CDが売れなくても、ライブイベント、コンサート市場は年々拡大しています。テレビでプロ野球中継が無くなっても、球場に足を運ぶ人は減りません。

昔のようにビジネスは出来なくても、コンテンツの魅力が無くなったわけではないですからね。ライブ・イベントが活況なのは、環境の変化に伴う新しいビジネスの形ということです。

となれば、チケットが高額転売され、本当に手に入れたい人たちにコンテンツを届けることが出来ないということは、看過できない問題であることは、理解できます。

そんなことで、本日業界が足並みそろえてメッセージを発信してきましたね。

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チケット高額転売、業界団体がノー 嵐やサザンら賛同:朝日新聞デジタルhttp://www.asahi.com/articles/ASJ8Q7T32J8QUTFL00R.html

嵐、サザン、小田和正が「チケット高額転売はNO」 ネット上では「販売方法を見直して」の声も http://www.huffingtonpost.jp/2016/08/22/tenbai-no_n_11657758.html 


色々な論点で語れる問題ではあるのですが、「高額転売が音楽の未来を奪う」のでしょうか?

甚だ疑問に感じます。放置しておくと、市場が縮小するリスクがあるってことで言えば、アーティストたちが困ることになる、それは未来を奪うということですよね。音楽の未来ではなく、音楽業界で働く人達の未来を奪うということが正しい気がします。

どうしてこの問題が起きるか、マーケティングの4Pの視点で考えてみると、「売り方」の問題に帰結するように思います。転売しやすい売り方であるからいかんのです。

転売目的で全力で買いにくる勢力を排除する仕組みを作らなければいけませんが、この線引きは難しいところですよね。いっその事、転売されたチケットでは入場できなくしたら良いですかね?それが過ぎても困りますよね。手に入れたけど、どうしても行けなくなった悪意のない人達がいますので。

ならば、まずは買ったけど行けなくなった人のチケットを発売元が買い戻せば良いのではないですか?でも、しませんよね?そんなコストになること。利益が減ります。

個人とチケットを完全に紐付けて、オフィシャル以外で転売で購入したチケットで入れなくするのが、現状の近道でしょうね。

反対するなら、ビジネスとして回る仕組みを考えればいいだけ。(いろいろな取り組みがなされていることは充分知っています。それが業界として本気を感じないという意味です)

困っているけど、実害は無いから、本気ではない、でも放置もできないから一応それらしい態度をとっておく。全面広告からは、そんな匂いがするのです。

価値が出るものを仕入れて高く買ってくれる人に売る、商売の基本っちゃ基本ですよね。

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