想定外でした。
所在不明の100歳以上の高齢者が次から次に出てくるなんて。
30年以上前に亡くなっているのに未だ国に管理制度上は生きている事になっているなんて。
制度の不備は改めればよいですが、それよりも死んだ親族を死んだ事にしていない、もしくは全く所在不明にし放置している人がいるっていう事には驚かされます。
どういう倫理観なんでしょうか・・・
それはさておき、一部で話題になっている
「もし、100歳以上の人がホントは既に亡くなっていたら日本の平均寿命はどうなるのか?」
という事が自分も気になり、ちょっと調べてみました。
1)まずは現在の日本国内の100歳以上人口について確認。
2009年9月11日の厚生労働省発表資料によると、
http://www.mhlw.go.jp/houdou/2009/09/dl/h0911-3g.pdf
日本国内の100歳以上人口は40,399人。
ちなみに、最高齢男性は京都の木村次郎右衛門さん、112歳。女性は名前非公表で、沖縄の方で114歳。
2)平均寿命について算出方法の確認
こちらも厚生労働省のHPに。
http://www1.mhlw.go.jp/toukei/h11-ablif_8/sanko-1.html
何やら複雑っぽい数式が書かれていますが、
要は、各年齢における死亡率を元にして算出される各年齢における平均余命が生命表としてまとめられ、今の0歳児が何歳まで生きるか?つまり「0歳児の平均余命」が平均寿命となるわけですね。
平成20年の簡易生命表は以下よりDLできます。
http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/life/life08/xls/seimei.xls
3)そんじゃぁ100歳以上の人が実は0人だったらどうなるか?
どうなるのでしょうか?
平均余命は死亡率が変数になっているので、99歳での死亡率を1とすれば100歳以上は0人になります。
それをベースにして平均余命を計算し直せばよいと思うのです。
(自分の理解の範疇では)
詳しくは算出方法を確認いただくとしまして、
平均余命(平均寿命)を算出するには、定常人口総数、定常人口を算出しなおす必要があるわけですが、ここで足踏みしています。
定積分が解けない・・・
死亡率が年齢ごとに違うので、すぐに数式が導けないのですが、まぁこれは恐らく、散布図かいて近似線かいていけば係数がでて、それで何とかあるのではと思ったりするのですが・・・
実は既に亡くなっていましたという事ですが、今回のニュースとなったきっかけである方は30年も前に亡くなっていますので実際は80歳くらいで無くなったわけです。
そんな事を考え出すと、実際100歳以上どころか、90歳以上でもかなりの人数の方が実際所在不明になっていたりするとかも考えられますね。
もしかすると80歳代も。。。
と、キリがないのですが、いずれにせよ生きていると思っていたら、既にお亡くなりなっていたということで、高齢者の死亡率が想定より高いということになるので、 死亡率を変えながら、平均寿命にどの変わってくるのかを調べれば、多分、目的とすることは確認できるはず。
定積分が解けるまで、ドラフトにしておくと、いつまでもエントリーしなそうなので、取り敢えず、解決していないけどエントリーしちゃいます。
どなたか、詳しい方がいたらご教授くださいませ。
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