研究ノート(大学教員の徒然)

なかたにじゅんいちの個人ブログです。

カテゴリ:大学教員の徒然 > 講義のこと

あっという間に4月も終わり、講義も2〜3回目まで進みペースも大学教員モードに戻ったところで世の中はGWですね。

今年度チャレンジしようとしていた講義動画の配信、準備整いました。
ビデオカメラは、アレコレ考えた結果、SONYのアクションカムです。 



動画配信用の講義ではないので、ただ撮りっぱなしで無編集でそのまま配信です。約1時間。まぁ、普通なら観られるような動画ではないですが、欠席した学生用ってことでご容赦くださいませ。

撮影画質や、YouTubeに投稿するにあたってのファイルサイズの調整など、初めてのこと少々あれこれ手間がかかりましたが、今後はすぐに投稿できそうです。

ということで、第3回までどうぞ。






 
自分自身が講義している様子を観ると、アレコレ嫌なところ(直さなくちゃならんところ)が見えてきますね…。

もっと良い講義となるよう精進せねば...。 

気がつけば4月も下旬。今期アニメの期待値も定まり、講義も一巡しようやく落ち着いてきました。 
※ちなみに、アニメは「正解するカド」に期待しています。 

ブログも新学期の忙しさ(?)を理由に滞っておりました。

教員3年目、今期の担当科目は、

マーケティング基礎機Ν供1年必修・前後期)
マーケティング機Ν供2年必修・前後期)
ビジネスデザイン論改め社会起業論(専門選択・前期)
ビジネスプラニング論改め事業計画論(専門選択・後期)
広告論(専門選択・前期)←New!!
ブランド論(専門選択・後期)←New!!
フィールドワーク研究機Ν供弊賁臍択・夏季集中)←New!!

と、7科目担当します。広告領域の知識経験が浅いので詰め込み勉強中。これは毎週準備が自転車操業になりそう。マーケティングは3年目、社会起業・事業計画論は2年目。講義内容のレベルアップを目指します。

今年度講義関連でチャレンジしようと決めているのが以下の3つ。

1)講義ノートを作る(一部講義)
  これまで板書はほぼ皆無であったのですが、学生の様子から、「書かせる」作業を取り入れることにしました。本来的には大学のノートの取り方ってのは、自分で必要と思われる内容をメモするべきであり、板書スタイルではないと思っているのおですが、いきなりそのレベルを求めるのは酷であると判断したからです。

2)動画撮影(一部講義)
  「YouTuberになりたい!」ではなく、自身の話し方、講義スタイルを自分自身でまずは検証するために撮影することにしました。ビデオカメラも買いました。自分で見て聞いてみて「本当に楽しい講義か?」「わかりやすいか?」「専門性は十分か?」を確認したいと思います。公開問題なさそうであったら、こっそりYouTubeに載せるかもしれません(笑)

3) 試験問題の課題化
 もともと試験は論述だったのですが、考える水準はあまり高くない(と思う)問題ばかりでした。(問題自体は講義14回目、15回目 あたりで公開しています)そこで、問題を課題化し、講義前半で公開したいと思っています。 例えば、社会起業論であれば「あなたの関心を持つ社会問題を1つとりあげ、,修亮匆駝簑蠅砲弔い得睫世靴覆気ぁそして社会起業論で学んだ視点を盛り込み△修亮匆駝簑蠅魏魴茲垢覿饌療なアイディアを記述しなさい。という感じ。(あくまで現段階であり確定ではありません)これは、講義に積極的に参加し、試験に向け考え続け準備し続けないと良いものが書けませんよね。頑張る学生と、付け焼き刃の学生をしっかり成績差をつけたい。そんな思いからです。 


と、久しぶりに大学教員ネタということで、こちらからは以上です。 

本日から1週間は期末試験ってことで、以下のようなtweetしたのです。
ということで、担当4科目の試験問題を晒しておきたいと思います。

まずは、1年生向けマーケティング基礎
1.コモディティ化とはどのような状態のことをいいますか?コモディティ化している具体例をあげて説明してください。 

2.講義で説明したサービスの4つの特性について説明してください。 

3.あなたが不人気・弱小のプロスポーツチームのマーケティング担当だったら、どのようなマーケティングプランを立案しますか?具体的にマーケティングプランを教えてください。

