研究ノート(大学教員の徒然)

なかたにじゅんいちの個人ブログです。

タグ:大隈塾


最終回の講師は大隈塾の主宰者、田原総一朗氏。
オフレコな話も多かったのですが、書いてよさそうな事のみ以下メモ。

◆政治について

民主党がようやく政治に気づいてきた。
装置を作ったが、機能してこなかった。

鳩山政権>
夢を語ったけれど何も実現出来なかった。大嘘をついてきた。
自民党に反対するだけの能力しかないブレーンしかいなかった。

脱官僚を掲げ何も出来なかった。
政治家は素人、官僚は専門家。

菅政権>
夢は語らず。装置を動かす必要を認識。
装置を動かす=官僚を動かす。

装置を動かせる人材その1=仙谷由人。
装置を動かせる人材その2=与謝野馨。
装置を動かせる人材その3=藤井裕久。

追い詰められたところで決断。恥も外聞も捨てた人選。

◆その他もろもろ


・ アジアの成長マーケットをガツガツ取り込むべき。

・ 企業と官僚、政治はあまり変わらない。
・ 朝生地方版を最近開催している。
北海道版 : http://www.htb.co.jp/asanama/

・ 間違いのない一次情報を元にすることで発言に自信が持てる。
・ 英語が不自由なことは今後において大きなハンディキャップになる。

・ 安全保障=経済+文化+軍事


リーダーシップとは・・・

自ら体を張ること。早い決断が出来ること。


田原さん、御年76歳。
政治、経済について熱弁を振るっている姿は全く年齢を感じさせません。
一言一言に迫力があります。

田原さんが主宰する大隈塾は今年度が最後とのこと。
大隈塾という素晴らしい機会をありがとうございました。

緊急提言! デジタル教育は日本を滅ぼす緊急提言! デジタル教育は日本を滅ぼす
著者:田原総一朗
ポプラ社(2010-08-26)
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Twitterの神々 新聞・テレビの時代は終わった (現代ビジネスブック)Twitterの神々 新聞・テレビの時代は終わった (現代ビジネスブック)
著者:田原 総一朗
講談社(2010-12-21)
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今だから言える日本政治の「タブー」今だから言える日本政治の「タブー」
著者:田原 総一朗
扶桑社(2010-07-29)
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2年目の水曜日は「リーダーシップ論」を履修しているのですが、
「大隈塾」って言ってみたり、「リーダーシップ」言ってみたりなのですが、

正式名称は、
大隈塾寄付講座「リーダーシップ論」
であります。

HPもありました。(今さらですが・・・)

早稲田大学大学院商学研究科 大隈塾リーダーシップ論
http://www.w-int.jp/education/okumajuku/index.html

ご存知、田原総一朗さんが立ち上げた私塾で、その正式科目って形です。
寄付金を頂いている企業様からの派遣履修生もいる特殊形態。
企業だけでなく、経産省、外務省、総務省からも派遣の方がいます。


派遣で参加し、MBAに関心を持って翌年入学した方もいるそうです。


で、実際にどんなかたが講師に来ていただけるかというと、HPにカリキュラムがありましたので、以下、前期分とあわせて転記しておきます。
後期もなかなか豪華ですねぇ。
(役職はカリキュラム作成時のモノです)
春学期
1:4月21日  丹羽宇一郎 (伊藤忠商事株式会社 取締役相談役)
2:4月28日  漆紫穂子 (品川女子学院 校長)
春合宿:5月8〜9日
3:5月12日  後藤高志 (株式会社西武ホールディングス 代表取締役社長)
4:5月26日  冨山和彦 (株式会社経営共創基盤 代表取締役)
5:6月 9日  枝野幸男 (民主党幹事長)
6:6月23日  内田和成
7:7月 7日  出木場久征 (株式会社リクルート カスタマーアクションプラットフォーム室 室長)
夏ワーク:7月25日
秋学期
秋合宿:9月11〜12日
8:10月 6日   御手洗冨士夫 (キヤノン株式会社 代表取締役会長)
9:10月20日   御立尚資 (株式会社ボストンコンサルティンググループ 日本代表)
10:11月10日  岩田彰一郎 (アスクル株式会社 代表取締役社長)
11:11月24日  田中均 (財団法人日本国際交流センター シニア・フェロー)
12:12月 8日  樋口泰行 (マイクロソフト株式会社 代表執行役社長)
13:12月22日  未定
14: 1月19日  田原総一朗
春・秋合宿 鴨川自然王国
春:5月8〜9日  田植え合宿 講義付き
秋:9月11〜12日  稲刈り合宿 講義付き
夏ワーク 7月25日 政策シミュレーション


