米作家サリンジャー氏死去
時事通信−2010年1月28日

訃報に触れての正直な感想はというと、


「え?サリンジャーさんってまだ生きていたの?」 

 
 でした。自分辞書の中では、もう過去の文豪というか、歴史の人としてインプットされていました。知ると、極端に社会との接触を嫌い隠居して、ほとんど人前にでなかった方なのですね。
ゆえに、国内のニュースで使われている写真が、どこかしこもコレしかなのですか・・・。

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古き良きアメリカを感じさせる1枚です。

ご冥福をお祈りするとともに、ここ数日のmixi日記や検索キーワードの上位となっている、サリンジャーといえば『この1冊』について。

今一度、『ライ麦畑でつかまえて』を本棚からもう一度手にしてみたわけです。村上春樹による新訳もあるみたいですが、私が持っているのは野崎訳です。
 
ライ麦畑でつかまえてライ麦畑でつかまえて
著者:野崎 孝
販売元:白水社
発売日:1985-09
おすすめ度:4.0
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ここで、この『ライ麦畑でつかまえて』について、何か気の利いた感想でもかければよいところなのですが、

 実は、私、この本、何度もチャレンジしているのですが、一度も通読したことがないのです・・・
 
 購入したのは確か中学生くらいの時だったように思います。

この本を知ったのは、少年犯罪を犯す人が尽く読んでいる本だと、当時の友人に勧められたのがきっかけではあるのですが、購入動機はいたって単純 『 なんとなく、この本読んでるのってカッコいいかも 』極めて中二病的なもの

もともと文学には関心の低かった当時の自分でありましたが、買ったからには読もうと試みること、数知れず。

最初の方で読む意欲が失せてしまうというか、全く面白いと思えなくて読み進めることができないのであります。

  そんな経験を振り返りながら、10年ぶり位に本を開いてみたのですが・・・

駄目でした。

10数ページ読み進めて、昔と同じ感情になってしまい、結局今回も読むのを辞めてしまいました。

すみません。サリンジャーさん、自分には向いていないようです。

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