっています。でも、ネットで騒がれ出したみたいで、もうブログも閉鎖してしまうかもしれませんね。

本当に当たっている人がいるのですね(そりゃそうだと思いますけど)
素直に羨ましいと思いました。6億あったら自分だったら何するかなぁなんて思いながら帰宅してきたわけです。

んで、コンビニに立ち寄ったら、雑誌コーナーに、こんな露骨な雑誌が売られていました。

億万長者 専門学校億万長者 専門学校
著者:クリス 岡崎
販売元:中経出版
発売日:2008-06-28
おすすめ度:4.0
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2008年の発売なのになんでだろう?不景気で需要ありと判断したのか?

気になってパラパラ中身を見てみたら、なんてこと無い、ほぼ、この本の焼き直しですよ。

金持ち父さん貧乏父さん金持ち父さん貧乏父さん
著者:ロバート キヨサキ
販売元:筑摩書房
発売日:2000-11-09
おすすめ度:4.0
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要は、お金持ちは投資をするって事。消費ではなく投資にお金を回しなさいって言うことです。

ロバートキヨサキさんは、お金を生み出す為の方法論を伝える技術に長けていますね。自分はあまり好きになれませんけど。


自分は、お金を投資に回しているか?って一瞬不安を覚えましたが、ちゃんと投資してました。

2年間で300万円近くのお金と時間を経営のお勉強するために。

リターンは保証されていませんけどね。

そうそう、お金と言えば、この本は良い本だった。

ユダヤ人大富豪の教え 幸せな金持ちになる17の秘訣 (だいわ文庫)ユダヤ人大富豪の教え 幸せな金持ちになる17の秘訣 (だいわ文庫)
著者:本田 健
販売元:大和書房
発売日:2006-02-09
おすすめ度:4.0
クチコミを見る


全くロジカルじゃない話ですが、お金持ちになりたいと、お金持ちになる方法論やノウハウ本系を読んでいる限りは、お金は寄ってこないような気がします。

なんとなく。

企業の目的は「利益を出すこと」ではなく、「差別化された価値を創造すること」であるのと同じようなことだと思うのです。

人生の目的は、「お金を稼ぐこと」ではなく、誰かに差別化された価値を創造することができれば、その結果としてお金がついてくるのです。


そう思うのです。というか、自分自身は、常にそうありたいと思います。
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※なんか、フォントサイズが変なことになっていますが気にしないでください。


先日、瀬戸内の国有の無人島を入札で売却するっていうニュースがありました。

広島・呉沖「無人島」売ります 1月に入札受け付け

読売新聞 - ‎2009年12月11日

無人島の売買っていうのに興味が湧いて、ネットで調べてみたら、それを専業にしている会社もあることを初めて知りました。

例えば、以下のような会社。

Aqua-Styles (アクア スタイルズ)

日本の物件は数が多くないようですが、世界を見渡せば結構あるんですね。需要があるからビジネスが成立しているのでしょうが、いったい、どんな人(企業)がどんな目的で買うのかがとても気になってしまいます。

と言うことで、売りに出ている三ッ子島を買うとしたら、どんな活用が出来るかを考えてみたいと思います。(暇なんかい!!!)

まずは、その三ッ子島の場所を、ニュースに記載している地図をお菓子して確認してみたいと思います。



20091212-441954-1-L

記事には“「三ツ子島」と呼ばれる2島のうちの北側の島。ひょうたん形で南北約280メートル、東西は最大約40メートル。最も近い有人島・倉橋島(同市)とは約1キロ離れている。”とあります。

島の全景がわかりにくいので、Google先生でチェックしてみたいと思います。

mitsukoshima


島の大きさは7,600平方メートルとのこと。1坪3.3平方メートルとすると、、約2300坪。結構でかいですね。でも、敷地面積には海岸やら岩場やらを含めているわけです。航空写真からでは判別つきにくいですが、島の真ん中あたりは平地っぽいですね。4分の1くらいの土地には建物を建てられそうな感じです。500坪くらいの土地ですかね。

個人で購入するとなれば、お金持ちの道楽で別荘として活用するということになるのでしょう。定住目的で買うことは無いでしょうね。

別荘を建てたとしても、電気も水もないですから、自家発電装置やら、水の確保方法をしっかり決めておかないと使い物になりませんね。

厳しい自給自足生活にチャレンジする事をコンセプトにした別荘であれば、それで良いかもしれませんけど。

仮に自給自足の生活を考えた場合、島内に動物がいても食用にはならなそうですから、自ずと食生活は魚介類中心になります。毎日、釣りをして魚をとって焼いて食べる。そんな生活です。

漁業権ってどうなるんでしょうね?個人保有の島の周辺に経済水域って設定されるのですかね?

