今から10年以上前、大学3年目の1年間休学し、半年バイトして半年ニュージーランドに遊学しておりました。

お金に余裕が無いから英語の勉強は公立中学校で開講している移民向けの英語教室に通っていたわけです。

日本人は自分のみ。東欧系の人たちが多かった感じ。

そこの英語教師、名前は忘れてしまったのですが、見た目が「志村けん」にそっくり。

その事を以前受講していた日本人に教えてもらったらしく、授業中に時折、

「あい〜ん」

とか、 

「だっふんだ」

とか、

「ダイジョウブだぁ」

などと、授業中、日本人にしか理解出来ないネタを突然言い出すようなおちゃめなオジサン先生だった。(基本、日本人が好きらしい)

そんな先生の普段の服装はジーパンにTシャツ。

それが、ある日、突然、スーツにネクタイでビシッときめてきた。

クラスの皆は不思議で仕方がない。

「今日は何かあるのか?」

と質問するも、「何でも無い」と答えるのみ。不思議に思いながらも授業が進む。

しばらくすると、隣のクラスの先生が突然乱入し

「Happy Birthday!!!」

と叫び、そして出て行った。

なるほど、誕生日だったのですね。

それを聞いて、クラスみんな納得。口々にHappy Birthdayを言ったわけです。

すると、先生は急に真面目な雰囲気になって、

「自分が生まれた日が1年のうちで1番大切にしている」 

という話をし始めた。

この世の中に生をうけた奇跡の日であり、今日まで生きてこれたことを両親、家族、友人に感謝をし、そしてこれからの人生を1番考える1日になる、だから皆も、誕生日は自分自身と向きあう大切な日にして欲しいっていうお話だった。

なんか、妙に心にしみる話で、それ以来、誕生日ごとに当時のあの日が鮮明に思い出され、そして自分自身、1年の最大節目は誕生日としてきている。


仕事の事や学校の事など色々とこの変化の大きな1年でした。ほんと振り返ると色々ありました。

今日、7月31日、

自分の33年間生きてこれたことに、妻に、両親に、兄弟に、友人に、仕事でかかわらせてもらった沢山の人に感謝をし、34年目も健康で常に前向き、幸せな1年を過ごせるよう想う次第です。
 
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