フィギアスケート女子の後半、フリーの演技は万全を期してLiveで観戦しました。

最終組からではなく、第1組から全ての演技をです。

結果はご存知の通り。

しばらくは、採点ルールについて騒がれそうな感じです。

自分も、SPの時もそうでしたが、キム・ヨナ選手の点数が出たときには大きな違和感を感じました。  

専門家ではないので細かなことは判りません。

実際に演技を見ていても、確かに真央ちゃんは1度ミスがありましたし、全体の完成度という点でキム・ヨナ選手の方が優っていたと思いますから、順位については納得感があります。 

現在の採点ルールに則って最大限点数が取れる戦術を取り、それを完璧に遂行したのがキム・ヨナ選手ということなのでしょうが、少し現行の採点基準はおかしい感じはしますね。

特に、GOEという極めて属人的な点数の決め方。

男子女子の上位選手のGOE得点を比較してみても、キム・ヨナ選手の採点が異常値であることが判ります。

GOE女子
1位 キム・ヨナ : 17.40  
2位 浅田真央 : 8.82       
3位 ジョアニー・ロシェット : 4.42
4位 長洲未来 : 8.50        
5位 安藤美姫 : 5.30 
 
GOE男子
1位 ライサチェク
:9.64 
2位 プルシェンコ  :7.68
3位 高橋大輔   :3.20
4位 ランビエル :2.58


そこまで差があったとは思えないんですけどね。

フィギュアスケート女子シングル - 順位と採点表。 

と、採点については自分自身も、大いに疑問を感じますが、結果は結果ということで。

それよりも、表彰式の真央ちゃんの悔しそうな様子、インタビューの内容を聞いていたら、自分自身と戦っていた真央ちゃんに感動してしまったのです。

彼女は、

「キム・ヨナに勝ちたい」
 
という低次元の戦いはしていなかったのですよね。

自分自身が納得できる滑りがで気なかった事が悔しかったのですね。

緒戦、採点ルールで騒ぐのは外野ということであり、彼女は次元の違うところで戦っていたのかもしれません。

キム・ヨナ選手についても同様かと思います。

と、今回のフィギュアスケート、19才に多くのことを学ばされてしまいました。

真央ちゃん、銀メダルもおめでとう。