畑を作って野菜を育てることにもチャレンジは出来そうですが、平地が圧倒的に少なそうですし、そもそも記事に、

”旧海軍が水銀系の消毒液を使っていた可能性があり、土壌汚染の調査費がかかることから、同財務局はこれまで売却を留保。調査費は購入者持ちになる。”

とあります、おいおい、土壌汚染されていたら畑は無理じゃないの。なんか、他の実験もされていたら変な物質が検出されてしまう可能性もあります。調査くらい国がしてから売却してくださいよ・・・

ここまで書いていて、なんなのですが、なんか発展性の無いエントリーになってきました。オチ無しで、終わりにしてたいと思います。

海がムチャクチャ綺麗だとか、何か売りがあれば使えそうですが、普通に瀬戸内海。

記事には、

”同財務局は「瀬戸内の多島美が楽しめるほか、釣りなどのレジャーもアイデア次第」とPRしている。”

とあります。事業というより、誰か道楽で買ってくださいと言っているような感じます。もし、この島の事業としての活用方法を考えてくれと依頼されたら、断る事にしたいと思います。

今な、購入してくれた方にもれなく以下の書籍プレゼント!みたいな感じですよ。




無人島での暮らし方―イザというときのユーモア・サバイバル無人島での暮らし方―イザというときのユーモア・サバイバル
販売元:大和書房
発売日:1996-01
クチコミを見る







無人島で、よりよい生活! (いわさき創作童話)無人島で、よりよい生活! (いわさき創作童話)
著者:いしい ゆみ
販売元:岩崎書店
発売日:2007-12
おすすめ度:5.0
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MBAの授業にて、わたくしは、ノートを綺麗に取ろうという意識は入学当初から全くなく、無地か方眼のリングノートを横にして、覚えておきたいフレーズや、大切だなぁと思うことをメモしている程度です。

だから、当然ながら、あとから人にお見せできるような代物にはなりません。あとから授業で配られた資料とともにノートを読み返し、ブログなどを書きながら復習する。そんなパターンでいます。

後期の授業が始まり早3ヶ月、昨日、後期1冊目のノートがなくなり、ふと思ったのです。(ノートは授業ごとにも分けていません。ページごとに日付と授業名を記載してるのみ)

あれ、ノート消化スピードが前期より遅い

 ノートをざっと見返してみると、その密度も明らかに落ちているのです。1ページ、日付とタイトルだけ書いて、それのみというページもちらほら。

ダレてきたかな?と少し危機感を覚えていたら、こんな記事が目に入ってしまいました・・・

【31】MBAではノート取らないほど伸びる - 日経ビジネス Associe

こういう雑誌はタイトル付けが絶妙ですよね。釣りが上手いというか。

記事の内容は、つまり目的的である事の重要性を説いていて、つまり、ノートを取ることが目的化してしまい、本来あるべき目的が希薄化してしまう。と言うことを言いたいようですが、ノートを取らない事との伸びることの論理性には若干欠けています。

タイトルは編集者がつけるのでしょうけどね。

それはさておき、記事にもある通り、今一度、MBAで学ぶ事の目的を明確にしなければならないなぁと思う次第。

「手段が目的化してしまう」事の危険性ですよね。

気を緩めると、ふと日々授業に出ることや、課題レポートを提出することに追われ、何のためにやっているのかの意識が希薄になります。

常に、目的との関係性を意識しておかねばならないということですよね。MBA取得、日々の授業は手段であって目的では無いのです。

ちなみに、事業でも、目的と手段を明確に分け認識することって非常に大切です。でも、事業においては、当事者は気づきにくいし、階層によって判断が難しいところです。

例えば、新規営業担当者が、新規顧客を獲得するために、利益がでないほどのディスカウントをしてまうこと。

この判断は難しいですよね。会社としては利益創出が目的であってその手段として新規開拓をするわけですが、営業担当者は新規顧客開拓数が目標であり目的になっている、営業部門は売上だけでも達成させなければと容認するなんてシチュエーションはありますよね。

ビジネスによっては最初に大幅にディスカウントして新規獲得をして、長期的に利益を取るというケースもありますから。

話がそれてしまいましたが、本題は授業のでのノートの取り方でした。

これだけ書いて、結論的には、今まで通りのノートの取り方にしようと思うのです。でも、授業によっては、時々、投影資料を配布しないで、ガツガツ進める先生がいるんですよね。

「あぁ、こういう分類の仕方や表現の仕方やまとめ方は良いなぁ」

と思って、メモをしたくても間に合わないのですよね。

先生が一生懸命ノートをとらせることを目的にしていないならば、授業ではハンドアウトは必須にして欲しいですよ。

ノートと言えば、マインドマップが最近はメジャーになって本が沢山でていますが、小手先ではなく、本質を学ぶなら、やっぱりこれですよ。

ザ・マインドマップザ・マインドマップ
著者:トニー・ブザン
販売元:ダイヤモンド社
発売日:2005-11-03
おすすめ度:3.5
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ちなみに、フォトリーディングとマインドマップについて簡単に紹介したエントリーはコチラ。

2009年3月30日  フォトリーディングとマインドマップ

そういえば、いずれも、目的的に本を読み、ノートを取ることの重要性と手法を学ぶものでしたね。
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近年、パトカーが良く町中を走っている感じがしますが、アメリカのように常に町中をウロウロさせる方針に変わったのですかね。