個人的には、最終回の田原さんの回が1番楽しみだったりします。

田原さんのHP : http://www.taharasoichiro.com/
田原さんのBLOG : http://www.taharasoichiro.com/cms/

過去の各回の事はブログに少し書いてます。内容はほとんど割愛してますが・・・。
http://blog.livedoor.jp/juncool/search?q=%C2%E7%B7%A8%BD%CE

今だから言える日本政治の「タブー」今だから言える日本政治の「タブー」
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著者:田原 総一朗
幻冬舎(2010-02-25)
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 大隈塾後半戦、初回の講師はキャノン会長、御手洗冨士夫さん。
 コーディネーターは、田原総一朗さん。

 ビッグネームから間近で講義を受けられるって幸せですね。

 講義のお題は「日本経済」 
 キャノン会長というより、経団連元会長のお立場でのお話が中心でした。

 大隈塾は、質疑応答の時間を充分にとってもらえるのですが、
 本題さることながら質疑応答でのお話がとても素敵でした。

 
 詳細については省きまして、個人的なメモ。

 ※御手洗さんの言葉そのままではなく、自分自身の解釈でのメモです。ご留意ください。

◆ 競争激化する世の中で勝ち抜くキーワードは「向上心」
◆ 而立・自助
◆ 運のみも自らコントロールする。
◆ 「悲観論」からは何も生まれない
◆ 常に当事者意識を持つ。
◆ 現状を正しく理解し、将来を見据えて活動すること。
◆ 困難に対峙する際にもブレない価値観を持つ。
◆ 現在の問題は、成長に対する実感の無さ。セイフティーネットの欠如、不信感。
◆ 近視眼的・大衆迎合的解決ではなく、本質的な課題解決を。
◆ 方向性を示せたら、あとは実行あるのみ。
◆ 細分化しすぎると無駄が発生する。
◆ 公平は競争原理が原則。平等は非競争を促進する。
◆ 多少の格差を生じても競争を促進し成長しなければならない。


2年目後期は、外部講師による授業のみになりそうです。


御手洗冨士夫「強いニッポン」 (朝日新書)御手洗冨士夫「強いニッポン」 (朝日新書)
著者:御手洗 冨士夫
販売元:朝日新聞社
発売日:2006-10
おすすめ度:4.5
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丹羽さんとの共著もあるんですね。

会社は誰のために会社は誰のために
著者:御手洗 冨士夫
販売元:文藝春秋
発売日:2006-07
おすすめ度:4.0
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水曜日は内田先生のリーダーシップ論を履修。
通称「大隈塾」と呼ばれている寄付講座で、MBA学生に加えて、企業派遣の方も参加の人気講座。

何故、人気かといえば、単位が取りやすい、もとい、毎回、政財界人が講師として特別講義を行い、それに基づいてディスカッションし学ぶという講義だからです。
加えて、その担当教授が内田先生に加え、田原総一朗さんなわけです。

アカデミックな内容というよりは、先人に生きる力を学ぶことや、人脈の拡大には、とてーも素敵な授業だと思います。

んで、初回の本日は、伊藤忠商事株式会社 取締役相談役の丹羽宇一郎氏。

今後、未定回もまだありますが、冨山和彦氏(経営共創基盤株式会社代表取締役)や、キャノン御手洗会長、BCG日本代表の御立さんなど。

 もうまもなく、初回の授業、丹羽さんのご登場です。

集中して聴かなければ。

参考図書に指定されている近著もゲットしてきましたので、サインしてもらおうかな。

新・ニッポン開国論新・ニッポン開国論
著者:丹羽宇一郎
販売元:日経BP出版センター
発売日:2010-03-04
おすすめ度:4.5
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負けてたまるか! 若者のための仕事論 (朝日新書)負けてたまるか! 若者のための仕事論 (朝日新書)
著者:丹羽 宇一郎
販売元:朝日新聞出版
発売日:2010-04-13
おすすめ度:4.0
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