11月15日( 火)に、筑波大学がアンダーアーマー(契約相手は日本総代理店の株式会社ドームですね)と包括的パートナーシップ協定を締結したと報道がありましたね。

underarmourtsukuba
筑波大学×アンダーアーマー(株式会社ドーム)包括的パートナーシップ協定を締結
http://www.tsukuba.ac.jp/news/n201611151200.html 

過日、早稲田大学とアシックスのパートナー協定のことを書き綴った際に、今後有名大学とのスポーツブランドの同様の提携が増えていくと触れましたが、次が我が母校筑波大学になるとは予想していませんでした。

[早稲田×アシックス]大学とスポーツブランドの連携に関する徒然

アンダーアーマー、関東学院大学に続き2大学目の包括提携ですね。素晴らしい営業力だと思います。

スポーツブランドにとって、大学との提携はメリットが大きいですよね。有望な選手の囲い込みにもなりますし、選手以外の大学生に対するブランド浸透は、中長期的なユーザー獲得につながります。当然それに見合う負担もしなければなりませんので、包括提携の対象は規模が大きく、スポーツ強豪大学となりましょう。

しかし、そうした大学の部活は、既に部活動ごとにスポーツメーカーがガッツリ入り込んでいます。そうしたスポーツメーカーにとってみたら、簡単に他のスポーツブランドにスイッチされるわけに行きません。そのために監督など関係者をガッチリ抑えているはずです。(ズブズブの関係となっているところもありましょうね)

参考までに小職の勤務大学の状況を聴いてみたところ、サッカー部男女、野球部、ソフトボール部とやはりそれぞれ異なるスポーツブランドと関係をもっていました。

これを一本化するってわけですから、相当な意思決定ですよね。先の早稲田大学しかり、今回の筑波大学しかり、戦略的な経営判断をしたなぁと。そして、それを決めきったドームの担当者の交渉力に驚かされるわけです。

もし、仮に自身がスポーツブランド側の営業担当だったら...。
小規模の当大学ですら、まとめ上げることのハードルの高さを感じざるをえないのです。

自身の研究テーマ、そう言えば、ブランド提携でした。こうした事例をしっかり積み上げ分析していかないといかんのですけど、既に11月も下旬。今年も結局1本も論文書いておりません...。

と言ったところで、こちらからは以上です。