うっかり夜など信号無視して横断歩道を渡ったら、パトカーが信号待ちしていて注意された経験がかなりあります。あれは本当にドキッとします。抑止効果抜群ですね。

そんな私が住んでいます東京都、つまり警視庁のパトカーは圧倒的にクラウンが多いのです。パトカーを見るたびに、「何故?」と疑問に思い続けていたのです。利権か?とも思ったりしてですね、ネットで調べてみました。

・別にクラウンに決めている訳ではない。
・クラウン以外も多数存在する。
・車種は入札で決まる。(つまり価格)
・でもクラウンが圧倒的に多い。
・クラウンは現在もカタログモデルでパトカー専用車がある。

といった事のようです。利権が無いとすれば、クラウンが入札条件にあう中でもっともコスト競争力がある結果、ということになります。
(公的な文書でなくネットから拾ってきた情報を集約した感じですので、正確性には責任は持てませんが・・・)

ちなみに、パトカー専用車は、かなり戦闘力が高められているみたいです。軽量化して、加速重視のエンジン設定などなど。クラウンの形をしていますが、限りなく専用車のような感じですね。

昔は日産もセドリックなどを使いパトカーに積極的に供給していたみたいですが、今は下火の様子。

そんなパトカー情報を調べていたら、アメリカで、元警察官が作ったベンチャー企業がパトカー専用車両を作って受注絶好調というニュースを見つけちゃいました。

噂のパトカー専用車、E7…予約1万台突破 | レスポンス自動車ニュース

こういうベンチャーが生まれるのがアメリカの良さですね。日本でもし同じような企業が生まれても、日本の警察は採用しなそうですよね。実績が無いとか、企業が小さくて心許ないとかなんとかと理由を色々つけてね。

パトカーマニアックス 5 (三才ムック VOL. 257)パトカーマニアックス 5 (三才ムック VOL. 257)
著者:大井松田吾郎
販売元:三才ブックス
発売日:2009-08-27
おすすめ度:5.0
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この本凄い。今度、本屋で立ち読みしてみよ。


パトカーMagazine―全国のパトカーを徹底網羅!パトカーアルバム2009 (別冊ベストカー)パトカーMagazine―全国のパトカーを徹底網羅!パトカーアルバム2009 (別冊ベストカー)
販売元:三推社
発売日:2009-04
おすすめ度:4.0
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これも興味がありますね。GT-RやらNSXやらポルシェやらレアなパトカーが載ってそう。

がんばれ!パトカーがんばれ!パトカー
著者:竹下 文子
販売元:偕成社
発売日:2007-04
おすすめ度:5.0
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 テニスを始めたので、テニス市場について考えてみる。

皇后さま、左ひざ靭帯を一部損傷
  =テニスで転倒、全治数カ月−宮内庁

 宮内庁は24日、皇后さまが左ひざの靭帯(じんたい)を一部損傷されたと発表した。手術などの必要はないが、全治まで数カ月かかる見込み。大事を取って26日から予定していた両陛下での御料牧場(栃木県)訪問を皇后さまだけ取りやめ、御所で静かに過ごすという。
 会見した金沢一郎皇室医務主管によると、皇后さまは6週間前にテニスをしていた時に転倒。ひざを曲げた時の痛みがなかなか引かないため、23日に専門医の診断を受けたところ、後十字靭帯の一部損傷が分かった。半月板の損傷はなかった。
(2009/03/24-19:19)
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&rel=j7&k=2009032400916

 美智子皇后様、御年74歳。靱帯損傷程度で済んで何より。それにしても、皇室といえばテニスですね。天皇陛下と一緒に今も仲良くテニスをするなんて良いですね。

 そう、空前のテニスブームが巻き起こったのは、現在の天皇陛下と皇后様が若かりし頃、テニスを通じて出会い、そして結婚した。そんな時代だったと思います。

 ネットで過去のテニスブームについて調べてみたら、Yahoo!知恵袋に

昔テニスブームがあったと聞きましたが、
それはどれほどのものだったのですか?

 という質問に対して秀逸な回答がありましたので、転記しておきます。

テニブームと呼ばれたのは3回あります。
第一次が、1959年に皇太子殿下(現天皇)と美智子様の軽井沢ロマンスに始まるブーム。
しかしこの頃はまだ身近にコートがたくさんある時代ではなく、避暑地のレジャーとして認知されたくらいでしたが、ファッションとしてのブームは街にも溢れていました。

 緑・赤で縁取りした?ネックのチルデンセーターやベストを着て、フタバヤのラケットを抱えて銀座を歩くのが先端でした。
 
 そして1975年のス、沢松和子・アン清村ペアのウィンブルドン女子ダブルス優勝が最大のテニスブーム(第二次ということになります)を巻き起こします。
 世界のテニスに目を向けるようになったことから、ジミー・コナーズ、ボルグ、マッケンローやクリス・エバート、ナブラチロワなどのスター選手に注目するようになりました。

