本日のグローバル戦略の授業、
ゲスト講師は、三井造船株式会社 加藤泰彦社長による
「造船事業のグローバル戦略」
バリバリの現役経営者の「利害関係無しに」聴く機会を頂けるのは本当に幸せであります。
ちなみに加藤社長は早稲田大学理工学部ご出身。
現役経営者からのお話なので、当たり障りの無い業界全体に関する情報のみメモです。
◆海での距離は「海里」(カイリ)で図る。1海里=1852メートル。
◆造船業は元来グローバルビジネス。世界単一マーケット。
◆造船業の製品物流コストは製造者にとってはゼロ
⇒ お客様が工場まで取りに来てくれる。なるほどね。
◆「便宜置籍」(Flag of convenience)=海運業の節税対策。
⇒ これがあるから、世界中、実質的に同じ条件で取引が出来る。
⇒ なるほど、だからパナマやリベリア船籍って多いのか。
◆1950年頃の日本人の平均寿命は約60歳。
⇒ 半世紀で20歳も延びているのですね。
◆通信技術の発展で国際交渉っていうのも様変わり。
◆1990年以降の世界全体での造船建造量の伸びが凄い。
⇒ 韓国の建造量の伸びも凄い。中国はもっと凄い。
◆戦後から現在に至るまでの日本造船業の歴史を俯瞰すると、
成長⇒ピーク⇒急落⇒復活。
◆価格競争力と非価格競争力どちらも大切。
と、こんな感じで。
世界経済と連動し過ぎている造船業界は面白い。

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いつか豪華客船で旅してみたいです。

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