研究ノート(大学教員の徒然)

なかたにじゅんいちの個人ブログです。

タグ:ハッピーセット

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初めて参加したブロガーイベント概要を書いた前エントリー

「ハッピーセットの舞台裏」ブロガーイベント参加報告

とは別に、イベントで説明のあった「ハッピーセットの舞台裏」的な内容をメモしておきたいと思います。 

投影されたスライドの撮影はNGで、かつ裏話的な事もあったので、手元メモを参照しながら「多分、これは書いて大丈夫だろう」と判断したもののみです。

※アップ後「それはちょっとNGで」と突っ込みが入ったら削除してしまうかもしれません。

◆ハッピーセットの概要◆ 
  • 想定顧客は3〜8歳の子供(購買はもちろんご両親)
  • ハッピーセットは名称は地域により異なるがグ
    ローバル展開されている。
  • 1987年から展開されている。(日本国内?)
  • 1回のプログラムは3〜4週間展開。
  • おもちゃは都度6〜8種類
  • ただし例外もあり、101匹のワンちゃんの時は101種類準備したらしい。
  • 企画準備から展開まで約1年くらい
  • 年間1億セット販売されているらしい。(凄い)
おまけの原価と、各プログラム毎のおまけ準備個数は教えてくれませんでしたが、個数については年間1億セットと、1回のプログラム3〜4週間から推計してくださいということだったので、推計してみたいと思います。

年間1億セットで、1回が3〜4週ということで約15プログラムと仮定してみます。

すると、各プログラム約670万個。

マクドナルド国内店舗は約3500。

店舗毎に客層は大きく異なるとは思いますが、平均的とすれば各シリーズ店約1,900個が売れている計算になりますね。

 1億セット年間売れるという前提で、売上を計算すると、ハッピーセットは選択商品により価格にバラツキがあるのですが、約400円とすれば、年間ハッピーセットだけで400億円。

 ご両親と一緒ということでお子さんがハッピーセットを注文するとして、大人は若干低めに単価600円で推計してみます。

お父さん+お母さん+子供(1人)=1600円
お父さん+お母さん+子供(2人)=2000円
お父さんorお母さん+子供(1人)=1000円
お父さんorお母さん+子供(2人)=1400円

来店は上記4パターンで割合が一定と仮定すると1ハッピーセットで+600円の売上。

すると、1億セットのハッピーセット販売は、つまり1000億円の売上となると予測されます。

前期売上が約5000億円ゆえ、ハッピーセットはマクドナルド全体売上の約2割を作るとても大きなマーケティング施策ってことになりますね。

◆ハッピーセットキャラクター&おまけの選定基準等
  • 面白い、驚きがある
  • 独りでも、友達とでも
  • キャラの世界観(非正義や暴力といったのはNG)
  • マクドナルドの世界観と合う
  • デジタルでもアナログでもイケル
  • 年齢層に幅がある
  • マクドナルド限定感を作れる
  • キッズレレパンシー(要は人気があるってこと)
  • 両親に受け入れられやすい
  • 2世代で楽しめる
  • 革新性、新技術が使える
  • オトク感があること
  • マクドナルドとのフルコラボレーションが可能
と、基準が明確にあり、このブレない基準をもって検討していること感心してしまいました。

マーケティングにおいて「ブレない」というのは簡単そうで凄く難しく、そして大切な要素だと思うのです。

昔ながらの「おまけ」マーケティングをココまで大規模に継続的に、そして効果的に展開して、子供たちを虜にしてしまうマクドナルドのマーケティングに改めて感服することになった、そんなブロガーイベントでした。

最後に、マクドナルドのマーケティング本部の方と名刺交換させていただいたのですが、その名刺がマクドナルドの商品を使って色々なパターンがあって、交換の時に
「どれが良いですか?」と選ばせてくれました。

こういうトコロも素敵ですねぇ。 

macmeishi

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本日、予定通りマクドナルド主催のブロガーイベントに参加してきました。
本エントリーはイベント概要について。

お題は

マクドナルド「ハッピーセットの舞台裏公開」ブロガーミーティング
〜売切れ必至!?ウワサのおもちゃの先取り体験会!〜
 

会場は都内某所。場所の公開はNGとのことで書けませんが、「え!こんなところに!」ってところにありました。

テストキッチン入り口ではドナルドがお出迎え。

P3270360

テストキッチンはこんな場所です。

P3270361P3270362

 

実店舗と変わらないキッチンもあったのですが、そちら側の撮影はNGでした。

参加は15人+お子様で30人くらい。

P3270369

イベント講師は日本マクドナルド株式会社マーケティング本部の臼井さん。

プログラムはこんな感じでした。
  • ハッピーセットの概要
  • おもちゃ(キャラクター)の選定基準
  • 安全性への配慮
  • 今回のおまけ「ぜんまいざむらい」について
  • 質疑応答
  • ハッピーセット試食
  • 参加者全員で「こんなオマケが欲しい!」MTG
で、今回のハッピーセットは「ぜんまいざむらい」のオマケは全6種類。
どれも細部までしっかり作りこんであり、驚いてしまいました。

P3270370

予想される一番人気は手前に映っている「まめまめ必笑だんご剣」

しかしながら、今回のおまけの注目点は、以下の2点。

P3270390

「ハッピーセット」をトレイに載せたぜんまいざむらい(左)と、
「微笑0円」と記載したアニメには登場しないマクドナルド店舗(右)

ぜんまいざむらいを扱うANIPLEXの好意だそうです。
凄いね。

にしもて、今日まで全く知らなかったのですが、「ぜんまいざむらい」って人気あるんですね。

途中、ぜんまいざむらいの実際の放送アニメが流されたのですが、参加されている子どもたちはオープニングを一緒に歌っていました。

zenmaizamurai
http://www.zenmaizamurai.com/index.html

NHK教育で月〜金、7:15~2:25,17:30~17:40の2回放送。
明日からマクドナルドのHP上で3話分公開されるそうです。 

P3270377

 ハッピーセットも食べさせてもらい、おみやげに「ぜんまいざむらい」のおもちゃに、期間中一般販売される「ぜんまいざむらい」デザインのとは別に特別仕様限定100枚で制作された特製マックカードをお土産にいただいちゃいました。

約1時間半のイベントでしたが、充実していました。
マクドナルドの皆さん、本日はありがとうございました。

Welcome to McDonald's Japan

クーポン | McDonald's Japan

というこで、本エントリーはイベント概要のみ。

マーケティング的観点で参加して知った「ハッピーセットの裏舞台」は別エントリーにて。 

余談ですが今回は、ケータイカメラではなく、OLYMPUS PENで写真を撮ったのですが、やっぱり綺麗に撮れますね。

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