研究ノート(大学教員の徒然)

なかたにじゅんいちの個人ブログです。

カテゴリ:大学教員の徒然 > 経営・マーケティングのこと

原材料の偽装問題に端を発し業績が低迷していたマクドナルドが、3年ぶりに黒字になったそうです。

マクドナルド、今期純利益58%増 集客回復鮮明
日本経済新聞 - ‎2017年2月8日‎

マクドナルド、純利益53億円で黒字化 カサノバ社長「お客様の信頼を取り戻すことに成功した」
ログミー - ‎2017年2月9日‎


マクドナルドウォッチャーとして、業績低迷の理由を考察したこともありました。

では、何故復活できたのか?というところを少し考えてみたいと思いますとしたいところですが、マクドナルド幹部が復活理由についてインタビューで語ってしまっていますね(笑)

幹部が語る「マクドナルドが復活できた理由」:日経ビジネスオンライン


業績悪化してから不採算店舗を閉じ、店舗の雰囲気を変えるための投資を積極的におこない、「おいしさ」を伝えるマーケティング・コミュニケーションを展開し来店客数が戻った。これが復活の理由とのことです。

商品開発にも力を入れたこともあるでしょうが、結局のところ一時いろいろあって足が遠のいていたけれど、そのいろいろもほとぼりが冷め、消費者が気にしなくなった時に適切なマーケティング・コミュニケーションを展開しお客さんを戻したってことですね。

ポケモンGOとのコラボや、ファミリーにターゲットを絞ったこともマーケティング的には正解だったということでしょう。行かなきゃ行かないで済むけれど、久しぶりに食べて、マックを思い出すと、マック頻度があがるってことでしょうか。

結局、みんな(特に子どもたち)はマックが大好きってことなんですね。

価格戦略が迷走していることが大きな業績悪化要因とみていましたが、そうでもなかったかな?全面禁煙になってから、全くマクドナルドに行かなくなってしまった自分はもうマクドナルドウォッチャーではなくなってしまっていて、理由はわからずじまいです。



日産新型NOTEと新型セレナが国内除軽市場で1月度販売台数が1位・2位となりニュースになりましたね。

新車販売 日産1、2位 軽除く、32年ぶり  - 日本経済新聞

2017/2/6 20:53


日産車がワン・ツーとなるのは32年ぶりとのこと。これはちょっとした事件ですよ。

このニュースに触れ、最初に感じたのは、「消費者は結局のところ「技術・性能」でクルマを選んでいるんだな」ってこと。 

NOTEは、ガソリンエンジンで発電し駆動は100%電気で行うというe-POWERなる新技術搭載、セレナはミニバン初の自動運転技術を搭載しています。

そのことが1月の販売台数結果につながったとしか思えないわけです。

photo_01

考えてみれば、これまで長らく1位2位を独占してきたのが、プリウスやアクアといったハイブリッド車。これも、ハイブリッドという技術・性能で売れているわけですよね。

デザイン性で近年人気があるマツダ車も販売数を伸ばしていますが、プリウス・アクアの牙城を崩すまでには至らなかったことからも、デザインよりも技術・性能が購買につながる因子であるってことを証明してくれた感があります。
 
デザインは重要であることを否定しているのではありません。コモディティ化したカテゴリーではデザインは非常に有効な差別化手段となりますが、クルマのように技術革新、性能の向上による差別化が可能な製品カテゴリーにおいては、デザインより技術・性能なんだなと。

こうしたテーマで研究をしている方は沢山いるはずで、論文も多数あるはずなのですが、すぐにそうした類での詳細情報が出ないのがもどかしい。掘っていけば面白い研究テーマですよね。もう研究しつくされているかもしれませんが…。

と、いったところで、こちらからは以上です。

カタログのKindle版ってのがあるのですね。





先日、

「先生、アメリカのスポーツ用品市場規模って知ってますか?」

と、突然に研究室を訪ねてきた学生がいました。

なんのこっちゃ?と話を聞いてみると、その学生はスポーツマネジメントコースの3年生でアシックスの経営分析をする中で、アメリカのスポーツ用品市場規模が知りたいが、どうにもこうにも数字が出てこないとのこと。

図書館書士に相談しにいき、一緒にインターネット検索していたら、私の以下のブログ記事を発見して、なかたに先生なら知っているかもと相談に来たらしいのです。

スポーツブランド売上世界順位(2015年)


このエントリー、「スポーツブランド ランキング」の検索キーワードで上位表示されるようになり、この数ヶ月とってもアクセスが激増しているんですよね。

と、その場で自分もGoogle先生に聞いてみましたが、該当する数字をすぐに引っ張り出すことが出来ず、一旦預かりにして、英語で探してみたら、いとも簡単に見つかりました。

$63 Billion Sporting Goods Market Analysis

ビリオンっていくつだっけ?って調べたのは内緒のこととして、ビリオンは10億ドルなので、630億ドル。1ドル=110円計算で、約7兆円。さすがは、スポーツ産業の超先進国のアメリカさんですね。スポーツ用品市場も巨大です。

そのサイトに掲載されていたグラフを転記しておきます。
screenshot-2015-10-14-at-9-30-56-am

出典:iHumanMedia.com

グラフによると、スポーツウェア等で約146億ドル、スポーツシューズで約210億ドル、スポーツ用品(道具類)で約290億ドルという内訳。

当サイトに販路割合もありました。
screenshot-2015-10-14-at-9-00-57-am
出典:iHumanMedia.com

本グラフをみると、オンライン/インターネットが15%となっていることがわかります。つまりネット通販ってことですが、意外と少ない感じがしますね。(7兆円の15%なので、金額としては少なくないですけどね)