4.マーケティング兇旅峙舛鯆未検∈任皸象に残っている内容もしくは学びになった内容を教えてください。
1、2が講義に出ていた、もしくは事前にちゃんと準備していれば簡単に答えられる問題。3は講義に出ていて自分のアタマで考えないと答えられない問題。4はサービスですね。ま、でも、講義に出てないと感想も何もないですけど(笑)

続いて2年生向けマーケティング。
1. マーケティングの「4P」および「STP」について、それぞれ説明してください。

2.マーケティング兇念靴辰拭崘清肇咼献優后廚鯑Г泙─現状の日本における農業の課題と今後の可能性について具体的に述べてください。

3.課題(相模屋食料またはスバル)に取り組んでの感想や学びと、あなた個人の本テーマに関する考えを教えて下さい。

4.マーケティングを学ぶことは、どのような価値がある(または、どのように今後に役に立つ)と考えますか?あなた自身の考えを教えてください。
2年間のマーケティングで徹底して教えたつもりの「4P/STP」を再度確認の問題が1。2は講義に出ていれば答えられる問題、3は、ちゃんと課題に取り組んだかを確認する問題で、4はサービスですね。

次の2つは通年の講義で、課題が主になっているので、試験はかなり形式的にしている科目。

まずは、ビジネスプランニング論
1.ビジネスプランニング論(後期)を通じ、最も印象に残った講義内容、もしくは最も学びとなった講義内容について具体的な内容を提示しながら、学びとなった内容を教えて下さい。

2.ビジネスプランニング論で取り組んだ課題について、感想や学んだことなど教えてください。

3.ビジネスプランニング論(全体)に対して、あなたの感想を聞かせてください。
そして、ビジネスデザイン論
1.ビジネスデザイン論(後期)を通じ、最も印象に残った講義内容、もしくは最も学びとなった講義内容について具体的な内容を提示しながら、学びとなった内容を教えて下さい。

2.ビジネスデザイン論で取り組んだ課題について、感想や学んだことなど教えてください。

3.ビジネスデザイン論(全体)に対して、あなたの感想を聞かせてください。
 いずれも1で講義に出ていたかどうかを確認して、2で課題にちゃんと取り組んだかを確認しています。3はサービスですね。

といった試験問題ですが、いかがでしょうか?採点は内容はもちろんながら、正しい日本語で回答されているかもみます。

ちなみに、いずれもボールペンでの回答です。 消しゴムは使わせません。アタマでちゃんと考えをまとめて、書き上げて欲しいのです。

ということで、このあと3限から自身の科目の試験が始まります。学生のみんながんばってね! 

大学とは何か (岩波新書)
吉見 俊哉
岩波書店
2011-07-21


明日から期末試験が控えていますが、講義科目は全て終了。
大学教員2年目、あっという間でした。特に後期は早い早い。

1年目は出来ることをとりあえずしてきた感じで、2年目は出来ることに加え、やりたいことを試した感じ。

やりたかったこととは、

1)全ての科目で必要と感じる内容でゲスト講師をお呼びすること。
2)プレゼン課題を学生に課すこと。
3)地元企業と連携した取り組みを行うこと。

主たることは以上の3つで、全て実現できたかと。

この1年のゲスト講師を振り返ってみると、マーケティング科目で富士ゼロックスの薮原さん、KADOKAWAの柳瀬さん、スバル石塚さん、相模屋食料の鳥越社長、ビジネスプランニング論で、日本政策金融公庫の方、イタリアンレストランを経営する青池さん、ビジネスデザイン論で経済産業省の方、NPO法人HEROの橋本さんと、計8名の方にお越しいただきました。

自身が講義するより学生たちがちゃんと話を聞いてくれることに複雑な気分になったりもしますが(笑)、記憶に残る人もいるだろうな、ってことで来年も各科目にゲストをお呼びしたいと思う次第です。

課題については、別エントリーで少し書きましたが、チームで取り組んでもらいました。課題をまとめ発表までする。チームにより努力具合に差はかなりありましたが、きっとコレも学生にとって良い経験になったはず。

