東京地方は桜が満開になりました。
近所の桜の名所、隅田公園や上野公園は人が溢れかえっていることでしょうね。
そうした名所の桜も良いのですが、 自分は自宅近所で、
「え、こんなところに桜があったの?」
というような、普段は気づくことがなかった桜の木を見つけ、見るのが好きです。
そんな桜のことで、なぜかふと思い出したのが、
『 桜の花が咲くと人々は酒をぶらさげたり団子をたべて花の下を歩いて絶景だの春ランマンだのと浮かれて陽気になりますが、これは嘘です。 』
で、はじまる坂口安吾の「桜の森の満開の下」
初めて読んだのは、高校生の時だったかな。
「桜の森の満開の下」が目的ではなく、「堕落論」を読みたくて買った1冊に収録されていたような記憶があります。
と、もう一度読んでみたくてネットで調べてみたら、坂口安吾は没後50年を過ぎているので、青空文庫で全文公開され読むことが出来るのですね。
青空文庫:坂口安吾作品リスト(406)
桜の森の満開の下
桜の魔力、今も昔も変わらないのですね。
明日、日曜日は、文庫版を持って桜の魔力に踊らされるべく上野公園あたりに散歩に行こうかな。

著者:坂口 安吾
販売元:集英社
発売日:1990-11
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著者:坂口 安吾
販売元:岩波書店
発売日:2008-10-16
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