調べ物をするときは、英語でも調べるべきですね、ってことで、こちらからの報告は以上です。



テレビが登場し、映画産業が壊滅的な状況に陥ったのは、映画産業に身を置く企業経営者たちが、自らを映画屋と定義し、テレビを敵と位置づけたため。これはセオドア・レビット先生のマーケティング・マイオピア(マーケティング近視眼)という論文にある有名な事例です。

マーケティングに携わるものなら、知らないなんて言えないくらい有名です。日本史に例えるなら、戦国時代天下統一したのが豊臣秀吉ってくらい誰もが知っていて当たり前というのと同じくらいに有名です。

動画配信サービスは、テレビ業界にとって、先の映画産業におけるテレビと似た構図です。これを敵とするのか、味方とするのか、歴史に学べばテレビ業界に身を置く企業経営者がとるべき選択肢は明らかですよね。

と、前置きはこれくらいにして。

Amazonの有料会員「Amazonプライム」に登録すると、Amazonが提供する動画配信サービスも音楽配信サービスも使えます。

年会費は3,900円。月300円ちょっとという計算ですね。動画配信や音楽配信サービスはいくつも存在しますが、Amazonプライムがコスパ最強だと思います。

そのAmazonプライムビデオ、基本は映画やテレビ番組の配信なのですが、先日より、完全オリジナルの新作コンテンツの配信が始まっています。松本人志の「ドキュメンタル」です。

テレビそのものを最近はサッパリ観なくなり、観ていたころも、この手のお笑いバラエティには全く興味を持たなかったのですが、テレビや動画配信のこれからを考える上で見る必要を感じ、観たのですが、予想以上に面白い、面白くなりそうな番組でした。

内容は、松本人志が招待した芸人10人による密室での「笑ってはいけないシリーズ」です。参加費は自腹で100万円。勝者総取りです。

第1回は、開始までのストーリー。企画そのものに目新しさっはないのですが、鬱陶しいテレビ番組的な過剰な演出もなく、当然テレビCMも入らず、とても新鮮な感じでした。

今なら年会費割引中、学生なら、学割で確か半年間無料であったはず。



こういう形で、今後動画配信サービスが、番組を企画し放送するようになったら、テレビはさらに苦しくなっていきますね。でも、もうその流れは止めることはできそうにありません。番組制作会社は、テレビ向けではなく、動画配信サービスに適した番組作りに方針転換が必要ですね。 

と、いうことでこちらからは以上です。 

11月15日( 火)に、筑波大学がアンダーアーマー(契約相手は日本総代理店の株式会社ドームですね)と包括的パートナーシップ協定を締結したと報道がありましたね。

underarmourtsukuba
筑波大学×アンダーアーマー(株式会社ドーム)包括的パートナーシップ協定を締結
http://www.tsukuba.ac.jp/news/n201611151200.html 

過日、早稲田大学とアシックスのパートナー協定のことを書き綴った際に、今後有名大学とのスポーツブランドの同様の提携が増えていくと触れましたが、次が我が母校筑波大学になるとは予想していませんでした。

[早稲田×アシックス]大学とスポーツブランドの連携に関する徒然

アンダーアーマー、関東学院大学に続き2大学目の包括提携ですね。素晴らしい営業力だと思います。

スポーツブランドにとって、大学との提携はメリットが大きいですよね。有望な選手の囲い込みにもなりますし、選手以外の大学生に対するブランド浸透は、中長期的なユーザー獲得につながります。当然それに見合う負担もしなければなりませんので、包括提携の対象は規模が大きく、スポーツ強豪大学となりましょう。

しかし、そうした大学の部活は、既に部活動ごとにスポーツメーカーがガッツリ入り込んでいます。そうしたスポーツメーカーにとってみたら、簡単に他のスポーツブランドにスイッチされるわけに行きません。そのために監督など関係者をガッチリ抑えているはずです。(ズブズブの関係となっているところもありましょうね)

参考までに小職の勤務大学の状況を聴いてみたところ、サッカー部男女、野球部、ソフトボール部とやはりそれぞれ異なるスポーツブランドと関係をもっていました。

これを一本化するってわけですから、相当な意思決定ですよね。先の早稲田大学しかり、今回の筑波大学しかり、戦略的な経営判断をしたなぁと。そして、それを決めきったドームの担当者の交渉力に驚かされるわけです。

もし、仮に自身がスポーツブランド側の営業担当だったら...。
小規模の当大学ですら、まとめ上げることのハードルの高さを感じざるをえないのです。

自身の研究テーマ、そう言えば、ブランド提携でした。こうした事例をしっかり積み上げ分析していかないといかんのですけど、既に11月も下旬。今年も結局1本も論文書いておりません...。

と言ったところで、こちらからは以上です。



大学教員が持ち回りで記事を書いている「ニュース解説」というブログがあるのです。(あまり読まれている感じがしないですよねw)

※こちらです。

関東学園大学 教員によるNews解説

 
ちなみに昨年は、ラブライブがネタでした。

映画「ラブライブ!」の大ヒットから「特典商法」について考える
http://blog.kanto-gakuen.ac.jp/news/2015/07/post-9ce5.html 

小生の担当がまわってきまして、今年度は、大ヒットしている劇場アニメ「君の名は。」をネタにすることにしまして、ここ数日アレヤコレヤと「君の名は。」が大ヒットした理由を考えていたので、記事で書けなかったことを中心にブログネタにしてみたいと思います。
※掲載は来週(10月26日ごろ)なのですが、それはそれで是非お読みくださいませ。

■「君の名は。」大ヒット中!!