課題に関して書いたエントリーはこれ。

地元企業と連携した取り組みについては、また別機会にでも。

試験が終われば春休み、次年度の準備と研究に時間を費やさないと…。

2年目最後の講義となったビジネスデザイン論で学生たちと記念撮影(笑) 
kougi

「教えることは学ぶこと」とはよく言ったものです。ホントそう思います。

経営学は一通りの基礎知識は持っていますが、教えるとなると相応に準備が必要になり、その準備にあたって、関連する書籍に目を通す必要にあり、これがいい勉強になってたりします。

単に教科書的なことを一方通行に話しても価値はなく、どうやったら興味を惹けるか、印象に残るかを考えて、雑談のネタを含めた時間配分も考えて、おおよそ毎回5分前に終わるように設計しています。

ビジネスプランニング論、ビジネスデザイン論を今年度から担当しているのですが、ビジネス基礎としてマーケティングや人材組織などの講義を入れていて、今週はそれぞれでマネジメントについて講義しました。

1回限りですので、伝えることは絞りに絞って、こんな感じです。

・ドラッカーの名前くらいは知っとこ!
・マネジメントは「管理」だけじゃないぞ!「組織を機能させる」こと!
・マネージャーの役割

そして、

・マネージャーに必要な資質と求められる能力

これをちょいと書き残しておきたいと思います。
出典は当然ながら、ドラッカーの「マネジメント」です。

マネジメント[エッセンシャル版] - 基本と原則
ピーター・F・ドラッカー
ダイヤモンド社
2001-12-14


⬛マネージャーに必要な資質

「真摯さ」

ま、そうですよね。マネージャーに限らず生きていく上で不可欠な資質だと思います。時折、真摯さを真面目なことと解釈する人がいますが、少し違いますよね。真面目であることは、時に害悪になりますのでご留意を。(今回はその説明は省略)
 
⬛マネージャーに求められる能力

1)目標を設定する能力
 
→ 目標を設定するだけなら誰でもできます。これは現状を正しく理解し、組織の能力を見極め、高すぎず低すぎずの適正な目標を設定し、組織で達成していくことと理解したほうが良いですね。

2)体系化する能力

 → 組織の能力を最大限発揮するよう役割分担、仕組み化という理解で良いと思います。一人ひとりがバラバラに動いても、相乗効果は生まれないので。

3)動機づけする能力・コミュニケーション能力
 → 組織を機能させるためには、一人ひとりの「人間」の持てる力を発揮してもらわなければなりません。人はロボットではないので、個々への対応が必要ですよね。

4)評価測定する能力
 → 公平な評価をしないと、不満が出ますからね。当然、評価はプラスの評価だけではなく、然るべきマイナスの評価もしないと、いけません。褒めることもしたら、叱ることもする。両方必要です。

5)人を育てる能力
 → これが一番むずかしいわけですが、マネージャーはこれが一番大切となりましょうか。

と、これをまとめ、講義していると、例えば教員としてのゼミ運営もマネージャーに求められる資質と必要な能力が、そのまま当てはまるなぁと、改めて思わされるのです。

今年のゼミ、自身はマネージャーとして役割を発揮できたのだろうかと...。

上記は組織運営を任されている人すべてに当てはまる普遍的な内容ではないかと。さすがはドラッカーさん。

ということで、こちらからは以上です。

今年の世相を表す文字は「金」らしいですが、22年で3回目。流行語大賞のような選定基準がブラックボックスなものとちがい投票で決まっているらしいですが、なんだかなぁという感じです。

さてさて、2016年も残り半月ということで、今週の講義冒頭の雑談テーマは「2016年を振り返ろう!」って話を学生たちにしています。 

「今年、どうだった?」

と、無茶振りしてもあまり意味が無いので、振り返ることの大切さと振り返り方を伝えています。

伝えている方法とは「テーマを決めて振り返る」で、自身が社会人になってからずっとしている振り返り方法なのです。 

例えば、以下のような視点。
hurikaeri
 振り返りの視点は、上記に限定するものではなく、自分自身で決めてくれればOK。彼氏彼女とのことをテーマにする人もいれば、部活やサークルのこと、アルバイトのことや趣味のことなど設定をしたら良いと思います。

