えっと、紀要論文を書かなくてはならないのですが... アニメばかり観てますね。

この度、一気観しましたは「恋と選挙とチョコレート」。1クール作品はサクッと観ることが出来て良いですね。(感覚が麻痺していることは自覚しています)

koichoco_anime_detail

これまで数多くの1クール作品を観てきましたが、シリーズ構成の完成度はトップクラスと言って良いかと。非常にバランスがとれた作品でした。

観終わってからwiki先生を参照したのですが、これエロゲ原作なのですね。シリーズ構成の良さの理由が判った気がします。

ラノベ原作などをアニメ化する場合、力量のない監督、演出、シリーズ構成担当が扱うと「詰め込みすぎ」になったり「カットしすぎ」になったり、決められた尺で「物語としてグダグダ」になったりしがちです。一方、ゲーム原作であると、物語として決まった原作が無い分、脚本の自由度があがりますから、尺に合わせた構成から落とし込めるわけです。


本作品も、作品全体としてのテーマ、そして1話ごとのテーマが明確に作られていました。エロゲ(恋愛アドベンチャーゲーム)ゆえに、ゲームとしては様々なルートがあるのでしょうが、アニメ作品にて、そこにフォーカスせず選挙物語に焦点をあてた構成にしたことも成功要因かと。

最近だと、「グリザイアの果実」がそれにあたりますね。(楽園、迷宮は蛇足感がありましたが...)

ということで、「恋と選挙とチョコレート」は、「もっと他の物語(サイドストーリー、後日談等)を観たい!」と思わせるそんな完成度の高い作品であり、久しぶりに大変満足です。

続編を期待したいところですが、現状の深夜アニメビジネスモデルではナカナカ難しいかもしれませんね...。良い作品が正当に評価され、お金が集まり続編が作られるという好ましいビジネスの循環にするにはどうしたら良いのでしょうか...。

ちなみに、私は千里は生理的に受け付けませんでした。断然、東雲皐月派です。

と、いうことで報告は以上です。




 
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