「君の名は。」大ヒットしていますね。150億円を超えたそうです。

『君の名は。』 興収150億円突破 『ポニョ』以来8年ぶり オリコンスタイル – 20161017日
http://www.oricon.co.jp/news/2080055/full/


この150億円というのが、どれくらい凄いのかを、歴代国内映画興行成績ランキングで確認してみると、11位の「ポニョ」に次ぐ12位となります。「君の名は。」の勢いはいまだとどまる様子がないので、「ポニョ」超えは確実、トップ10のどこまで食い込むかがこれからの関心事です。

興行成績

上の表は邦画・洋画をひっくるめてのランキングなので、邦画のみで、ランキングになおしてみますと、以下の通りとなります。

興行成績
※いずれの表も映画ランキングドットコム(http://www.eiga-ranking.com/)より筆者作成
※「風立ちぬ」(112億円)が抜けていますね...(サイトのデータに誤りがありますね)

既に、邦画のみであると、「君の名は。」はポニョに次ぐ6位に位置する興行成績となっています。繰り返しになりますが、「ポニョ」超えは確実となると、4位の踊る大捜査線を超えて、もののけ姫にどこまで迫れるかが、今後の関心事となります。凄いですねぇ。

そして、色をつけていますが、トップ10に、宮駿監督作品が5本も入っていて(「風立ちぬ」を入れると8本)上位3作品独占というのもの凄いですねぇ。

■「君の名は。」は素晴らしい劇場アニメだけど。

では、なぜ「君の名は。」は社会現象になるほど大ヒットしているのか?

映画そのもの、コンテンツの良さは言うまでもありません。販促が大成功たということもあるでしょう。しかし、それだけの理由で、ここまでの大ヒットは説明不足が否めないのです。

「君の名は。」はとても良い作品でしたが、これまでの新海誠監督作品と比較し、飛び抜けて良いかと言われれば、そうでもありません。「いつもながらの素晴らしい作品」というのが個人的な感想です。

ちなみに、新海誠監督の前作「言の葉の庭」も素晴らしい作品でした。個人的には、今回の「君の名は。」にも引けを取らない作品だと思います。しかし、その「言の葉の庭」の興行成績は全く振るわず1.5億円程度だったそうです。(公開された劇場数などの違いは当然あります)

社会現象になるほどの大ヒットには、必ず社会的な背景がつきものです。「君の名は。」の大ヒットの社会的背景は何か?それを少し考えてみた次第です。

■「ジブリロス層」大量流入が大ヒットの理由?

「君の名は。」がなぜ社会現象になるほど大ヒットしているのか?

今回は、それを「ジブリ周期にハマり、定期的に宮駿監督を楽しんできたライトなアニメの取り込みに大成功した」と結論つけてみました。

100億円を超えるような劇場版アニメを生み出すだけの需要(=ジブリアニメ・宮駿監督アニメファン)が日本にあることは、歴代興行成績から確認ができます。

それらの作品は2000年以降に公開された作品ばかりであることに着目し、2000年以降の劇場版アニメの興行成績の推移を確認してみたグラフが以下となります。
劇場アニメ興行成績推移

2001年の「千と千尋の神隠し」に始まり、宮駿監督作品が3~4年に1作品のペースで、100億円規模の作品となってきていることがわかります。(これをジブリ周期と名付けてみますw)

そして、今年2016年は「風立ちぬ」公開から3年です。いつもならば「そろそろ新たな宮駿監督作品」の公開や制作の話しが出ていてもおかしくない時期といえます。しかし、何度目かの引退宣言により、宮駿監督作品が公開されることはありません。 

3~4年に1度、100億円規模の興行成績を作り出してきた宮駿監督作品ファンは行き場をなくしていたのです。(そうした人たちを「ジブリロス層」と命名してみましたw)

そんなタイミングで、「君の名は。」が公開されました。 

配給側、メディア側も、ポスト宮駿監督を求めていましたから、強力プッシュですよね。「ポスト宮駿」などと話題になれば、「ジブリロス層」は敏感に反応しないわけがありません。
※ちなみに、2015年もその恩恵を受けた作品がありました。細田守監督「バケモノの子」ですね。

当然、作品が素晴らしいからこそ成立した話しではあるのですが、上記の社会的な背景もあって、「君の名は。」の「大ヒット」では無いかと思う次第です。

と、そんな記事を書きましたので、公開されたら是非読んでみてください。

そして、「君の名は。」で新海誠監督作品を初めて経験されたかたは、是非過去作品も観てくださいませ。いずれも素晴らしい作品です。









スポーツブランドは大学ともっと連携していくべきだよな、と思っていたら、早稲田のキャンパス内にアシックスとのコラボ店舗が出来ていました。

wasedaasics01

調べてみたら、3月に連携協定を締結していたのですね。

早稲田大学とアシックスの組織的連携に関する記者発表 大学のみならず日本スポーツ界の発展に向け共同
https://www.waseda.jp/top/news/38302