ポイントは、テーマにそって1年を振り返る作業です。いざ振り返ろうとしても思い出せないことも多いはずなので、手帳やSNSへの書き込みを1年分読み返してみるのも良いと思います。振り返る作業そのものが大切です。

ちなみに私は、毎年、年末雑感という形で振り返り、年始に年頭所感ということで書き残しています。(まぁ、ブログには読まれて差し支えない内容しか書きませんがw)

2015年の年頭所感と年末雑感はこちら → http://marketing.myjournal.jp/archives/cat_10024653.html

上記の振り返りとともに、1年を振り返り、喜んだこと、怒ったこと、哀しかったこと、楽しかったこと、新しいこと、苦しかったことを1つずつ挙げてみるやりかたもお勧めしています。10大(重大)ニュースって形でも良いかもしれません。

人が進化成長するためには、定期的に過去を振り返る必要があると思うのです。暦は流れる時間に区切りをつけてくれる素晴らしい人間の発明品ですよね。

本当は1日1日振り返ることがよいのでしょうが、少なくとも1年に1度、しっかり時間をとって振り返りをしてみると良いと思う次第です。

という価値観から、ゼミ生にはゼミの時間を使って振り返りをしてもらいました。

来年は手帳使おうかなw




2年生向けマーケティング科目の課題は、「企業のマーケティングプランを作成する」で、その企業の1社は富士重工株式会社。太田市ですからねw

マーケティングは理論理屈で学ぶより、実際に考えてまとめてという経験が血肉になるという考えで講義設計しています。

その会社の社員になったつもり、その会社の社長に提案するつもりで作ってね!ということで取り組んでもらっています。(年明けの最終発表には、実際に富士重工のマーケティングに携わる方に参加して学生の発表を聴いてもらう予定です)

で、スバルのマーケティングに取り組む学生を連れて、スバル矢島工場を見学してきました。予約申込みさえしたら見学できます。

SUBARU : スバルスピリット | スバルビジターセンター 工場見学


工場見学は約2時間、最初の1時間は会社概要の説明を受けて、ビジターセンターを見学。歴代のスバル車が展示されているコーナーはテンションあがりました。

幻のWRCカー、2009年モデルのインプレッサも。

sti

その後、工場見学になるのですが、自身も自動車工場の中は初めてで、とても勉強になりましたよ。プレスから組み立て行程、最終検査と工場見学の高架通路を歩きながら見学です。

人間と工作機械が連携してクルマが完成されていく様子に、得も言われぬ感銘を受けてしまいました。日本の基幹産業バンザイ!って感じでした。(もちろん工場内は撮影禁止で写真はありません)

トヨタ、GM、VWグループの3強が年間1000万台のラインでしのぎを削っている自動車業界にあって、スバルは年間100万台レベル。規模を拡大しなくとも100万台クラスの自動車メーカーがちゃんと生き残っていけることをスバルは見せつけてくれていますね。

現場を見学した学生たちが、最終発表でどんなマーケティングプランを発表してくれるか今から楽しみっす。

そう言えば、カー・オブ・ザ・イヤー2016、新型インプレッサがとりましたね!太田のさらなる発展はスバルさんの今後にかかっております。頑張れスバル!!!



「どんな講義してるの?」と聞かれることが多いので、2年生向けのマーケティング科目で農業ビジネスをテーマに取り上げ講義をしたので、どんな流れ、内容であったか紹介してみたいと思います。

自身のマーケティングの講義は目標を「マーケティングを学ぶ楽しさを知ること」「マーケティング思考を身につけること」としています。STPと4Pを徹底的に勉強したら、あとは今日的なテーマを極力とりあげ、「身近な話題からマーケティング思考」を身につけることに主眼を置いています。(置いているつもりです)

で、先日の農業ビジネス回の講義は、こんなスライドから始めました。

農業

そうです、農業アイドルのTOKIOさんの写真です。勝手にネットから拝借しております。教育の現場では、著作権法の特例で特別な許諾は必要ないのです。(http://www.jcea.info/Q&A_2.html
※こうして、ブログに掲載することは、限りなく黒に近いグレーではないかと思いますが...

