研究ノート(大学教員の徒然)

なかたにじゅんいちの個人ブログです。

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もうすぐリオオリンピック開幕ですね。現地の治安やら、準備不足やらが不安ですが、日本代表の皆さんには是非自分のため、そして日本のために頑張ってもらいたいなと。

地球の裏側での開催、今回はテレビ局泣かせのオリンピックですね。 イマイチ個人的には盛り上がりは無いのですが、実際始まったらテンション上がってくるのでしょうか。

オリンピックは選手にとっての戦いもさることながら、スポーツブランドにとっても4年に1度の大勝負でありまして、各社しのぎを削っているところ。

そんな中、昨日(7月12日)のガイアの夜明けではスポーツメーカーの戦いを取り上げていました。

番組HP:
リオで勝つ! 〜スポーツメーカー水面下の攻防〜

攻防というタイトルながら、攻防の様子はサッパリで、実質前半はアシックスの宣伝、後半はミズノの宣伝でした。日本メーカー頑張れってことですね。

と、まぁそれはさておき、調べなきゃと思っていた、スポーツブランドの世界売上ランキングを整理してくれていたのは、サンキュー!テレ東でした。

担当しているマーケティングの講義で昨年度、スポーツブランドについて講義した際に、こんなスライドを使っておりました。
SPORTSBusinessRanking2014

長らく世界トップ3は、ナイキ、アディダス、プーマであったのですが、講義(2016年年初)にて、「おそらく2015年12月期にて、アシックスかアンダーアーマーが3位になるはず」と話しておりました。

その後、結果を調べていませんでした。スミマセン。ガイアの夜明けの番組キャプチャをそのまま掲載させて頂きます。

SPORTSBusinessRanking

1位:ナイキ 約3.7兆円
2位:アディダス 約2.3兆円
3位:アンダーアーマー 約4,800億円
4位:プーマ 約4,500億円
5位:アシックス 約4,300億円

こんな結果となったらしいです。為替レートにより順位が変わりそうなくらいの熾烈な3位争いではありますが、プーマ遂に3位陥落、代わってアンダーアーマーが3位に。アシックス残念という結果に。

各社の財務状況を詳細に紹介した記事のリンクを貼っておきます。詳細まだ読み込んでいませんが、ガイアの夜明けもこのサイトから情報拾ったのではないですかね。

アシックス,ダンロップスポーツ,adidas Group,PUMA,UNDER ARMOUR,inc
スポーツ主要5社 2015年12月期(上)
増収基調にあるも、利益面で明暗分かれる

アシックス,ダンロップスポーツ,adidas Group,PUMA,UNDER ARMOUR,inc
スポーツ主要5社 2015年12月期(下)
各社、生き残りをかけ、独自路線を強化する傾向に


それにしても、アンダーアーマー驚異的な成長ですね。創業20年で世界No,3のスポーツブランドになってしまってます。製品の確かさもさることながら、マーケティングの勝利ではないかなと。

体育会系の学生を見渡しても、驚くほどのアンダーアーマー率です。頑張れアシックスです。今年度も、後期にて講義でスポーツブランドをテーマに講義しないといけませんね。

ナイキが好きでしたが、最近は昔流行ったスポーツブランドに惹かれてます。アンブロとかトッパーとかエネーレとかね。

そんなとこで、こちらからは以上です。




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※WBC開幕戦を観ながらダラダラ書いたのでまとまりありません。すみません。
2013年2月27日付の日本経済新聞の第二部に恒例の就職希望企業ランキングが発表されていました。

いい加減、こんな無意味なランキングやめてしまえばいいのに。日経新聞による日経新聞の為のランキングでしかないわけで、それ以上でもそれ以下でもない。日経が広告を取るためだけに毎年実施しているだけでしょ!と思わざるをえないのです。

回答は7402人の日経就職ナビ2014の会員、つまり就活中の現役大学生。日経紙面では発表してはいますが、結果がまだ当の「日経就職ナビ2014」に掲載されていないんですよね。就活生の為の調査ランキングではないということですね。

※2012、2011の結果は載ってました。
https://job.nikkei.co.jp/2014/open/enterprise/ninki/

2013年のランキングもほとんど代わり映えしません。1位が日本生命、2位が東京海上日動、3位が第一生命、その後10位までにメガバンク、大手生損保で占められています。そして11位がANA、12位が何故か大日本印刷。こんな感じで総合200位までと業界ごとのランキングがつらつらと。

学生さん達はそんなに生損保に入社したいんでしょうかね?旧態依然とした国内生保に何の魅力があるのか全く理解ができません。そして200位までざっと見るとIT系が全く出てこないのも不可思議です。例えばYahoo!や楽天、GoogleやAmazon、Microsoftも名前がありませんでした。本当に人気が無いのですかね。

調査概要に「就職希望企業をデータベースから5社選ぶ」とあるのですが、このデータベースってどんなデータベースだったのでしょうか?まさか日経就職ナビにお金を払っている会社のみってことは無いですよね?これを調べようと思ったのですが、情報を入手出来ませんでした。

ま、百歩譲って学生にとって認知されているランキング200という意味でとらえれば少し価値があるかなと思いますが、酷いのが「志望理由」

例えば日本生命の志望理由の上位5つが「規模が大きい」「一流である」「安定している」「社会に貢献している」「社風が良い」。2位以下も似たり寄ったり。

「規模が大きい」から入社したいと考えるようなお馬鹿さんが多いのでしょうか?希望理由が「一流である」って何?何をもって一流とするのですかね?「安定している」ってwwww。いや、絶対、生損保の仕事は安定していないと思うよ。「社会に貢献している」って・・・。新卒採用面接で社会貢献を全面に出すような学生は残念な学生が多かったなぁ。「社風がよい」って入社しても理解しきれないのに就活生の皆さんはその会社の社風を何故知っているのですかね?

とツッコんでみましたが、これは選択肢の問題ではないかと冷静に思いまして、ちょうど他の大手就職サイトで同じようなランキング調査をしていたので、自分自身を大学院生として登録して回答してみたら、ありましたありました。希望理由選択項目が。多分、日経の調査もこんな選択肢だったのでしょう。
設問(1).で選択した企業の選社理由を以下の中から2つまで選択してください。 2 つ以内
1.安定している
2.業界上位である
3.将来性がある
4.給与・待遇が良い
5.技術力が高い
6.商品(サービス)企画力がある
7.国際的な仕事ができる
8.社会的貢献度が高い
9.社風が良い
10.実力主義・能力主義である
11.経営者が魅力的である
12.広告・宣伝がうまい
13.環境問題に前向きである
14.企業イメージが良い
15.休日・休暇が多い
16.やりたい仕事ができそう
17.文化活動に積極的
18.福利厚生制度が充実している
 この項目から選ばせて何がわかるのでしょうか?まぁ、200位までに入っている会社にとっては学生からどのような印象を持たれているかの定量的な資料にはなりますかね。

あくまで就職「希望」企業、希望を持つことは自由ですからね。大学受験生に対して「入学希望大学」を調査したら、上位に、ハーバード大とか東大京大・早慶が並ぶようなもんですかね。

調査対象や調査方法を変えれば全く違う結果になるでしょうから、これが現在の大学生の実態を反映した結果とは全く思っていません。ただ、あたかも毎年、日経新聞のお得意様がちゃんとランキングするように図られた調査のようで嫌悪感を感じているのです。

採用基準採用基準 [単行本(ソフトカバー)]
著者:伊賀 泰代
出版: ダイヤモンド社
(2012-11-09)

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