そして、9月24日(土)オープン。しかもアシックスとして大学キャンパス内に初出店とのこと。アシックスも早稲田も攻めてますね!
http://www.asics.com/jp/ja-jp/waseda

ただ、あまりニュースにはなっていませんね...。
アシックスさんのお膝元、神戸新聞くらいでした。アシックス、

早稲田大学に直営店 −神戸新聞
https://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/201609/0009518035.shtml

ちなみに、キャンパス内といっても、27号館は一般道に面した建物であり、大学の門をくぐらずにお店に入れます。

大学とスポーツブランドの包括的な連携は、双方にとって一定のメリットが見込める話しですよね。


アメリカの大学などでは当たり前のように、大学とスポーツブランドが連携しているようですが、国内ではまだまだこれからということでしょうか。

早稲田以外では、アンダーアーマー日本代理店ドーム社と、関東学院大学との連携があります。

関東学院×アンダーアーマー パートナーシップ契約締結
http://www.underarmour.co.jp/news/brand/20160419-1.php

早稲田や関東学院の今後次第ではありますが、メーカーによるスポーツ強豪校獲得大競争が始まることになりそうですね。(既に水面下では交渉は始まっているのでしょうけど)

協定の具体的な内容次第ではありますが、既に強豪においては一定程度メーカーが入り込んでいます。それが同一ブランドなら話は早いのでしょうが、部活ごと個人ごとに異なるメーカーが混在している状況であると、1つのブランドに絞り意思決定する必要が出てきます。

そんな利害が複雑に絡み合うような意思決定を大学側がスピーディーにできるようにも思えないので、長期戦になるのでしょうね。

そう言えば、夏はランニングをサボってしまいました。

次のランニングシューズはアシックスにしようかな。



パソコン、スマホ、タブレットがどれだけ普及しようとも、やっぱり手書きが良いときがありますよね。仕事でも研究・勉強でも。

手書きとなれば、ノート・レポート用紙になるわけですが、そのまま裸で使うのはちとオシャレじゃないわけです。なので、自分は革製のレポートパッドを使っています。

これです。

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中身はこんな感じです。

pad2

ただのレポート用紙が、あっというまにオサレノートに早変わりです。レポート用紙は無地のマルマン製がオススメです。

15年前くらいに確か銀座の伊東屋で1万円くらいで購入したはず。革の素材感と白のステッチが気に入っています。A4サイズがちと大きいのですが、資料・プリント類を折らずに挟めるってことでこのサイズを愛用しています。

ただ、最近、もうひと回り小さくても良いかなぁというのと、ジッパーとペンホルダーが無いこととに不便を感じることが多くなり、新しく買おうかと物色を始めています。

それが、伊東屋のオンラインショップでは売っていなく、それじゃ毎度おなじみのAmazonさんを物色しているのですが、「これ!」というモノがなかなか見つからないのですよね。

1万円以下で、高級感と機能性のバランスが取れている。出来れば革(合皮)製っていう条件で現段階での候補はこんな感じ。



7,776円。機能性、素材は申し分なさそう。



19,440円。高級感はあるけど、価格がちと予算オーバーかな。








1,536円。価格はお手頃ですが、素材がプラスティックみたい。素材感さえ気に入れば機能性は申し分なし。まずノートパッドを使ってみるというくらいなら、良いかも。






8,424円。高級感はあるけど、機能性はどうなのかな。写真が少なくて判断できず。



レターサイズ。3,410円。素材は合皮みたい。カスタマーレビューは比較的良いですね。


システム手帳ブランド、fILOFAX。そのノートパッド。7,960円。これは一度実際に見てみたい。


と、いずれも本当は見て触って確かめてから購入したいのですが、比較して買えるほどの店がないのです。東急ハンズですら品揃えがイマイチなんですよね。

ま、急ぐ話しでもないので、良い物に出会えるまで気長に探すことにしましょうかね。 

 

コンビニはセブン-イレブン派なのですが、ドーナツに限っては圧倒的にローソン派です。

 ローソンドーナツ、圧倒的なクオリティです。セブン-イレブンのドーナツ、頑張っていることはわかるのですが、いまだ菓子パンの域を脱していない印象です。

 コンビニドーナツの影響は軽微と見ているのですが、ミスドが傾きだしている様子。 

 ミスタードーナツが、コンビニドーナツなどの影響で店舗数が激減し経営危機状態か(2016年8月4日ニフティーニュース)

 何故ミスドが苦戦しているかはまたいつか考察するとして、今回はイマイチのセブン-イレブンのドーナツについて。

 最近、セブン-イレブンのドーナツに大きな変化があったのですが、ご存じですか。こんな感じに変わりました。

 711Donut
 
  そう、パッケージが変わったのです。それまでは、注文があるとレジでメニューをスキャンしてから什器よりトングでとり、紙袋に入れるオペレーションだったのですが、現在は什器に陳列する段階で、包装された状態で、レジでは包装に付いたバーコードをスキャンするというものに変更されました。

 この変更を見て思いました。「流石、セブン-イレブンだなぁ」って。
 
 この変更によって、セブン-イレブンのドーナツ売上は次のステージに突入することになるでしょうね。 

 売り側にとって、
 ・オペレーションが簡易になり売りやすい
 ・品質管理がしやすくなる(廃棄タイミングが明確になる=味が落ちた商品を売らなくなる)
 というメリットがあるわけですが、