伝えたいことを最初にハッキリさせること。これは講義で留意しているポイントです。話から勝手に学べと、目標とゴールを丸投げはよくありません。極端なほどにハッキリさせた方が良いと思っています。

続いてこんなスライドです。

農業2

そう、農業といえば「のうりん」です(笑)。わかってくれる学生(ごく少数)が笑ってくれればそれで満足です。(それ以外の学生は、またアニメネタぶっこんできたよと冷ややかですが負けません(笑))

こちらが一方的に「農業ビジネスは面白い」と言っても、効果的な講義ができないので、学生たちに農業に対するイメージを強制的に答えさせます。

発言を求めても、なかなか積極的に発言をする学生はいませんが、意外と強制するとちゃんと答えてくれるものなんです。

すると、「大変そう」「儲からなそう」「休みがない」といった、期待通りの回答がそろってきます。

そのうえで全体に質問します。

「卒業後、農業を仕事にしたいと思う人?」

と。当然、いません。(稼業が農業であり、将来的に継ぐことになる学生がごく僅かにはいます)

そして次のスライドで、農業従事者の現状を伝えます。

農業ビジネス

農業人口(正確には農業就業人口)が年々減少し、高齢率も上昇している現実を知らせます。
理由はもう聞かなくても学生は理解します。そう、若い人たちが農業に就かないからです。

そして、改めて「何故、若い人が農業に就かないのか?」を質問します。そして、このスライドです。

農業3


そうです。理由はこれです。儲からないから。実際に農家に生まれた子どもも、親の苦労をみてあとを継がない、親も無理して継がせないというのが実情。

確かに現状は十分な利益を得られず苦労している農家が多いけれど、それは環境の変化に対応できていないから。若い人たちもそんな多くの農家をみて、「儲からないと思っている」から農業の従事しないのですよね。

と、こんな話をしてから、農業を取り巻く環境を学び、可能性があることを具体例を勉強する内容です。今回の講義では、以下の6つの視点から勉強しました。

・TPP
・農協システム
・株式会社による農業
・6次化
・海外市場

ここからは、自身が講義する形式ではなく、テレビ東京のワールドビジネスサテライト、ガイアの夜明け、カンブリア宮殿といった番組から、それを知るために最適な番組内容を抜粋しながら、講義内で視聴し、それに補足説明をしていく形式です。

例えば、株式会社による農業については、2015年放映のガイアの夜明けで紹介された、山梨県にある農業法人、株式会社サラダボウル(http://www.salad-bowl.jp/)の事例を勉強しました。

金融業界から転じた社長が新しい農業を志し、経営管理の考え方を農業にも活用し大学卒業し新卒入社の社員でも農業が出来る仕組みづくりをしているという会社です。

就職先の選択肢として農業法人もあるよ!ってことを知ってもらうには非常に良い番組内容でした。
※放送内容はこちら→ http://www.tv-tokyo.co.jp/gaia/backnumber3/preview_20151103.html

ついでに、イオングループのイオンアグリ創造株式会社の事例なんかも紹介。大手がこぞって農業ビジネスに参入していることを知ってもらいたくて。

そして、6次化と海外市場については、群馬県昭和村にある農業生産法人グリーンリーフ株式会社を事例にしました。こちらも、少し古いのですが2012年放送のガイアの夜明けの放送を視聴。

TPPのこと、6次化のことも触れられていて、その上で、蒟蒻を海外に輸出しようと奮闘するという内容です。

greenLeaf

日本の農産物が海外に可能性があることをまずは知ってもらうには、最良の内容でした。(狙って探したのですが) 群馬県の事例でもあり身近感もありました。

こうした機会で知らなければ、まさか昭和村の蒟蒻農家がグローバルにビジネスをしているなんて思いもしないですよね。

と、こんな感じの講義でした。
農業でも、十分にマーケティングで習得した知識を活かせるよね!将来の選択肢として農業分野も入れておきなよ!ってな具合の締めで、農業ビジネス回を終えました。 

と、こんな感じで、今後も各講義のダイジェストをブログネタにしようと思っていたのですが、意外と手間がかかるな…。 



ビジネスデザイン論とビジネスプランニング論、これが今年度からの担当する新規科目。完全に新規のため、1から講義内容を自分自身で設計しています。

この科目を打診された際、まずは「ビジネスデザイン」その上で「ビジネスプランニング」という想定をしていました。構想してから具体的な計画という流れであれば自然ですからね。

