「どんな講義してるの?」と聞かれることが多いので、2年生向けのマーケティング科目で農業ビジネスをテーマに取り上げ講義をしたので、どんな流れ、内容であったか紹介してみたいと思います。
自身のマーケティングの講義は目標を「マーケティングを学ぶ楽しさを知ること」「マーケティング思考を身につけること」としています。STPと4Pを徹底的に勉強したら、あとは今日的なテーマを極力とりあげ、「身近な話題からマーケティング思考」を身につけることに主眼を置いています。(置いているつもりです)
で、先日の農業ビジネス回の講義は、こんなスライドから始めました。
そうです、農業アイドルのTOKIOさんの写真です。勝手にネットから拝借しております。教育の現場では、著作権法の特例で特別な許諾は必要ないのです。(http://www.jcea.info/Q&A_2.html)
※こうして、ブログに掲載することは、限りなく黒に近いグレーではないかと思いますが...
伝えたいことを最初にハッキリさせること。これは講義で留意しているポイントです。話から勝手に学べと、目標とゴールを丸投げはよくありません。極端なほどにハッキリさせた方が良いと思っています。
続いてこんなスライドです。
そう、農業といえば「のうりん」です(笑)。わかってくれる学生(ごく少数)が笑ってくれればそれで満足です。(それ以外の学生は、またアニメネタぶっこんできたよと冷ややかですが負けません(笑))
こちらが一方的に「農業ビジネスは面白い」と言っても、効果的な講義ができないので、学生たちに農業に対するイメージを強制的に答えさせます。
発言を求めても、なかなか積極的に発言をする学生はいませんが、意外と強制するとちゃんと答えてくれるものなんです。
すると、「大変そう」「儲からなそう」「休みがない」といった、期待通りの回答がそろってきます。
そのうえで全体に質問します。
「卒業後、農業を仕事にしたいと思う人?」
と。当然、いません。(稼業が農業であり、将来的に継ぐことになる学生がごく僅かにはいます)
そして次のスライドで、農業従事者の現状を伝えます。
農業人口(正確には農業就業人口)が年々減少し、高齢率も上昇している現実を知らせます。
理由はもう聞かなくても学生は理解します。そう、若い人たちが農業に就かないからです。
そして、改めて「何故、若い人が農業に就かないのか?」を質問します。そして、このスライドです。
そうです。理由はこれです。儲からないから。実際に農家に生まれた子どもも、親の苦労をみてあとを継がない、親も無理して継がせないというのが実情。
確かに現状は十分な利益を得られず苦労している農家が多いけれど、それは環境の変化に対応できていないから。若い人たちもそんな多くの農家をみて、「儲からないと思っている」から農業の従事しないのですよね。
と、こんな話をしてから、農業を取り巻く環境を学び、可能性があることを具体例を勉強する内容です。今回の講義では、以下の6つの視点から勉強しました。
・TPP
・農協システム
・株式会社による農業
・6次化
・海外市場
ここからは、自身が講義する形式ではなく、テレビ東京のワールドビジネスサテライト、ガイアの夜明け、カンブリア宮殿といった番組から、それを知るために最適な番組内容を抜粋しながら、講義内で視聴し、それに補足説明をしていく形式です。
例えば、株式会社による農業については、2015年放映のガイアの夜明けで紹介された、山梨県にある農業法人、株式会社サラダボウル(http://www.salad-bowl.jp/)の事例を勉強しました。
金融業界から転じた社長が新しい農業を志し、経営管理の考え方を農業にも活用し大学卒業し新卒入社の社員でも農業が出来る仕組みづくりをしているという会社です。
就職先の選択肢として農業法人もあるよ!ってことを知ってもらうには非常に良い番組内容でした。
※放送内容はこちら→ http://www.tv-tokyo.co.jp/gaia/backnumber3/preview_20151103.html
ついでに、イオングループのイオンアグリ創造株式会社の事例なんかも紹介。大手がこぞって農業ビジネスに参入していることを知ってもらいたくて。
そして、6次化と海外市場については、群馬県昭和村にある農業生産法人グリーンリーフ株式会社を事例にしました。こちらも、少し古いのですが2012年放送のガイアの夜明けの放送を視聴。
TPPのこと、6次化のことも触れられていて、その上で、蒟蒻を海外に輸出しようと奮闘するという内容です。
日本の農産物が海外に可能性があることをまずは知ってもらうには、最良の内容でした。(狙って探したのですが) 群馬県の事例でもあり身近感もありました。
こうした機会で知らなければ、まさか昭和村の蒟蒻農家がグローバルにビジネスをしているなんて思いもしないですよね。
と、こんな感じの講義でした。
農業でも、十分にマーケティングで習得した知識を活かせるよね!将来の選択肢として農業分野も入れておきなよ!ってな具合の締めで、農業ビジネス回を終えました。
と、こんな感じで、今後も各講義のダイジェストをブログネタにしようと思っていたのですが、意外と手間がかかるな…。
自身のマーケティングの講義は目標を「マーケティングを学ぶ楽しさを知ること」「マーケティング思考を身につけること」としています。STPと4Pを徹底的に勉強したら、あとは今日的なテーマを極力とりあげ、「身近な話題からマーケティング思考」を身につけることに主眼を置いています。(置いているつもりです)
で、先日の農業ビジネス回の講義は、こんなスライドから始めました。
そうです、農業アイドルのTOKIOさんの写真です。勝手にネットから拝借しております。教育の現場では、著作権法の特例で特別な許諾は必要ないのです。(http://www.jcea.info/Q&A_2.html)
※こうして、ブログに掲載することは、限りなく黒に近いグレーではないかと思いますが...