 今回のパッケージ変更により、買いやすくなり、持ち運びが楽になり、買ってすぐに食べなくとも良くなったのです。 これによりドーナツ組の売上はもちろん、菓子パン組がドーナツに流入し、全体売上は確実に増えることでしょう。

 コンビニドーナツは、当初、いわゆる「ドーナツ屋」の雰囲気を踏襲した販売方法にしたわけですが、それであると、ドーナツが好き層の取り込みにしか見込めなかったのですね。
 
 おそらく、コンビニ社内でドーナツを企画していた段階で、メインターゲットを「ミスド消費者」、打倒ミスドとして企画が進んでいいたものと予想されます。
 
 となれば、当然提供方法は、ミスドのような形になるのは自然の流れ。ところが、フタをあけてみれば、イマイチな状況が続くわけです。

 セブン本部内での、改善の一手は「商品力強化」であったのであろうことは容易に想像がつきます。実際に、商品そのものは改善しつつありましたが、劇的に売上を上げるにはいたらない。

 個別包装は、ミスドのようなコンビニドーナツをコンビニで!という当初目論見の呪縛を拭い去った結果だと思います。紙に包んだ中途半端な提供は「コンビニ」ではなかったということですね。立ち返って根本を見なおした結果かと。

 こうした大きな方針転換が出来るセブンイレブンは流石だなと。
 
 マーケティングの4Psの視点で考えると、今回の個別包装への変更は、当然製品(product)に含まれることですが、パッケージを変えることで劇的に売上が変わることが多く、パッケージ(Package)は「新たなP」として注目されています。
 
 Harvard Business Review2005年5月で特集されたこともあります。(Amazonでは売ってませんでしたので、直リンク)
 http://www.dhbr.net/ud/backnumber/50c599146a8d1e5129000004

 セブン-イレブンのコンビニドーナツ事例も、パッケージ変更の好事例になるのではないかと、大変注目している次第です。

 
図解でわかるパッケージデザインマーケティング (Series Marketing)
小川 亮
日本能率協会マネジメントセンター
2010-07-18




もうすぐリオオリンピック開幕ですね。現地の治安やら、準備不足やらが不安ですが、日本代表の皆さんには是非自分のため、そして日本のために頑張ってもらいたいなと。

地球の裏側での開催、今回はテレビ局泣かせのオリンピックですね。 イマイチ個人的には盛り上がりは無いのですが、実際始まったらテンション上がってくるのでしょうか。

オリンピックは選手にとっての戦いもさることながら、スポーツブランドにとっても4年に1度の大勝負でありまして、各社しのぎを削っているところ。

そんな中、昨日(7月12日)のガイアの夜明けではスポーツメーカーの戦いを取り上げていました。

番組HP:
リオで勝つ! 〜スポーツメーカー水面下の攻防〜

攻防というタイトルながら、攻防の様子はサッパリで、実質前半はアシックスの宣伝、後半はミズノの宣伝でした。日本メーカー頑張れってことですね。

と、まぁそれはさておき、調べなきゃと思っていた、スポーツブランドの世界売上ランキングを整理してくれていたのは、サンキュー!テレ東でした。

担当しているマーケティングの講義で昨年度、スポーツブランドについて講義した際に、こんなスライドを使っておりました。
SPORTSBusinessRanking2014

長らく世界トップ3は、ナイキ、アディダス、プーマであったのですが、講義(2016年年初)にて、「おそらく2015年12月期にて、アシックスかアンダーアーマーが3位になるはず」と話しておりました。

その後、結果を調べていませんでした。スミマセン。ガイアの夜明けの番組キャプチャをそのまま掲載させて頂きます。

SPORTSBusinessRanking

1位:ナイキ 約3.7兆円
2位:アディダス 約2.3兆円
3位:アンダーアーマー 約4,800億円
4位:プーマ 約4,500億円
5位:アシックス 約4,300億円

こんな結果となったらしいです。為替レートにより順位が変わりそうなくらいの熾烈な3位争いではありますが、プーマ遂に3位陥落、代わってアンダーアーマーが3位に。アシックス残念という結果に。

各社の財務状況を詳細に紹介した記事のリンクを貼っておきます。詳細まだ読み込んでいませんが、ガイアの夜明けもこのサイトから情報拾ったのではないですかね。

アシックス,ダンロップスポーツ,adidas Group,PUMA,UNDER ARMOUR,inc
スポーツ主要5社 2015年12月期(上)
増収基調にあるも、利益面で明暗分かれる

アシックス,ダンロップスポーツ,adidas Group,PUMA,UNDER ARMOUR,inc
スポーツ主要5社 2015年12月期(下)
各社、生き残りをかけ、独自路線を強化する傾向に


それにしても、アンダーアーマー驚異的な成長ですね。創業20年で世界No,3のスポーツブランドになってしまってます。製品の確かさもさることながら、マーケティングの勝利ではないかなと。