それが、蓋を開けてみると、ビジネスデザイン、ビジネスプランニングがいずれも通年科目(30回)となっているわけです...。

同時履修の学生も出てきます。ビジネスデザインを履修せずにプラニングだけ履修する、その逆も当然発生します。

となると、科目内容に強い関連性、連続性がある形では不具合があるのです。それぞれが独立した科目に作りこむ必要がある。

そのようなことから、デザイン論は、「社会問題を解決するビジネスデザインすること」に重きをおくことにして、「ソーシャル・ビジネス」 事例を大量に学ぶ内容にしました。

そして、ビジネスプランニングは「事業計画策定」とすることにしました。学生には仮想起業・仮想独立してもらうことにし、政策金融公庫の創業融資を受けられるレベルの事業計画を作ってもらうことを課題とします。

講義計画は以下のとおりです。

講義計画

1

オリエンテーション/本講義の内容と進め方について 

2

ビジネスプラニングは?

3

ビジネスプラニング事例研究/起業・独立

4

ビジネスプラニング事例研究◆深卞眇卦事業

5

ビジネスプラニング事例研究/社会起業

6

ビジネスプラニング事例研究ゲスト講師による講義予定

7

ビジネスプラニング基礎 _歛蠅糧見と解決

8

ビジネスプラニング基礎◆‐ι福Ε機璽咼垢紡个垢觜佑方

9

ビジネスプラニング基礎 対価に対する考え方

10

ビジネスプラニング基礎ぁ.咼献優好皀妊觜獣

11

ビジネスプラニング基礎ァ〇餠眥潅

12

ビジネスプラニングの実践/課題発表

13

ビジネスプラニング実践/課題発表

14

ビジネスプラニング実践/ゲスト講師による講義(予定)

15

前期のまとめ

16

前期の振り返り・前期試験確認・後期について確認

17

ビジネスプランニング事例研究ITベンチャー

18

ビジネスプランニング事例研究/古くて新しいビジネス

19

ビジネスプランニング事例研究ゲスト講義による講義予定

20

ビジネスプランニング実践課題中間発表

21

ビジネスプランニング実践課題中間発表

22

ビジネスプランニング基礎Α〜反イ鼎り・人材育成

23

ビジネスプランニング基礎А.沺璽吋謄ング戦略

24

ビジネスプランニング基礎─.泪優献瓮鵐抜霑

25

ビジネスプランニング事例研究

26

ビジネスプランニング事例研究

27

ビジネスプランニング実践課題報告会

28

ビジネスプランニング実践課題報告会

29

ビジネスプランニング実践ゲスト講師による講義(予定)

30

ビジネスデザイン論まとめ


 ビジネスデザイン同様、柔軟に内容を変えられるざっくりした計画ですね(笑)。自身のネットワークをフル回転させて、実際の起業家に話してもらうことはもちろん、起業を支援する側の組織の人、当然政策金融公庫の方にも登壇いただけるよう現在準備中です。

ビジネスデザイン、ビジネスプランニングはどちらもアカデミックというより実務よりの科目なので、学生には脳みそにガッツリ汗をかいてもらい、アウトプットをしてもらいたいと思う次第です。
 
教科書はこちらも定めず、参考書は一応以下の3冊としました。


 

 

 
さ、5月以降の講義準備をGW中に前倒しで作っていかないと!

あっという間の4月でした。
各科目も、何とか2〜3回目まで終えようやく先が見通せる状況になり、GW突入です。(とは言え、カレンダー通りなので5月2日は授業がありますがw)

今年度は「ビジネスデザイン論」と「ビジネスプランニング論」の完全新規開講科目を担当することになり、これの設計に4月は追われていました。

シラバスの中から30回の講義計画を公開しておきたいと思います。
まずは、本エントリーでは「ビジネスデザイン論」から。

講義計画

1

オリエンテーション/本講義の内容と進め方について 

2

ビジネスデザインとは?

