月曜日の8限は「企業経営におけるグローバル戦略」を聴講することにしました。

・ 8限のみということと、
・ 毎回、元&現役の企業経営者・幹部がゲスト講師が来るってことと、
・ これまでグローバルマネジメント系の授業をとっていなかったこと

てな、3つの理由から。
担当は永田宏先生が主で、川辺先生も参加。 

で、本日初回は「小売企業の経営戦略」というお題で、川辺先生による「セブン・イレブン事例研究」でありました。 


フランチャイズ畑でキャリアを積んでまいりました小生としては、とてーも満足な講義でした。

川辺先生、セブン・イレブンの研究著書もあります。

セブン‐イレブンの経営史―日本型情報企業への挑戦セブン‐イレブンの経営史―日本型情報企業への挑戦
著者:川辺 信雄
有斐閣(2003-05)
おすすめ度:3.5
販売元:Amazon.co.jp
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◆以下はちょこっとメモ◆

コンビニエンスストアのグローバル展開はほとんどが日系企業。
※セブン・イレブンは世界中に出店しているが、それは各国のライセンシーが展開しているのであって、セブン・イレブンジャパンのグローバル展開ではなく、米国セブン・イレブンのグローバル展開。
ジャパンの現状の海外出店は北京とハワイの店舗のみ。

 
市場の変化:
1970年代、およげたいやきくん : 約400万枚 ⇒ 約6ヶ月で達成
2000年代、だんご三兄弟 : 約200万枚 ⇒ 約2週間で達成 


◆第二次産業革命の経済原則
生産量を増やすと単位コストが下がる。

第三次産業革命では、単位コストも下げて多様性も広げる。
⇒ 物流革命により実現できる。
⇒ コンビニ業界の物流システムは日本だから実現できた。

◆最終的には石橋を叩いて叩いても渡らないくらいの慎重さが勝つ。

◆経営には強豪の幹部すらも重用するくらいの度量が必要。

◆北欧3国にはセブン・イレブンがありますが、その他の国にはセブン・イレブンは出店していない。

ヨーロッパにコンビニが少ない理由
1)宗教的な理由 ⇒ 日曜日営業できない
2)コミュニティの繋がりが強い ⇒ 地元店舗圧倒的
3)法律の縛り ⇒ 大店法的なモノ。

でも、中産階級が生まれてきたので需要は出てくる可能性大。

ビジネスはやっぱり人口階層を意識しなければ。
以上、そんなところ。

セブン・イレブン本って結構出てますね。

セブン‐イレブンの16歳からの経営学 (宝島社文庫 604)セブン‐イレブンの16歳からの経営学 (宝島社文庫 604)
著者:勝見 明
宝島社(2008-01-11)
おすすめ度:3.0
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セブン‐イレブンの正体セブン‐イレブンの正体
著者:古川 琢也
金曜日(2008-12)
おすすめ度:4.0
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セブン-イレブンおでん部会―ヒット商品開発の裏側 (朝日新書 34)セブン-イレブンおでん部会―ヒット商品開発の裏側 (朝日新書 34)
著者:吉岡 秀子
朝日新聞社(2007-03-13)
おすすめ度:4.5
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