 このブームはいろいろな要素が複合的に絡み合って出来ており、ボルグのループスィングによるトップスピンが起こしたブームだという人もいれば、ウッドしかなかったラケットが、スチール、ファイバーなど多様化したのが原因という人もいます。
 女性にとっては「エースを狙え」が作ったブームだといえるでしょう。

 現在あるテニスコートのほとんどがこの頃に作られました。
テニス合宿のメッカといわれる山中湖畔は、畑を潰し林を切り開いて、行く度に風景が変わっていきました。そしてこのブームは大きく衰えることなく現在につながっています。
 
  そして平成になってまた一つの大きな山場を迎えます。それが「テニスの王子様」による「テニプリブーム」(第三次ブーム)です。第三次ブームは子供たちの流行かというと実はそうでもなく、これは第一次ブームを支えた団塊の世代がリタイアして、テニスコートに帰ってきた効果も大きいのです。これまで平日のスクールは主婦層を中心とした女性の世界でしたが、ジュニアに混ざってラケットを振るおじさんたちの姿が見られるようになっています。

 http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q149172734

 非常に完成度の高い説明だと思います。大概の場合においてこの説明で十分でしょうね。無償でこうしたことを教えてくれるなんて、便利な世の中になりました。

 それにしても、

 緑・赤で縁取りした?ネックのチルデンセーターやベストを着て、フタバヤのラケットを抱えて銀座を歩くのが先端でした。

 って、うん、つまり、サーフィンブームの丘サーファーと同じ状態ですよね。時代が変わっても、人の行動はかわらんのですねぇ。

 ブームが市場規模(競技人口やコート数)の拡大につながっているのか、感覚的なモノなのかを調べたくなるわけです。

 経済産業省の特定サービス産業実態統計にテニス場に関する統計情報がありました。
 http://www.meti.go.jp/statistics/tyo/tokusabizi/index.html

 しかし、一番古くて昭和55年、最新は平成16年、ネットに公開されているのは、平成8年からのもの。 致し方なしということで、平成8年からのテニス場におけるテニスコート数、年間延べ利用者数、年間売上についてまとめてみました。(結構面倒だった・・・)

項目

平成8年
1996年

平成11年
1999年

平成13年
2001年

平成16年
2004年

テニスコート数(面)

8,863

8,313

7,345

8,105

年間延利用者数(千人)

19,211

17,538

7,985

10,253

年間売上(百万円)

50,076

45,020

46,820

55,162

 上記のYahoo!知恵袋によると、平成になってからの山は、テニスの王子様の影響とある。

テニスの王子様は、漫画連載が1999年(平成11年)から2008年(平成20年)。
アニメ放送が、2001年(平成13年)から2005年(平成17年)。このように数字を見てみると、確かに、テニスの王子様のスタート、特にアニメ放送により市場が拡大しているようだが、平成8年統計の数字と比較する限り、平成になってからの山というにはほど遠い。

 延べ利用者数が伸びているのは確かに団塊世代が帰ってきたという事も推測されますが、それを裏付ける情報はありません。ただし、事業所売上は、伸びている。売上から見ると、確かに山はテニスの王子様が起因しているのかもしれない。

 ということで、上記のYahoo!知恵袋の回答は、正しいともいれるし、間違っているとも現段階では言い切れないという感じ。

 平成8年と比較し、平成16年調査ではコート数も減って、年間延べ利用者数も半減しているのに、売上は上がっている。

 お金を持っている団塊世代の主婦が昼間のテニススクールに通い出したというのは、確かにそうかもしれない。単価が上がっているということでしょうね。

 なんだか、ブームを起こす方法を考えるつもりだったのだけれど、統計情報を加工していたら疲れてしまったので、本題としたかった活性化策についてはまたいつか。

Amazon

みんなのテニス PlayStation 2 the Best

みんなのテニスもおもしろですが、本物はもっと面白いですよね。

 

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 料理好きな自分。何故料理が好きなのかを考えてみる。というお話。


自分で作るパスタが一番美味しいと思ってます。(自画自賛)

 3月に入り時間に余裕が持てるようになり、夕飯を頻繁に作っている。
常々、2回目の人生があるならば、迷わず料理人になると公言しているくらい、料理好き。でもなんで好きなのか?過去を振り返りながら少し自問自答してみる。

 生まれて初めて料理をした記憶だけは、何故か鮮明に覚えている。

 幼稚園だったか小学校1年生だったか、きっかけは覚えていないのだけれど、キュウリやセロリを切って野菜スティックを作らせてもらったのが生まれて初めての料理。包丁は危ないからと、テーブルナイフで切った。切っただけなのにとびきり美味しいように思った。

 それ以降、頻繁に台所で料理の手伝いをしたという記憶はあまりないのだけれど、家庭科の授業でとびきり包丁を使うのが上手だったことを思うと手伝っていたのかもしれない。料理のおかげかは知らないが、家庭科だけは男子で唯一通知表は「5」だった。