3

ソーシャル・ビジネス/社会課題を解決するビジネス

4

ソーシャル・ビジネス/社会起業事例研究

5

ソーシャル・ビジネス/社会起業事例研究

6

ソーシャル・ビジネス/地域の課題を解決する(ゲスト講師による講義:予定)

7

ビジネスデザイン基礎 _歛蠅糧見と解決

8

ビジネスデザイン基礎◆‐ι福Ε機璽咼垢紡个垢觜佑方

9

ビジネスデザイン基礎 対価に対する考え方

10

ビジネスデザイン基礎ぁ.咼献優好皀妊觜獣

11

ビジネスデザイン基礎ァ〇餠眥潅

12

ビジネスデザインの実践/課題発表

13

ビジネスデザインの実践/課題発表

14

ビジネスデザインの実践/ゲスト講師による講義(予定)

15

前期のまとめ

16

前期の振り返り・前期試験確認・後期について確認

17

ソーシャル・ビジネス/社会起業事例研究

18

ソーシャル・ビジネス/社会起業事例研究

19

ソーシャル・ビジネス/社会起業事例研究ァ淵殴好塙峙舛砲茲觜峙繊予定)

20

ビジネスデザインの実践/課題中間発表

21

ビジネスデザインの実践/課題中間発表

22

ビジネスデザイン基礎Α〜反イ鼎り・人材育成

23

ビジネスデザイン基礎А.沺璽吋謄ング戦略

24

ビジネスデザイン基礎─.泪優献瓮鵐抜霑

25

ソーシャル・ビジネス/社会起業事例研究

26

ソーシャル・ビジネス/社会起業事例研究

27

ビジネスデザインの実践/課題報告会

28

ビジネスデザインの実践/課題報告会

29

ビジネスデザインの実践/ゲスト講師による講義(予定)

30

ビジネスデザイン論まとめ

 
と、こんな30回。
御覧いただきお分かりかと思いますが、主テーマを「ソーシャル・ビジネス」としまし、いかようにも内容は柔軟にに変えていけるような、決め打ちしない講義計画。

知識を詰め込むような科目ではないので、履修学生には30回を通じて

「答えの無い社会問題に対して答えを創造する」

という課題に取り組んでもらう予定です。
そのために、沢山のソーシャル・ビジネス事例を学び、実際の社会起業家の話を聴く機会を準備し、支援する側(自治体等)の話も聴いてもらう機会も作りたいと準備を進めている次第です。

そして、課題は前期に「解決したい社会問題を定める」ところまで、後期に「定めた社会問題を解決する方策(アイディア)をデザインする」ところまで実施する予定です。

教科書は定めず、一応の参考書は以下の3冊としました。









希望をつくる仕事 ソーシャルデザイン
ソーシャルデザイン会議実行委員会
宣伝会議
2013-03-22


折りに触れ今後も講義内容をブログにて公開していきたいと思います。

春ですね。東京は桜が満開ですが、花曇り。お花見には相当寒いお天気です。
そんな2016年春、大学教員2年目がスタートしました。

今年度の担当科目ですが、

・マーケティング基礎機Ν供1年生・専門必修)→継続
・マーケティング機Ν供2年生・専門選択)→継続
・ビジネスデザイン論(通年)(1年生・専門選択)→NEW!
・ビジネスプランニング論(通年)(2年生以上・専門選択)→NEW!

これに、2年生・3年生のゼミで、週6コマとなりました。

諸事情あったようで、大学からの正式連絡が3月末と、「うっひょー」って感じですが、まぁ、内々には分かっていたので良しとします。

ゼミについては、また別の機会とし、今回は各科目の方針を少しだけ。

・マーケティング基礎機Ν供1年生・専門必修)
 これは初年度の内容をブラッシュアップで。テレビ番組や新聞記事などを活用し、世の中の企業活動を身近に感じてもらい、マーケティングに興味を持ってもらうことに主眼をおきたいと思います。
 
・マーケティング機Ν供2年生・専門選択)→継続
 初年度は、マーケティング基礎とほぼ同一内容でも問題なかったのですが、2年目は、中谷のマーケティング基礎を履修した学生ばかり。こちらは大幅な内容変更をしなければと考えています。履修人数が150人を超えることが想定されますが、講義形式は半分以下にして、ケーススタディを中心に取り組んでみたいなぁと。実際に企業から課題をもらってグループ発表でもいいかな。そして、後期は企業へのインタビューも実施したいなぁと。

評価は基本は試験のみ。出席点などはありませんが、出席していないとわからない試験問題を幾つか入れるべきだなと。それと、授業への貢献度を計る何かを良うしようかと。そして、マーケティング基礎/マーケティングは共通して、関連図書の読書レポートは必須課題にしようと思ってます。

・ビジネスデザイン論(通年)(1年生・専門選択)→NEW!
・ビジネスプランニング論(通年)(2年生以上・専門選択)→NEW!

