大学4年の夏、岡山県加茂川町の町役場でインターンシップをさせてもらったのです。
 10年以上前の話です。 

 今でこそ珍しくないですが、インターンシップ自体がまだ珍しかった頃。
 企業でなく自治体へのインターンは更に珍しいケース。

 主幹は「価値総研」だったけど、国土交通相の政策の一貫だったはず。

 「地域活性化」が研究テーマだったこともあり、先生の勧めで申し込み、
 たまたま行くことになった町。それまで縁もゆかりも無い土地です。

 今は市町村合併で吉備中央町となっていますが、
 岡山県中央部の過疎の町です。
 
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山間地域ってやつですね。

 その加茂川で10月に行なわれる秋祭りに行ってきました。
 
 数えてみたら、今年で11回目。
 インターンシップの時にお世話になった家族に、その後も年1回里帰りみたいな感覚。

 一緒に神輿を担ぐ集落の人たちと会うのも1年に1回だけ。
 それでも、毎年みんな温かく迎えてくれるのです。

 「加茂大祭」という名の祭。

 2006年にBSで放送された祭紹介番組のページが残っていたので、
 どんな祭だったかはサイトを御覧くださいまし。
 

 余談ですが、この祭紹介ドキュメンタリーに、小生、

 「縁もゆかりも無いのに、わざわざ東京から祭に帰ってくる人」

 ってことで、その年は事前に東京の会社にまで、わざわざ撮影にも来てました。
 祭の間も、ずっとテレビカメラに張り付かれてました。

 それに関して、すっごい事件もあったのですが、それは横に置いとくとして。

 祭の写真を何枚か。

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  と、こんな雰囲気。

  規模は比較的大きい祭ですが、ゆうならばその地域の秋祭り。
  祭の時だけ地元に帰ってくるという人も多数。

  本当は土曜日の内祭から参加したいところなのですが、
  ここ数年は土曜日の夕方に到着して、本祭が終わった日曜日の夜帰京するっていう強行軍。

  今年は土曜日は最終便で岡山入りだったけど、
  月曜日朝の飛行機で帰京したので久しぶりにゆっくり出来た感じ。 


  神輿を担ぐのも、祭の雰囲気も当然楽しいのだけど、
  みんなに「お帰り」と家族のように迎えてくれるから毎年、帰ってるのだと思う。
  
  そして、加茂川に帰ると、普段東京に住んでいると忘れてしまっている大切な事を
  沢山思い出せるから1年に1度、帰っている気もする。

  
  「第二の故郷」っていう場所なんだろうなぁ。

 
  本当は、過疎の町の問題点やら活性化策やらを久しぶりに考えようと思ったのだけど、
  なんだか感傷的な話になってきたからこの辺で。

  
  神輿を担ぐと肩痛が1週間は治らないのですが、今年は幾分楽かな。