 キャンプなんかでカレーを作るときなども、火を起こすことには興味がなく、とにかく野菜を切ったり、炒めたりとそっちにばかり興味を持っていたそんな子供だった。

 母親のおかげなわけだが、我が家の食事はとびきりいつも美味しかった。食事だけでなく、パンやケーキなど頻繁に手作りのモノを食べさせてもらった。ケーキ作りは、ホイップ作りを手伝って、ミキサーに付いたホイップをなめるのがこの上ない楽しみだった。

 中学生のころ、フジテレビ「料理の鉄人」にはまった。その頃は将来料理人になってこの番組に出たいと本気で思ったこともあった。(出られたら、迷わず陳建一に挑もうと思っていた。道場六三郎、坂井宏行には勝てないと何となく思ったからだと思う。)

 そんな中学時代、母親から毎週1回だか月1回だか忘れたのだけど、「夜ご飯を全部準備してみる?」と言われ、しばらく買い物から全て1人で行いご飯を作っていた。

 料理の鉄人の見過ぎで、出来もしないのにイメージだけ鉄人になった気分で妙に凝った料理ばかりに挑戦していた記憶がある。

 大学生となり、自炊をせねばならなくなり、好きなだけ料理が出来る環境になったにも関わらず、気分次第だった。生活のための自炊というよりは、食べたいものを作る趣味の料理だったよう気がする。でも、友人には、自分の作るパスタは評判が良かったような気がする。(大学時代、ルームシェアで3人で住んでいたわけだが、常に住人以外の人がいて、パスタを作るときは極めて大量に作っていた。)

 社会人になり、結婚したあとも、作れるときは作っている。必要迫られるというよりは、好きだから作っているという感じは昔と変わらない。

 作る料理は、炒め物、焼き物、パスタに偏る。煮物や酢の物など和食系がほとんど無い。というか作れない。レシピをみればそれはそれで作れるのだが、振り返っていると、レシピをみて料理をしたことがほとんど無い。

 「これを、こうして、あーして、こーすれば美味しいかも」

 という極めてアバウトな感覚で料理をしているので、細かいさじ加減が必要となる料理が出来ないのだと気がついてしまった。冷蔵庫にあるものでちゃっちゃっちゃと作るのがどうも得意みたい。それが一番難しいと言われることもあるが、これ以上簡単なことは無い。逆に、「●●」を作ってくださいといわれる方がプレッシャーになる。

 そんな料理好き。こう考えると、徹底度合いに欠ける性格なので料理人には向かないかも。自分が美味しいと思える料理を出せる、ちっちゃな居酒屋的な店は向いているかもしれない。全国各地の美味しいモノを仕入れて少しずつ出す。

 銀座にそういえばそんなバーがある。VOXというバーなのだけれど、フードメニューがが異様に美味しい。

 極めてまとまりの無い文章になっているなぁ・・・

 料理をしていると、色々頭の中がすっきりする感じがするのも料理が好きな理由かもしれない。PDCAが短い時間でかつ自分1人で完結するからかもしれない。自分がイメージした通りに段取りよく作れて、かつ想像以上に美味しかったときなどこの上ない喜びを感じる。それが楽しくて料理が多分好きなのだ。何か特定のメニューの為にガチガチに食材が決まっていない、アバウトな状況から、作り出してくことが楽しいのかもしれない。

 そうおもうと、仕事の仕方と料理の仕方が非常に似ている。良くも悪くも仕事において細かく計画を立てないタイプ。目標と大枠方針が決まったらがつがつ動き、動きながら考え修正して目標を目指す。そんな仕事の仕方。個人プレーになりがちなのを留意しないと組織的な仕事が向かない。

 そうした仕事の仕方ばかりではまずいとおもい、若干計画を詳細に立ててそれを組織的に進めることも意識していることもあってか、最近は料理を作る際にも、レシピを調べてそれに準じて作ることもある。それはそれで面白い。

 料理と仕事、本質的な部分は同じなのかもしれない。そんな感じ。

Amazon

料理の鉄人大全

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 車が売れないらしい。そんな売れない状況を打破するには?を考えてみるお話。


SC430でなく、Z40ソアラが欲しい!

 昨年からの金融危機に端を発し、自動車業界に激震が走っている。
 自動車の新車販売台数は激減。あのトヨタですら赤字に転落。経費削減がモータースポーツに直撃し、ホンダのF1撤退。スズキ、スバルのWRC撤退。三菱のパリダカ撤退。そんな散々たる状況になっているのは、ご存じの通り。

 そんな中、どうやったら自動車が売れるかを考えてみることにした。

 まず、都市部と地方では車が売れない理由が異なることをはっきりさせておく必要があると思う。地方は、車が生活必需品。1人1台の世界。車が売れないというのは、買い換えを控えているから。今の車が壊れたわけでも無いから、先行きが不透明な今、あえて買い換える必然性が無いだけのこと。

 逆に都市部(特に東京23区)においては、車に必然性が無いから買わない、車を持たなくても生活が出来るから持たない。だから買わない。ただそれだけ。実際、大学時代5台も乗った車好きの自分でさえ、社会人になって車を手放した。平日は乗らないし、週末も毎週必要かと言われればそうでもない。にも関わらず、車を持てば、駐車場だけでも月3万円。これに自動車保険に、ガソリン、その他諸々の維持費を考えると、車を道具として割り切り、必要な時にレンタカーで済ませてしまっている。余裕があれば、もしくは維持費が低く抑えられれば本当は車が欲しい。ちなみに今、もし車を買うなら、迷わず、Z40ソアラを買う。

