1年目は、1年生向け「マーケティング基礎」、2年生向け「マーケティング」そして、4年生向けの「マーケティング論」と「流通論」。
マーケティング科目3科目ということもあり、コンテンツの流用も容易だったのは準備という点では助かりました。また、似た内容を3回講義できることで、講義スキルを向上させることも出来ました。恵まれた初年度であったかと思います。
そんな、4科目の試験ですが、どんな設問であったか、一部公開しておきたいと思います。
マーケティング科目:
設問1: あなたが好きな「ブランド」を1つ取り上げ、そのブランドを好きな理由を他のブランドと比較して説明しなさい。
→ サービス問題ですね。何故そのブランドが好きなのか理由がちゃんと書かれていればOKです。ただし、ちゃんと比較するブランドがあげられていて、その比較が適切であるかは採点のポイントにしています。
設問2: 「コモディティ化」とはどのような状態のことを言いますか?その状態の説明を具体的な商品分野を例にあげて説明しなさい。
→ ブランドの講義のなかで、コモディティ化について解説しましたので、その設問。ちゃんと勉強していたかが問われる設問です。
設問3: サービスの4つの特性について説明しなさい。
→ これも講義の内容をちゃんと聴いていたかの設問ですね。4つのキーワードがあがっていれば半分マル。それぞれ説明も正しければ、完答ですね。
設問4: 関東学園大学の食堂をより多くの学生に利用してもらうためには、どのようなマーケティング的な取り組みが必要だと思いますか。講義内容活かし、あなたの考えを述べなさい。
→ メインの論述問題です。ちゃんと講義を聴いて自分のアタマで考えられている人と、そうでない人の差がはっきり出ましたね。
流通論:
設問1: 全国の商店街が衰退した原因(要因・理由)を述べなさい。
→ 講義で触れた内容でも、独自の原因でも構わない設問です。
設問2: 設問1の回答にもとづき、商店街を活性化させるためには、どうしたらよいですか。あなたの考えを述べなさい。
→ 設問1であげた理由を解決することをになるか、そして論理的な回答がされているかがポイントです。
設問3: 競争が激化するインターネットショッピングの世界について、5年先はどのような状況になっていると予想されますか。あなたの考えを述べなさい。
→ 講義でeコマースについて複数回テーマにしたので、そのことを踏まえた設問です。正しい答えの無い設問なので、自身の考えがちゃんと書かれていればOKですね。
と、こんな感じの設問でした。
論述問題は、学生の力がよく確認できて良いのですが、採点で教員の首を締めますね...。来年度はどうしようかな。
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