 新設された地域経済デザインコースのために準備した科目らしく、全くの新規科目。ゼロから考えないとなりません。シラバス参考にしたくネットで同様の科目をもつ大学がないか探してみたのですが、これといった情報もなく。実務経験があるので、内容はイメージつくのですが、どのようなアカデミック要素を取り込むのかが懸案。

 ビジネスデザインは、社会起業という視点を入れ、社会の課題を解決しているビジネスの事例を多めに。そして、実際に社会課題を解決するビジネスアイディアをプレゼンしてもらおうと思ってます。
 ビジネスプランニングは、実際に事業計画を作成してもらうことを課題にしたいと思っています。水準としては、国民生活金融公庫創業融資の審査に耐えうるレベルですね。

 外部からゲスト講師も積極的に招いていきたいと思います。

 と、こんなイメージです。さ、イメージを元に細かく計画を詰めていかないと!

先日、担当科目の成績登録も終わりまして無事、教員1年目の仕事が終了しました。

1年目は、1年生向け「マーケティング基礎」、2年生向け「マーケティング」そして、4年生向けの「マーケティング論」と「流通論」。

マーケティング科目3科目ということもあり、コンテンツの流用も容易だったのは準備という点では助かりました。また、似た内容を3回講義できることで、講義スキルを向上させることも出来ました。恵まれた初年度であったかと思います。

そんな、4科目の試験ですが、どんな設問であったか、一部公開しておきたいと思います。

マーケティング科目:

設問1: あなたが好きな「ブランド」を1つ取り上げ、そのブランドを好きな理由を他のブランドと比較して説明しなさい。


 → サービス問題ですね。何故そのブランドが好きなのか理由がちゃんと書かれていればOKです。ただし、ちゃんと比較するブランドがあげられていて、その比較が適切であるかは採点のポイントにしています。
 

設問2: 「コモディティ化」とはどのような状態のことを言いますか?その状態の説明を具体的な商品分野を例にあげて説明しなさい。


 → ブランドの講義のなかで、コモディティ化について解説しましたので、その設問。ちゃんと勉強していたかが問われる設問です。

設問3: サービスの4つの特性について説明しなさい。

 → これも講義の内容をちゃんと聴いていたかの設問ですね。4つのキーワードがあがっていれば半分マル。それぞれ説明も正しければ、完答ですね。

設問4: 関東学園大学の食堂をより多くの学生に利用してもらうためには、どのようなマーケティング的な取り組みが必要だと思いますか。講義内容活かし、あなたの考えを述べなさい。

 → メインの論述問題です。ちゃんと講義を聴いて自分のアタマで考えられている人と、そうでない人の差がはっきり出ましたね。


流通論:

設問1: 全国の商店街が衰退した原因(要因・理由)を述べなさい。

 → 講義で触れた内容でも、独自の原因でも構わない設問です。

設問2: 設問1の回答にもとづき、商店街を活性化させるためには、どうしたらよいですか。あなたの考えを述べなさい。


 
→ 設問1であげた理由を解決することをになるか、そして論理的な回答がされているかがポイントです。

設問3: 競争が激化するインターネットショッピングの世界について、5年先はどのような状況になっていると予想されますか。あなたの考えを述べなさい。

 → 講義でeコマースについて複数回テーマにしたので、そのことを踏まえた設問です。正しい答えの無い設問なので、自身の考えがちゃんと書かれていればOKですね。
 

と、こんな感じの設問でした。
論述問題は、学生の力がよく確認できて良いのですが、採点で教員の首を締めますね...。来年度はどうしようかな。

touan



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