 一言に「車が売れない」といっても地域により事情が違うのだから、対策も当然異なるわけですな。

 地方の場合は、必需品なので既に維持費も織り込み済みで生活しているので、買い換える理由さえあれば良いわけです。これはさほど難しくない。

 維持費や燃費を勘案して、軽自動車に買い換えが多かったのも地方なのでしょう。先日、岡山県総社市が、三菱車を買うための補助金10万円を出すことにしたら、申請が殺到したことを考えると、補助金政策は良いと思われる。新車購入後一定期間税金免除という手もある。総社市のように、企業城下町のような地方であればなおさら有効かと。

 問題は、都市部だ。既に昔から保有している人よりも、最近、若い世代が車を欲しがらないことが一応、車が売れない理由となっているようだが、上記の通り、車が必需品でない状況下で、車を新規で購入させることは極めて難しい。

 車を持てるなら持ちたい。欲しいという若い世代は潜在的に非常に多いと思う。自分自身がどうなれば買うか?という視点で都市部で車が売れるようになる対策を考えてみる。

 車が安ければ買うか?といわれればそうではない。一番のネックが駐車場代。乗りもしないのに、置いておくだけで毎月3万円も駐車場代がかかることが心理的に極めてネックになるのだ。車のローンなどを組んだら、ローンとあわせればかなりの金額が黙っていても出ていく。これは非常に苦しい。

 ということで、思い切って自動車メーカーが都市部に駐車場を確保して購入者に2年間くらい無料で提供してはどうだろうか?タワー型の駐車場であれば、省スペースでもある程度台数を確保できるはず。自宅近くでなくても良いのですよ。少し離れたところでも、無料ならば我慢して載りたいときに取りに行きます。

 ビジネスとして採算あうかな?

 PR要素を加味して、どこかでテスト的に実施するのは有りかもしれません。取りあえず10台分のスペースを確保して周囲2キロの住民限定。新車購入および、自動車保険も購入ディーラーで加入を条件にして、2年間駐車場無料というキャンペーン。

 日産自動車あたりが横浜で実施を想定してみます。

 駐車料金を30000円/月と仮定すると、10台、2年で720万円。地主側としては2年間日産自動車が借り上げるというメリットもあるので、20%位ディスカウントしてもらって、576万円。これ以上の利益が上がれば良いわけですね。これでみんなマーチを買われてしまっては採算が合わないので、例えばZ、スカイライン、GT-R、フーガなど、購入車種を300万円以上の新車という縛りを入れて、利益率10%、購入価格を最低の300万円とすれば、利益は、10台売って、300万円。これに自動車保険の利益と、メンテナンスも全て購入したディーラーという縛りも入れれば、トントンくらいにまでは持って行けるかもしれません。さらに横浜市が全面バックアップということで、固定資産材を2年免除してもらうという形になれば、地主はもっと安く貸すかもしれません。

 もしくは、ディーラーの敷地内にタワー型の駐車場を設置すれば、駐車場代すら日産は要らないですね。買う側も、自分の車がディーラーに置いてあるって何かと便利ですし。

 メディア受けもするのでテレビや新聞でも話題になるでしょうから、日産のPR戦略としては良いかもしれません。

 都市部では地価が高いので、採算に乗せるのが大変ですが、これが地方であれば、非常に採算に乗せやすい施策かもしれません。例えば、日産車を買えば、駐車場を半額日産が負担します。みたいなキャンペーンをすれば、かなり反響あると思いますけどね。

 斬新な対策として思いつくところはこれしかないです。裏を返せば、都市部に駐車場が無い、高すぎることが車が売れない大きな理由かもしれませんね。中途半端な減税など、都市部で現在車を保有していない若い世代には無意味です。車を売りたいなら、駐車場を確保することが先決です。

 実際に高速道路がいくら1000円乗り放題になっても、車を持っていない人には何の恩恵も無いのですよね。新たに車を持てば、それに付随する消費が必然的に付いてきます。そんな風におもうわけです。

 車に付随する消費の事を考えると、レンタカービジネスをもっと便利にしたり、カーシェアリングといった新しいビジネスモデルを作ることでも良いかと思います。

 いずれにせよ、自分自身は、都心のマンション暮らしをしている限り、駐車場代というハードルが最も車を持つことを邪魔するのです。車は大好きなのですがね・・・。

 

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 熱海駅前の衰退具合に憂い、どうやったら再活性化が出来るかを考えてみる。


東京駅から新幹線で約40分。立地的には申し分なし。

 1泊2日、久しぶりに大学時代の友人と温泉旅行に行ってきた。最近、熱海や小田原など新幹線1時間圏内の温泉地が復興しつつあると聞いていたけれど、やっぱり廃れている現状を目の当たりにして、どうしたら熱海、特に熱海駅前商店街が輝けるかをちょっと考えてみることにした。