体育会系の学生を見渡しても、驚くほどのアンダーアーマー率です。頑張れアシックスです。今年度も、後期にて講義でスポーツブランドをテーマに講義しないといけませんね。

ナイキが好きでしたが、最近は昔流行ったスポーツブランドに惹かれてます。アンブロとかトッパーとかエネーレとかね。

そんなとこで、こちらからは以上です。




24歳の時、1冊の本に出会いました。

それは、
コトラーのマーケティング・コンセプト
フィリップ・コトラー
東洋経済新報社
2003-05-02

この本で、初めてマーケティングというものを知り、

そしてこの本で、将来マーケティングの勉強をしたいと思ったのでした。
コトラーのマーケティング思考法
フィリップ・コトラー
東洋経済新報社
2004-04-23


それから約15年、大学でマーケティングを教える立場になっているわけですから、紆余曲折はありましたが悪くない人生を送れているなぁと思う次第です。

で、そんな人生を変えたコトラー先生の著書は、新刊は都度すぐ入手してきたのですが、古いものも含め全て手に入れておこうと思いたったのです、2014年に。


すぐに入手できるものは一気に購入し、9割方すでに手にしているのですが、一部絶版で、中古価格が高騰しているものがあり、緊急性もないことからその後保留としていたのです。

その1冊が、これ
非営利組織のマーケティング戦略
フィリップ コトラー
第一法規株式会社
2005-06-01

 
定価は5,000円なのですが、絶版となっていて中古は9,000円以上、状態によっては2万円を超えている代物なのです。ちょっと躊躇しますよね...。

いつか手に入れようと思っていたところ、先日BOOKOFFにふらりと物色に入ったら、なんと置いているではないですか!

DSC_3338

高いんだろうなぁと、おもむろに値札を見てみると、なんと3,910円!!!!!どういうこっちゃ???即買しました。定価より安く手に入れることができるとは思いませんでした。

手放した方、どうしちゃったのでしょうか。まぁ価値があるとは思わなかったのでしょうね。

これが一時期流行ったセドリってやつですね。自分は手放すつもりは毛頭ありませんが、仮にAmazonで売ったら9,000円では売れるわけですから、利益率半端ないところです。

ありがとう、ブックオフ!これからも定期的にブックオフへ足を運んで置くべきですね。

入手困難な1冊を手に入れ、コンプリート熱が再燃してきました。

次のターゲットはこれです。

フィリップ コトラー
蒼林社出版
1989-07-26

これも中古価格が7,000円以上となっているんですよね。ま、気長にさがします。

メルカリの決算公告の件が話題になっていますね。

メルカリの売上は42億、売上原価は3億、販管費50億【メルカリ第3期決算広告】 
ECzineニュースメルカリ、15年6月期は売上高42億円に、営業損失は11億円…『官報』で判明
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創業から3年で売上42億円、つまり400億円程度の取引がメルカリ上で行われていることも驚きですが、話題になっているのはその売上原価。3億円ですよ。売上総利益が39億円というのが驚異的です。決算は赤字ですが、これは今はテレビCMなどをガツガツ打ってユーザーを獲得する時期ゆえ一時的な費用が計上されているものと思われ、さして問題ありませんよね。

ビジネスモデル上、現金をメルカリ上に置いている、溜め込んでいるユーザーも相当数いて、BSに乗らない預り金も相当あるとの情報があり、キャッシュも相当あるようです。

この成長は、ユーザーがメルカリを支持している証左であるわけですが、そもそもメルカリは何かと言えばネットのフリマアプリ。この分野においては、誰もがご存知のヤフオクがあるわけですが、どうしてメルカリがこれだけ伸びているのでしょうか。

細かな使い勝手など優れた点が多々メルカリにはありますが、根本的に出来ることはヤフオクと大差ありません。にも関わらず、ヤフオクではなくメルカリを使うユーザーが多いのはどうしてでしょうか。

それは、「ヤフオクがイケてない」からだと思うわけです。

その昔、不要品を売ろうと思ったら、誰かの不要品で自分が欲しいものを買おうと思ったらヤフオクが最適でした。それが今や、何を検索しても検索結果の多くは、ストア(法人、お店)の出品ばかり。

そうした出品は、結局のところネットショップで買うのと商品も値段も変わらないのです。もちろん、個人が不要品を安く出品しているものもありますが、何百件と検索結果が出てくる中からそれを探しだすのは極めてストレスなわけです。

検索オプションで「ストアを除く」こともできますが、それを見越してか個人IDで結局ストアと同じような出品が山程出てくるわけです。

オークションで欲しいものを安く手に入れることが喜びであったはずのヤフオクが単なるネットショップモール化してしまっているわけです。

学生たちに聞いてみてみても、ヤフオクは使わずメルカリを使っているようです。

ヤフオクの出品は、初めての人にとっては色々と事前の登録承認が必要で面倒であったりしますしね。いらないものを、二束三文でも良いから売ってしまう場としてヤフオクはもう要らない子になってしまったように感じる次第です。

同じ商品を多数出品し最低落札価格が即決価格と同じであり、それでいて1円スタートをOKとするとか意味が分かりません。オークションとしての本来あるべき姿を見失っているように思うのです。

ヤフオク、数年先は閑古鳥が鳴いているかもしれませんね。メルカリが駆逐するかもしれませんが、それよりAmazonでしょうね。マーケットプレイスを拡充してくるでしょうから。

爆速でヤフオクがかつての面白さを取り戻してくれることを、2000年ごろからのヤフオクユーザーとしては思う次第です。


ゴロゴロかばんが欲しくなりまして、これまで長らくRIMOWAかばんでお世話になってきたアメ横の生水さんに足を運んでみたら、「メーカー側が卸売りしなくなってしまった」らしく、商品がほとんどありませんでした。

