研究ノート(大学教員の徒然)

なかたにじゅんいちの個人ブログです。

タグ:マイクロソフト


久しぶりに多忙です。修論の進捗芳しくないです。

本日の大隈塾、
ゲストはマイクロソフト株式会社 代表執行役社長の樋口泰行さん。

有名人ですよね。MSの前にダイエーやHPの社長を務めている方です。

予想外でした。

人間味の溢れる“オモロイ”人でした。

白状すると、私、樋口泰行さんのことを食わず嫌いというか、
自分は好きになれないタイプの人と勝手に決めつけていたのです。


その理由は自分でも解っているのです。

それは、ちょうど樋口さんがMSの社長となられた前後、
私、仕事でMSとお付き合いさせて頂いていました。

明らかに前後で雰囲気というか方向性が変わっていく様子を感じていました。

その変化により、その当時、親しくお付き合いさせていただいた部門の人が次々と辞められたり、
一緒に目指していた方向性が頓挫したりと、私の仕事にはかなりデメリットで、

「こんな事になったのは、樋口さんが来たからだ!」

と極めて他責。自己弁護をしたくて「嫌な」印象を自分内に植えつけていたのですね。

愚ですね。勝手な思い込みって「悪」ですね。

話を聞いていての、勝手な人物評は、

人間味があり情に厚いけれど、冷静沈着な頭脳を持ち、
情に流された判断はしない人

自分が楽しいことをしたいと強く思うタイプ、したたかで、頑固。

人間性を知らないと、血も涙もない冷徹な人って印象をもたれそう。

と、そんな印象です。

スミマセン。戯言です。
少しは講義の内容のシェアしろって感じですが、

本日は、樋口さんのこれまでのキャリアを辿りながら、感じてきたことや行なってきたことなどを、お話頂きました。

心に響く言葉も多く、手元メモは永久保存。 


取り敢えず、以下2冊は注文完了。

「愚直」論  私はこうして社長になった「愚直」論 私はこうして社長になった
著者:樋口 泰行
ダイヤモンド社(2005-03-04)
販売元:Amazon.co.jp
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変人力―人と組織を動かす次世代型リーダーの条件変人力―人と組織を動かす次世代型リーダーの条件
著者:樋口 泰行
ダイヤモンド社(2007-12-07)
販売元:Amazon.co.jp
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土曜日の「企業間関係のマネジメント」も後半戦突入であります。

前半はイノタツ先生(井上達彦先生)でしたが、
後半は、横浜国立大学経営学部の眞鍋誠司准教授となりました。

後半戦初回は「アーキテクチャのオープン化」についてIBM事例を通じてお勉強。

ケースは1970年代から1990年代初頭までのパソコン業界。

課題は

1)なぜIBMはPC市場拡大の恩恵を独り占めできなかったのか?

2)PC市場において競争優位性を構築するためには、どのようにすればよいか(どのようにしているのか)。


という2つ。

今回の授業ははじめにケースとして50分程度のVTRを全員で視聴してからグループディスカッション、全体発表、先生によるまとめ講義という流れ。

視聴したVTRは、

「イノベーションの世紀:アメリカの革新」シリーズ
パーソナル・コンピューターの誕生と進化 〜Nerdたちの勝利 

というタイトルで、もう一回視たいなぁと思い、先生に問い合わせたら、MOT向けの教育教材として一般に市販していないモノとのこと。

motv
MoTVってベタすぎ・・・

Youtubeをちょいと探してみましたがありませんでしたので、少々内容について紹介。

タイトルの通り、IBMがメインフレームからパーソナルコンピューターに参入した頃から、その後のPC市場の拡大とIBMの覇権、そしてマイクロソフトの台頭と確執、IBMのPC市場における終焉、ちょうどWindows3.0が世に出る直前までのお話をIBM、MSを中心にスティーブ・バルマーやビル・ゲイツなど当時の関係者のインタビューを元に回想しているものです。

まさに、PC業界におけるマイクソフトの天下が訪れようとするまでの歴史。

とても示唆に飛んだ内容でした。

GoogleもTwitterもfacebookも影も形も無い時代。

ビル・ゲイツのインタビュー内容の節々には、自社の覇権時代が来ること、そしてその後のGoogleの台頭を予言しているかのような話がありました。

それはそれとして、VTRの中にて印象的な言葉がありました。

それは、

「楽しい事、それは『立ち止まれないという緊張感がずっと続くこと』」


という言葉。

この言葉は良かった。

当時のPC業界に限らず、現在の変化スピードが早くなったいずれの業界においても考えさせられるというか、それを楽しめるかどうかっていうのは、競争を勝ち抜くための必要な資質のように思います。


アーキテクチャについて書こうと思ったのですが、長くなってしまったので、それはまた次回にでも。


IBM、その後の改革といえば、この1冊ですね。

巨象も踊る巨象も踊る
著者:ルイス・V・ガースナー
販売元:日本経済新聞社
発売日:2002-12-02
おすすめ度:4.5
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