伝えたいことを最初にハッキリさせること。これは講義で留意しているポイントです。話から勝手に学べと、目標とゴールを丸投げはよくありません。極端なほどにハッキリさせた方が良いと思っています。
続いてこんなスライドです。
そう、農業といえば「のうりん」です(笑)。わかってくれる学生(ごく少数)が笑ってくれればそれで満足です。(それ以外の学生は、またアニメネタぶっこんできたよと冷ややかですが負けません(笑))
こちらが一方的に「農業ビジネスは面白い」と言っても、効果的な講義ができないので、学生たちに農業に対するイメージを強制的に答えさせます。
発言を求めても、なかなか積極的に発言をする学生はいませんが、意外と強制するとちゃんと答えてくれるものなんです。
すると、「大変そう」「儲からなそう」「休みがない」といった、期待通りの回答がそろってきます。
そのうえで全体に質問します。
「卒業後、農業を仕事にしたいと思う人?」
と。当然、いません。(稼業が農業であり、将来的に継ぐことになる学生がごく僅かにはいます)
そして次のスライドで、農業従事者の現状を伝えます。
農業人口(正確には農業就業人口)が年々減少し、高齢率も上昇している現実を知らせます。
理由はもう聞かなくても学生は理解します。そう、若い人たちが農業に就かないからです。
そして、改めて「何故、若い人が農業に就かないのか?」を質問します。そして、このスライドです。
そうです。理由はこれです。儲からないから。実際に農家に生まれた子どもも、親の苦労をみてあとを継がない、親も無理して継がせないというのが実情。
確かに現状は十分な利益を得られず苦労している農家が多いけれど、それは環境の変化に対応できていないから。若い人たちもそんな多くの農家をみて、「儲からないと思っている」から農業の従事しないのですよね。
と、こんな話をしてから、農業を取り巻く環境を学び、可能性があることを具体例を勉強する内容です。今回の講義では、以下の6つの視点から勉強しました。
・TPP
・農協システム
・株式会社による農業
・6次化
・海外市場
ここからは、自身が講義する形式ではなく、テレビ東京のワールドビジネスサテライト、ガイアの夜明け、カンブリア宮殿といった番組から、それを知るために最適な番組内容を抜粋しながら、講義内で視聴し、それに補足説明をしていく形式です。
例えば、株式会社による農業については、2015年放映のガイアの夜明けで紹介された、山梨県にある農業法人、株式会社サラダボウル(http://www.salad-bowl.jp/)の事例を勉強しました。
金融業界から転じた社長が新しい農業を志し、経営管理の考え方を農業にも活用し大学卒業し新卒入社の社員でも農業が出来る仕組みづくりをしているという会社です。
就職先の選択肢として農業法人もあるよ!ってことを知ってもらうには非常に良い番組内容でした。
※放送内容はこちら→ http://www.tv-tokyo.co.jp/gaia/backnumber3/preview_20151103.html
ついでに、イオングループのイオンアグリ創造株式会社の事例なんかも紹介。大手がこぞって農業ビジネスに参入していることを知ってもらいたくて。
そして、6次化と海外市場については、群馬県昭和村にある農業生産法人グリーンリーフ株式会社を事例にしました。こちらも、少し古いのですが2012年放送のガイアの夜明けの放送を視聴。
TPPのこと、6次化のことも触れられていて、その上で、蒟蒻を海外に輸出しようと奮闘するという内容です。
日本の農産物が海外に可能性があることをまずは知ってもらうには、最良の内容でした。(狙って探したのですが) 群馬県の事例でもあり身近感もありました。
こうした機会で知らなければ、まさか昭和村の蒟蒻農家がグローバルにビジネスをしているなんて思いもしないですよね。
と、こんな感じの講義でした。
農業でも、十分にマーケティングで習得した知識を活かせるよね!将来の選択肢として農業分野も入れておきなよ!ってな具合の締めで、農業ビジネス回を終えました。
と、こんな感じで、今後も各講義のダイジェストをブログネタにしようと思っていたのですが、意外と手間がかかるな…。
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