もしや、と思いつつ総代理店である林五以外のネットショップをチェックしてみると軒並み「在庫切れ」状態。

あれれ、ついにRIMOWAさんもブランド作りに本腰入れ始めてしまいましたか...。

そう言えば、RIMOWAの直営店がここ数年出店していますよね。それと同時にこれまでの販路を見直す。マーケティングの視点で言うなら、チャネル戦略の一環。販路を限定することでブランド価値を高める作戦ですね。経営的には間違った判断ではないと思います。 

こうした販路の見直しで直販に切り替える事例は枚挙にいとまがありません。

最近では、例えば、バーバリーがそれですね。長年のパートナーである三陽商会との契約を終了し日本国内市場は直販に切り替えてしまいました。(化粧品については資生堂と提携したようですけどね)

あと、他にも最近あったのですが...。ど忘れしてしまいました。

いずれにせよ、意外とあちこちで購入することが出来ていたRIMOWAのカバンが手に入らなくなってしまったのです。特に、アメ横では、定価の2割引きで買うことが出来たので重宝していたのですが...。(早めに買っておけば良かった。)

RIMOWAをのチャネル戦略の転換は、おそらく中国のネットショップによる詐欺が横行していることが、大きな理由だと思うのですよね。RIMOWAを激安で販売しているネットショップがありますが、それらはことごとく詐欺サイトです。お金を振り込んでも100%商品は届きません。

と、前置きが長くなりましたが、どうしようか悩んでおります。アメ横のお店で残っている商品を買うか、それとも定価でも直営店で購入するかを。

買おうと思っているのは、仕事で普段使いにも、1〜2泊の出張でも使えるSALSA DELUXEのビジネストローリー。2輪の25リットル容量のもの。

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画像は総代理店オンラインショップより拝借(http://www.hayashigo-store.com/detail/001310.html)

これのですね、赤が欲しいのですが、アメ横のお店にはもう入ってくる見込みが無いのです。直営店で6万円、アメ横のお店は2割引きなので48,000円。これは結構大きいのですよね。

それと、4輪にするか、もう1つサイズの大きい35リットル容量にするかも少し悩んでおります。
どうしようかな...。

とりあえず、近々直営店に現物を確認してきましょうかね。

表面の加工が異なるのですが、Amazonでも一応売ってはいるのですが並行輸入品ですね。


 
どうしようかな...。RIMOWAを以外も選択肢にしてみるかな... 

すっかりオタクブログ化しておりますが、たまにはマーケティングに関することを。Facebookへの投稿でもよかったのですが、まだ整理しきれていないのでこちらに。

市場が拡大している「炭酸水」に関するブランドとチャネルに関してです。

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この夏、家人の影響もあって飲物はもっぱら「炭酸水」です。我が家の冷蔵庫(セブンイレブン)のPB商品を買っていたのですが、夏前から主要メーカーも商品をラインナップしてきて選択肢が増えているわけです。

昨年(一昨年?)くらいにリバイバルを狙いマーケティングを強化したのがアサヒですね。ブランドは、炭酸水の老舗ブランド「ウィルキンソン」



そして、この夏、サントリーが、南アルプスの天然水をブランド拡張させて殴り込み。



サントリーに少しの遅れをとったもののほぼ同タイミングで、コカコーラもやはり「いろはす」ブランドを拡張させて追随。



ちなみに、サッポロもありますがブランド無考慮な商品のため割愛。

と、各社出揃っているのですね。価格は、セブンイレブンPBに比べると10円〜20円高いくらい。我が家の最寄りセブンイレブンには、商品発売開始からしばらくは、「南アルプスの天然水スパークリング」も「いろはすスパークリング」も店頭に並んでいたのですが、その後パタリと売らなくなってしまいました。

南アルプスの天然水スパークリングが売っている間は、10円程度高かろうが、それを選びセブンイレブンPBは一切買うこと無かったのです。しかし、店頭に売っていないとならば、致し方なくセブンイレブンPBに戻るわけですね。

この一連の炭酸水に関する自身の消費行動にブランドとチャネル(流通)の現実を痛切に感じざるをえないわけです。

結局、炭酸水に対しては、自身は品質に対する知覚差異を感じていないということですよ。実際、ミネラルウォーターならば硬度で飲み心地がことなり消費に趣向性が出ますが、炭酸水となると、ほとんどというか全く差を感じない。ただ、イメージ(=ブランド)でセブンイレブンPBではなく、10円高かかろうと南アルプスの天然水を選択していた。

そう、こう考えるとやはりブランドって重要だなと再認識するわけです。同じ商品でもブランドで価格を高くしても売れるわけですからね。コモディティ化した市場におけるお手本のような事例です。

ちなみに「いろはす」は一度試した程度で、自身は「南アルプスの天然水」でした。これは、「いろはす」および「コカコーラ社」という企業に対するブランド・ロイヤリティがほとんどないこともあります。一方で、「サントリー」「南アルプスの天然水」に対してはブランド・ロイヤリティを有しているということですね。

でもでもでもでも、店頭に売っていなければ、他のコンビニにわざわざ探しに行くほどでもない程度なのです。

セブンイレブンの店舗側にしてみれば、この夏、明らかに炭酸水の売上が伸びたはず。そして、南アルプスの天然水、いろはすと新商品が店頭に並んだ途端にセブンイレブンPBの売上が落ちたはずです。