 熱海は新婚旅行のメッカだった時代もあるそうですが、今は昔。週末に気軽にいける温泉値としては良い距離にあるということで、環境客も徐々に増えつつあるそうですが、駅前商店の没落ぶりはその恩恵にあずかれていないようです。

 そりゃそうですよね、車で来るなり、新幹線で来るなりして、そのまま宿に直行してしまい、駅前に滞在する理由は無いわけですからね。

 熱海駅前の商店街らしき所には飲食店とお土産屋が軒を連ねています。旧市街なのか駅から続く商店街も基本お土産屋と飲食店が多い。でありながら、日曜日の夕方でシャッターが降りている店が多いこと多いこと。没落感でいっぱいです。

 観光客が飲み食いをしたり、お土産を買ったりしないとならないわけですが、昔のような商売の形式では観光客すら見向きもしそうもありません。さてどうしたものか?

 駅前商店街が活性化するためには?『駅前で「人」が沢山お金を落としていくこと』が必要。人は、観光客であっても、駅前が生活エリアである人でも構わないのです。

 観光客を多く呼び込む為を考えると、非常に大がかりに考えないといけないので、今回は商店街で頑張れることを考えてみます。

 取りあえず、車で多くの人が移動しています。にもかかわらず、駅前は駐車場が少ない。熱海に車で来た人も、お土産くらいは買いますので、その際に、「それじゃぁ取りあえずお土産は駅前に行こうか」と思わなければならないので、駐車場の整備は必須

 車でアクセスしやすくなり、十分な人数が駅前に訪れることができるようなったら、後は私案ですが、商店街がすべきことは、

 店の整理統合移動、つまり同種の業態を集中させて魅力を高める

 これが手っ取り早いと思います。街全体ではなく、まずは駅前に魅力を集中させる。

 駅前商店街を歩いていて、どうも統一感に欠ける印象を受けました。温泉まんじゅう、ひもの、お茶関連などが、中途半端にばらばらに出店しているので、ひものならば、ひものを集めて出店し直させる。温泉まんじゅうならまんじゅうで、連続して軒を連ねさせる。お茶もしかり、飲食店にしても、寿司なら寿司やで連続出店させて競争させてはどうかと。ついでに、フードコート的なスペースも。そして、熱海の有名店とおぼしき店を駅前商店街に集中出店させる。中途半端などこでも売っているようなお土産お菓子は端の方に排除したほうが良いでしょう。

 駅前に観光ビジネス店舗を集中させることで一転突破させる。まずは徹底的に駅前に魅力を集約させる。そうしないと、あちこちばらばらに努力しても、ちょっと厳しいでしょう。色々と利害関係が絡むでしょうが、このままだと、街の中の耐えきれなくなった店舗が次々店をたたみ、もう手の施しようのないレベルにまで衰退してしまうことでしょう。

 街全体に一体感が無いというのが問題なのかもしれません。熱海に着いたモノの、どこに行けば良いのかがちょっとわかりにくくなっていますね。それ故に、宿レベルで魅力のある宿には人が集まり、そうでないところは容赦なく没落していく、お土産関連もその宿で変えるようになってしまったら、街にはお金が落ちませんので全体としての魅力も落ちていく、悪循環ですな。

 現状、駅前で最も儲かっているのはどう考えても小売店は「ファミリーマート」飲食店は「マクドナルド」そんな状況です。これじゃ魅力ある観光都市とはいえないでしょう。

 駅から徒歩5分圏内にいくつか住居用のマンションが売られていましたが「全戸見学可能」の看板に、作ったのに売れてないことが明確でした・・・

 街作りは政治マターの側面はありますが、まずは現場の人たちの一致団結が不可欠。是非、駅前商店街の人たちの革新的な取り組みを期待。それと、MBAでは地域活性、観光ビジネスについても体系的に学んでいきたいと思った次第。

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大好きな地鶏の刺身をどうやったら全国区の食べ物に出来るか?を考えるお話。


自宅で鹿児島地鶏の刺身を食べてます。大好物です。

わたくし、鹿児島生まれです。とは言っても、母方の実家が鹿児島で出生地が鹿児島ということで、住んだことはないのですが、いわゆる「おばあちゃんの家」が鹿児島ということだけなのですが、鹿児島生まれということには違いなく。

幼い頃から、鹿児島に帰省すれば、地鶏の刺身を食べていまして、そのことに何の違和感もなかったのですが、これって鹿児島独特の食文化なんですよね。物流が発達して最近は冷凍状態の地鶏の刺身を送ってもらえるようになり、自宅で食べることもしばしば。

本当に美味しいのですよ。これが。生肉を刺身として食べる文化は他の地域にもあるとは思うのですが、この地鶏が最強。馬刺し、牛刺しとは比較になりません。

この地鶏の刺身が日本中に広まれば鹿児島の養鶏業者がとても反映してくれるとおもい、どうやったら広がるかをちょっと考えてみます。

ローカル食材・料理を全国区にすることは一昔前までは本当に難しいことでした。でも、最近はインターネットの発達もあって、それも容易になりました。容易になった分、マーケティング戦略をしっかり立てないと、競合も多くなっているので、努力がなかなか成果に結びつかないといったところでしょうか。

