またしても角界がヤリ玉にあがりメディアは八百長問題一色。
相撲好きとしては、思うところ多々あるのですが、
一言いうなら、
「そんなに大騒ぎすることじゃないでしょ!」
てこと。八百長はね、グレーであるべきなの。
文科省だって、NHKだってみんな知っていた話でしょ?
何を今更、騒ぎ立てるわけ?相撲協会を潰したいなら、潰せばよいでしょう。
公益法人じゃなくてもいいですよ。別組織で相撲は続けてください。
別にどんな団体が主催となっても、私は相撲は観ますから。
それよりメディアはね、もっとね、他に伝えるべきことあるでしょ。
さて、個人的な思いはさておき、
下記ニュースにもあるように、統計学的に大相撲の八百長についてメスをいれたシカゴ大学のスティーブン・レビット(STEVEN D. LEVITT)教授の論文が改めて注目されているようです。
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7勝7敗なら千秋楽の勝率75% 八百長、統計で証明? asahi.com
2011年2月4日14時6分
角界を揺るがす八百長疑惑。日本相撲協会の放駒理事長は2日の会見で「過去には一切なかった」と述べたが、11年間の星取表を調べ上げ、八百長の存在を統計的に示した2002年の学術論文が改めて注目を集めている。
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http://www.asahi.com/sports/update/0204/TKY201102040252.html
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書籍としては「ヤバい経済学」として日本として出ています。
出版された当時読みましたが、とても面白い1冊です。
ヤバい経済学 [増補改訂版]
著者:スティーヴン・D・レヴィット/スティーヴン・J・ダブナー
東洋経済新報社(2007-04-27)
販売元:Amazon.co.jp
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で、改めて注目をあびているのを知り、当時と違うのは、
「原論文を読んでみたい」
と思うようになったこと。
ということで、探してみたらあっさり手に入りました。
原論文は、
"Winning Isn't Everything: Corruption in Sumo Wrestling." American Economic Review, 2002, 92(5), pp. 1594-605.
です。
シカゴ大学内の教授のページからダウンロードできます。
http://pricetheory.uchicago.edu/levitt/index.html
こちらですね。(PDFが開きます)
http://pricetheory.uchicago.edu/levitt/Papers/DugganLevitt2002.pdf
外国の研究者だからこそ出来たテーマという気がします。
日本人研究者が同じテーマで発表したら・・・
四方八方から圧力がかかってですね、色々危険な目にあってしまうかもしれませんね。
勇気ある日本人研究者はいないですかね。
いないだろうなぁ。
こんな本が出るのですね。相撲のことも触れているようです。
勇気ありますね。
裏社会「闇」の構図―ヤクザとカタギの黒い関係 (文庫ぎんが堂)
著者:礒野 正勝
イーストプレス(2011-02)
販売元:Amazon.co.jp
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