では、南アルプスの天然水といろはすを店頭からなくした場合、炭酸水売上全体が落ちるか?といえば影響がほとんどない。このことをセブンイレブンの本部側も、炭酸水に対して検証を行い確認をしているでしょうね。となれば、利益率の良いセブンイレブンPBの仕入を推奨ですよ。限られた陳列棚に、炭酸水だけで3種類も商品を並べて置くほど店舗には余裕は無いわけです。

こうなってしまうと、飲料メーカーがいくらブランド力を高めようとも、打つ手なしですよね。結局、セブンイレブンの絶大なるチャネル力を再確認してしまいました。

セブンイレブンPBはどれも高品質低価格で良いのですが、買い物はつまらなくなりましたよね。南アルプスの天然水スパークリングは、箱買しておきますかね。


マクドナルドは何故業績悪化したのか?のその2です。

その1はこちら↓

マクドナルドは何故業績悪化したのか?(その1)


業績悪化は、「価格戦略の失敗」が大きな原因だと考えているわけですが、マーケティング巧者のマクドナルドが何故に価格戦略を失敗してしまったのか?そもそも「価格戦略の失敗」とはいかなる事象かを考察してみたいと思います。

価格戦略の失敗、それは、売上の減少に歯止めがかからず、顧客ニーズを取り違えたか、ブランド力に過信しすぎたのかはわかりませんが、いずれにせよ最終手段である値上げを安易にしすぎたということであると思います。

では、何故、値上げするに至ったのかについて、過去を振り返り売上に注目しながら考察してみたいと思います。
 
飲食業の売上構成の基本は、「売上=客数×客単価」です。ようは売上をあげるためには、沢山お客様に来てもらうか、客単価をあげるかしかありません。

マクドナルドが絶好調の時は、ビッグアメリカの展開ごろでしょうか。魅力的な新商品によりメディアでも話題になり、マクドナルドから足が遠のいていた人もマクドナルドに訪れるようになった。これにより客数が激増した。さらには新商品は相対的に価格が高め、となれば、当然売上は伸びます。定期的に期間限定・数量限定の新商品を出す、これにより客数が伸び、売上も伸びるの好循環が続きました。
 
成長を義務付けられているマクドナルドは、新商品だけでなく、伝家の宝刀「ビッグマック200円」や「ポテト100円」など、期間限定キャンペーンを次々繰り出しました。

100円コーヒーも、客数増加の1手でしたね。 このマックコーヒー戦略は客数増加という視点では大成功しました。

昔々のマクドナルドのコーヒーは飲めた代物ではありませんでしたよね。常に酸化した不味いコーヒーをだすのがマクドナルドでした。これを一新して100円クラスとしては極めて秀逸なレベルのコーヒーを出すようになった。

これは、客数を増やすために、当時のドトールの客層を取り込んだ。ポイントは「ドトールの客層」であり「スタバの客層」を取り込むことに本腰ではなかったこと。

ドトールは、基本的にコーヒーを提供している業態ではなく、「時間」を提供している業態。タバコを吸いたい人もいるでしょう。仕事の合間時間を過ごす人や待ち合わせに使う人もいるでしょう。そうした客層が、マックに流れる。つまるところ、マックはマックに対してハンバーガーではなく「時間」を求める多くの顧客を増やしたことになります。Wi-Fiもつながりますし、電源もある。そうした客層のニーズに対応する努力をマクドナルドはしてきたのです。これが、今の苦境の要因であると思います。

新商品や、ビッグマック200円、ポテト100円といったキャンペーンがうまく結果につながっているうちは気が付きにくいところですが、徐々にそうした手立てが全く効かなくなってしまい、マクドナルドが迷走しはじめたのです。

新商品やキャンペーンで客数を維持できなくなってしまい、とった手段は、強引な客単価のアップ。例えば、1年前くらいに「コーヒーお代わり廃止」がありましたね。

これも、客数×客単価の視点で考えると合点がいきます。

コーヒーをお代わりされて長時間滞在されることは、新たなお客さんが入りません。つまり客回転率が下がるってことです。客数を増やすために、食べたら出て行って欲しいのです。そのためのコーヒーおかわり廃止です。

客単価の低い顧客を排除し始めたのです。コーヒー以外にも、割引クーポンの乱発もしなくなりました。全店全時間帯禁煙化の動きも、世の中の流れでというより、マクドナルドとしてコーヒー1杯でタバコを吸って長居されたくないという意図のほうが強いように思います。

これにより自らの戦略で囲い込んだ、マクドナルドに時間を求めにくる客層を一気に見放し、そうした客層は一斉に足が遠のいた。客数が激減しているのは、当然の結果といえます。

低単価顧客を手放しても、すぐには客単価があがらない。もはや、新商品やキャンペーンで顧客を増やすことができずにいるわけです。

そこで、セットメニューを頼んでもらおうと、単品メニューの設置を辞めました。これは、レジでのスピードアップは建前で、何も考えずセットを頼んでもらい、客単価をあげようとしたことが見え見えでした。

それでも、客単価はあがらないどころか、手前の都合ばかりで消費者の利便性を無視したため、非難までされるようになる。

歯止めがきかない客数減、売上減に、マクドナルドとしてどうして良いかわからなくなっていたのでしょうね。そして、最後の最後の手段として、既存商品の値上げですよ。当然値上げは消費者の理解納得は得られず、更に客足が遠のく結果になる。

それが今のマクドナルドの現状。

ここからどうやって復活するのでしょうか? 

気が向いたら、どうやったらマクドナルドは復活できるかを考えてみたいと思います。

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