ローカル食材・料理が全国になった事例をちょっと考えてみます。

もう既に定着してしまっている食材・料理で思いつくのは、

・お好み焼き(広島風・大阪風両方)
・味噌ラーメン
・もつ焼き・もつ鍋
・豚トロ
・手羽先
・沖縄料理全般


といったところ。
最近ということで思いつくのは、

・北海道のスープカレー
・宮崎マンゴー

頑張っているけど、なかなか定着しないモノを考えてみると

・馬刺し

とザックリですが、そんな感じでしょうか?

定着した食材・料理について、その成功要因を考えてみますと、

飲食の専門店が出る。メディアに取り上げられるなどでブームが一度はあった。

このことがあげられるのではないでしょうか?

お好み焼き、味噌ラーメンはもう歴史があるのでその初期はしらないのですが、もつ焼き、もつ鍋は、福岡のローカル料理だったはずですよね。記憶するところでは、バブル崩壊後、安くて美味いということで、東京にはもつ鍋屋が乱立して、ブームになり、その後、淘汰されたモノの、一定数残って定着したという感じです。
豚トロは、2002年ころ焼肉の牛角が最初にメニューに扱って広がり、今はどこの焼肉屋にいってもメニューに扱われている感があります。

手羽先は、以前から根強いファンがいて知名度はありましたが、世界の山ちゃんの出店攻勢で広く定着した感があります。沖縄料理についても、沖縄ブームとともに、沖縄料理・沖縄食材専門店が東京にも多くなり、健康ブームもあいまって一気に定着した感じでしょうか。昔は、自宅でゴーヤを食べるということなど考えられませんでした。(鹿児島では一般的な食材なので私は子供の頃から食べていましたが)

スープカレーは何でだろう?B級グルメがここ数年ブームのようですが、その流れ?それとも、やはり都内に出店したスープカレー専門店の影響?定かではありません。でもまだ定着したというレベルではないですかね。家庭料理としてはまだ扱われませんし。

宮崎マンゴーは、これは東国原知事のPRの賜物でしょう。宮崎関連の食材は全てが知事のPR力のおかげでしょう。知事も最近はブログで指摘していますが、今後定着できるかは生産者などの努力次第でしょうね。いつまでも知事の力におんぶにだっこでは、先行きは見えています。

馬刺しについては、認知度はあるものの、やはり時々食べる珍しいモノの域を脱しないといったところでしょうか。

 

国内のみならず、海外の食材を日本に広めようとする動きは常にあります。最近そういえば、オーストラリアがカンガルー肉を売ろうと頑張っているらしいですね。クジラを食べることを非難しても、自国で増えすぎて困っているカンガルーは動物愛護の対象にならないということで、非常にご都合主義的な感じは否めませんが。

食材・料理については、瞬間的にブームになったモノは沢山あるのでしょうが、定着していませんよね。定着したモノと定着しないで一過性だったものの違いは何か?

ポイントは、

1)メディア露出からブーム創出
2)生産から広く消費者に届く流通ルート確保
3)商品ラインナップの拡大
4)家庭料理として扱いやすい

地域性や独自性が強すぎると、2)〜4)が難しくなるとはおもいます。馬刺しはその典型かと。宮崎マンゴーも今後定着するかといえば、マンゴーそのものは高級品の類になるので難しいでしょうね。様々な関連商品が出来ることに期待です。

そのような中、鹿児島地鶏の刺身を今後定着させるためには?と考えると、1)については仕掛けられると思います。非常に美味しいので。
ただ、2)についてが難しいですね。なぜなら、地鶏を絞めて生で流通させることが極めて困難。その日のうちに食べないと危険なのです。冷凍で流通させることもできますが、コストがかさむので広く流通に載せるにはハードルが高いかもしれません。3)についても、地鶏として扱えば商品ラインナップを広げることも難しくないのですが、今回は刺身としていますので、広がりが乏しい。4)については、扱いやすいですよね。切って食べるだけ、しかも、鶏肉なので比較的リーズナブル。

ということで、結論としては、これまでの手法では定着させるのは難しそうです。手段鹿児島地鶏の刺身については、好きになった人が、通販で鹿児島の地鶏販売店から直接買うしかなさそうです。でも、こうした選択肢がとれるのもインターネットのおかげですね。

となると、1)を取った後、多くの人がECで買うようになり、家庭に定着し始めたら、大手流通も関心を持ち出し、2)3)が進むという流れを取るしかないでしょう。しかしながら「地鶏」となると、各地に有名地鶏があるので競争も激しいのでそうそう容易に事は進まないでしょうが。

書いていたら、また食べたくなってきました。楽天で買うのが好きではないので、独自ECで頑張っている感じをうけた「あきらの店」で購入してみたいと思います。

美味しいですよ。鹿児島地鶏の刺身。

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